みなさんこんにちは、セネきちです!
今回のテーマは鳥を飼っている方や今からお迎えを考えている方にぜひ読んでいただきたい記事です。
それは、鳥を飼っていても意外と持っていない方が多いアイテム、「キャリーケース」についてのお話です。
えっ?キャリー?鳥を旅行になんて連れて行かないよ~?
そうですね、鳥を飼うのにキャリーが要ります、と言われると、「旅行には行かないから要らない」という意見を聞くことがあります。
でも実は鳥飼いさんの必須アイテムなんです。
今回は、そんなキャリーについてまとめてみました。
キャリーは持っていないなぁー。なんで要るの??
どういう時に使うの??
色々あるけどどれがいいの⁇
そんな疑問を解決します!
キャリーケースが必須アイテムなワケ
まずは、キャリーケースがなぜ必須アイテムなのか?を説明させていただきますね。
一見毎日の飼育には使わないようにみえるキャリーケースにはこのような役割があります。
鳥は寿命が長いので、飼育していれば一度はこのようなことを体験するはずです。
・災害時に使う。
地震や台風などで避難する際には大きなケージごと移動するわけにはいきません。
キャリーケースがあれば手早く鳥を中に入れて一緒に避難ができます。
・病院に行く時に使う。
病院に行く時もケージごとの移動はできません。
キャリーケースがあればスムーズに連れて行くことができます。
・一時隔離場所として使う。
複数で飼育していたのに急に喧嘩を始めた!とか、1羽体調が悪い!といった時はそのコだけ早急に別のケージに入れなければなりません。
また、日々の掃除の時などにちょっと入っていてほしい時にも役に立ちます。
・帰省の時に使う
ちょっと大きめのキャリーなら、帰省する時や旅行の時、どうしても置いていけない時の仮のおうちになります。
・・・このように、キャリーケースがあれば助かる場面が多いんです!
なるほどー。こうしてみると、キャリーケースが無いと困ることって旅行の時以外にも色々あるんだね!
キャリーケースの必要性が分かったところで、どんなものがあるのか見ていきましょう。
鳥のサイズ別にオススメのキャリーケースを紹介いたします!
小型の鳥におススメのキャリーケース
セキセイインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、文鳥、マメルリハ等の小型のインコ、フィンチの仲間なら、小鳥用やハムスター用のキャリーケースを使います。
こちらのケースは全面が網ではなく、クリアパネルの部分もあるので、中がよく見えて、羽の引っかかりや隙間風も防ぐことができます。
Sサイズは文鳥やマメルリハなどの体も尾も短い鳥向け、Mサイズはセキセイインコやコザクラインコ、ボタンインコなど小型のインコに加え、アキクサインコやサザナミインコなどにも使えます。
底が深いので床材を敷けばヒナや足が弱っている鳥でも運ぶことができます。
中型の鳥におススメのキャリーケース
ウロコインコ、オカメインコなどの中型インコに使うキャリーケースは、金網部分や入り口がしっかりしたものを選びましょう。
大きさも尾がひっかからないくらいのサイズは必要です。
こちらのキャリーは専用のおやすみカバーがあるのが魅力です。
餌入れや水入れも設置でき、背面が大きく開くのでストレスなく鳥を出してやることができます。
シロハラインコ、コガネメキシコインコなどやや大きめの中型インコはウサギ用かインコ用の大きめのサイズのものを使いましょう。
ただし、布製のものはかじっていたずらをするコが内側をボロボロにしてしまったりするので、全面金網かアクリル板で覆われたものがおススメです。
大型の鳥におススメのキャリーケース
ヨウム、オオハナインコ、モモイロインコなどの大型鳥には、かなり丈夫で大きなものが必要です。
止まり木がしっかり固定できると理想です。
もし近場で多に入らなければ、通販を利用するか、もしくは犬用のハードキャリーを選びましょう。
犬用のハードキャリーは止まり木を付けることはできませんが、手に入れやすく、種類が豊富で鳥を出しやすいというメリットがあります。
こんなキャリーケースはいかが?
