こんにちは、セネきちです。
今日は大型インコやオウムをお迎えしたい!という方にぜひ読んでいただきたい、「お金の話」をしますね!
鳥を飼育するのにはお金がかかるものですが、大型インコ、オウムはサイズが大きいですし、寿命も長いです。
飼育の前には入念な下調べが必要になりますが、今回は、そんな中でも「お金」に関する話になります。
生体の値段、飼育用品の値段、ランニングコスト、その他の費用に分けて解説していきますね。
大型インコやオウム自体の値段はいくら?
まずはなにはともかく生体費用です。
大型インコやオウムの値段はどれくらいなのかを見てみましょう。
※大型インコ、オウムは店舗によって、また性別や月齢、検査費用の有無により、数万~数十万の価格の差があります。
ここで出している金額はあくまでもおおまかな値段ですのでご了承くださいね。
↓オオハナインコ 20万~
オスは緑、メスは赤です。
メスのほうが値段が高めです。
↓ボウシインコの仲間 35万~
アオボウシインコ、キホオボウシインコなど。
↓ヨウム 50万~
2017年からワシントン条約(CITES)附属書I類に格上げされたため、価格が跳ね上がりました。
それ以前の価格は20万前後でした。
↓ベニコンゴウ 80万~
憧れの大型鳥。
とても声が大きいのでお迎えする時は要注意。
↓ルリコンゴウインコ 55万~
ベニコンゴウインコより一回り小さい大型インコです。
↓モモイロインコ 60万~
珍しいピンクの鳥。人気があります。
↓クルマサカオウム 160万~
値段はめちゃくちゃ高いですが、非常に美しく、また甘えん坊の可愛い鳥です。
↓タイハクオウム 70万~
とても甘えん坊の鳥です。人気があります。
とりあえず、よく見かける種類を挙げてみました。
この他にもペットにできる大型鳥はいくつかいますが、だいたい50万円前後です。
病気や性別の検査が済んでいると、料金が高くなります。
また、生き物の値段は時代の流れに左右されます。
ヨウムのように、ワシントン条約で取引規制の対象になれば、値段が倍以上になることもありますよ。
ただし。
そんな中でも、理想は一括払いできるくらいの財力があることです。
もしあなたが大型インコ、オウムをお迎えしたいとして、分割で何か月も払い続けなくてはならないようなら…
厳しいことを言わせていただきますが、やめておいたほうがいいかもしれません。
飼育費用の値段はいくら?
大型インコ、オウムの生体費用がなんとなくつかめたところで、続いて超重要な飼育用品のお金の話です。
飼育に必要なものと、だいたいの金額をみていきましょう。
飼育に必要①ケージ(餌入れ、水入れ、止まり木)
価格:3万円~8万円くらい
※餌入れ、水入れ、止まり木含む
ケージはサイズが大きくなればなるほど金額が高くなり、ステンレス製だと更に価格は倍くらいになります。
なにはともかく、まずはケージが必要です。
部屋で放し飼いにしたい!という方も、夜寝かせる場所として、ケージはひとつ用意しておくようにしましょう。
ケージは鳥が中で羽を広げても当たらないくらいのものがいいですが、日中部屋の中で過ごすことが多いならもう少し小型でも構いません。
基本はできるだけ大きなものを用意して、餌入れ、水入れ、止まり木が付属でついていなければ、それらも用意しましょう。
付属で付いていても、洗い替え用にもう1セット用意しておくと良いでしょう。
飼育に必要②餌
価格:3,000~4,000円くらい
※ペレット、シード、フルーツ、野菜など
餌も重要なアイテムですね。
餌は基本ペレットと呼ばれる完全栄養食をメインにするのがおススメです。
その他、食べる楽しみとしてシード類(ナッツ類など)や野菜、フルーツをカットしたものを与えます。
ペレットをあまり食べないコには、サプリメントを使って栄養を補填してあげましょう
飼育に必要③おもちゃ
価格:1,500~5,000くらい
大型鳥は賢く器用なので、おもちゃで上手