キャリーケースのおススメの品を紹介させていただきましたが、サイズ以外にも選べる基準がありますよ。
少し値段が高めで、専門店や通販での購入にはなりますが、ちょっと使ってみたくなりますね!
片付ける時場所をとらないキャリーケース
キャリーケースは常に使うものではないので、かさばってしまうものです。
片づける時にもスペースをとらないものがいいな・・・という場合はこれらのキャリーケースを選んでみてはどうでしょうか?
布製のものや、たためるものは片づける時、持ち運ぶ時に最適ですよ!
ただし、これらのキャリーケース、かじるのが好きな鳥やクチバシの力が強い鳥にはあまり向きません。
選ぶ時には飼育しているコの性格面も考慮しましょう。
とにかく丈夫なキャリーケース
先ほどのたためるタイプとは真逆のメリットをもつケージです。
ちょっと重めでがっちりしているけど、とにかく丈夫です。
かじるのが好きな鳥や大型の鳥におススメです。
キャリーケースには珍しいステンレスもあります。
さびにくくて長く使うことができますよ♪
小旅行や帰省にも使えるキャリーケース
病院に行く時やちょっと入っててもらうぶんには簡単なキャリーケースで十分なのですが、もし飼い主さんが年に何度か帰省、などで数日家を空け、ペットホテルに預けず連れて行く機会がある場合は、中で過ごせるようなケージを選んでおくのも手です。
中に餌や水を入れることができ、普通のケージと同じような使い方ができれば、狭いながらも中で過ごすことができます。
災害で避難する時にも安心ですね。
キャリーケースを使う時の注意点
さて、ここまで色々とキャリーケースを紹介させていただきましたが、気にいるものはみつかりましたか?
次は、キャリーケースを使う時の注意点を少しお話させていただきますね。
キャリーケースは普段とは違う鳥の居場所です。
飼い主さんも鳥も慣れていないので意外な事故に繋がることもあるのです。
これからキャリーケースを使う方はぜひ知っておいてほしいです。
注意点①不具合が無いか事前に確認しておきましょう。
キャリーケースを買って、いざ使おうと思ったら不良品だった・・・そういうこともあります。
キャリーケースは鳥を外に出すための手段。部品のひとつでも壊れていて、キャリーケースが外れてしまって逃がしてしまった・・・では大変です。
必ず購入した時点できちんと使えるかどうかを確認しておきましょう。
注意点②鳥をキャリーケースに慣らしておきましょう。
鳥は基本的に見たことのないものを怖がります。
キャリーケースは中に入らなければならないものなので、なおさら怖がります。
なので、普段キャリーケースを使わない時こそ、慣らす練習をしておきましょう。
まずは部屋に置いておいて、存在を確認させる、それで怖がらなければ、キャリーケースの入り口を開けてみる、中に入ったらおやつを与えてみる、こうしたステップをふんでいくことで、キャリーケースは怖くない、安全なものだと学びます。
慣らしていない状態だと、体調不良で病院に連れて行こうと思ったのにキャリーケースを怖がって暴れてしまい、余計に悪化した、なんてこともあるのです。
いざとなった時にスムーズに使えるようにしておく、これは鳥にとっても飼い主さんにとっても大事なことですね。
注意点③季節に応じて温度調節をしてあげましょう。
鳥を外に出す時は温度調節を忘れずに!
真夏・・・車内のエアコンによる冷気で冷えすぎてしまうことがあるので要注意!
真冬・・・寒さ対策を必ずすること。ホッカイロをケースに入れて中に置き、ケージカバーなどで隙間風を防いであげましょう。
健康診断など、緊急の用事ではない場合は、真冬や真夏は避けて予定をたててあげるのもよいでしょう。
注意点④キャリーケースの持ち方に注意しましょう。
一番気を付けなければいけないのがこれかもしれません。
キャリーケースの中には、持ち手が付いているにも関わらず、移動の時は持ってあるかないでください、という注意書きがあるものがあります。
小型インコ用やハムスター用の小さめのキャリーケースに多いのですが、あまり頑丈につくられていなかったり、ちゃんとしたキャリーケースを選んでしっかり持っていても、落としたりぶつかったりした衝撃で外れてしまうこともあるのです。
万が一のことを考えて、持ち運ぶ時は極力底の部分を持って抱えるようにして持ち運ぶことをおススメします。
扉が大きく開くものは、ナスカンやカギで入り口が開かないようにするのも大切ですね。
さて、注意点はこれくらいです。
最後は、緊急でキャリーケースが必要になった時の対処方法を紹介しておきますね。
キャリーケースが無い時に限って困ったことが起きるものです。
既にキャリーケースを持っている方も参考までに見ていってくださいね。
最後に・・・キャリーケースが無い時の対処法
キャリーケースが家に無いのに困ったことになった!という話をたまに聞きます。
急な体調不良で動物病院に連れて行きたい、飼い主さん自身の都合で緊急で移動させなくてはならなくなった、などなど・・・
そんな時、慌ててケージごと移動するのはできるだけ避けたいものです。
鳥を移動させる時は狭いケースが一番安全だからです。
詳しくはこちらを参考にしてくださいね。
それではキャリーケースが無い場合の対処法を紹介いたします。
※あくまでも緊急時の対処法なので、自己責任で行うようにしてください。
キャリーケースが無い!・・・対処法①虫かご(プラケース)
ヒナを飼っている方なら家にあるかもしれませんが、昆虫飼育用のプラケースというのは実は結構優秀なキャリーケースの代わりになるんです。
暴れても羽が引っかからない、保温性も高い、値段も安い!
もしキャリーケースがなくても、飼育している鳥の全身が入るくらいのプラケースがあれば、それにキッチンペーパーを敷いて代用が可能です。
ただし、フタが取れやすいので、持ち歩く時は必ず底を持つようにしましょう。
キャリーケースが無い!・・・対処法②空き箱を利用
これは短時間の移動にしか使えない方法なのですが、家にある箱を代用するという方法です。大きめのお菓子の箱や段ボール箱など、1つくらいは家にあるのではないでしょうか。
家にある箱を利用する際には、いくつか注意点があるので、それらをチェックしてから使うようにしましょう。
・洗剤や薬品など臭いの強いものが入っていた箱は避ける。
・箱の底にはガムテープを貼るなどして、持ち運んでいる時に箱がばらけないようにする。
・空気穴を開けて窒息するのを防ぐ。
・下にはキッチンペーパーなどを敷く。
・万が一の時のために予備の箱も用意しておく。
鳥が逃げやすい状態なので、持ち運ぶ時は細心の注意を払い、いきなりふたを開けないようにすることも大切ですね。
キャリーケースが無い!・・・対処法③ケージごと移動
動物病院に連れていく、とかではなく、急な帰省で来るまで連れて帰る、人に預けなければならない場合は、キャリーケース無しの方法では心もとないので、ケージごと持って行きましょう。
あくまでも運べるサイズのケージであることが条件ですが、以下の注意点を確認すれば、比較的安全に移動ができます。
・移動の前に餌入れ、水入れは外し、止まり木は一番下にのみつけておく。
・ケージの周りの風景が見えないように布などで隠しておく。
・移動時間が長い場合は定期的に休憩をとり、その時に水や餌を与える。
・びっくりして飛んでしまうことを防ぐため、手乗りでも目的地に着くまではケージの外に極力出さないようにする。
急な移動は鳥にとってストレスになるので、時々声をかけてあげるなどして落ち着かせてあげましょう。
対処法は以上です。
プラケースを使う対処以外はあまりおススメできる方法ではありませんので、なるべくキャリーケースを持っておきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はキャリーケースについてのお話でした。
選び方の基準としては・・・
・まずは飼育している鳥のサイズで選ぶ!
もし他にも候補があれば・・・
・丈夫さ、省スペース、オシャレさなどで選ぶ ということです!
まだ持っていない方の参考になれば幸いです
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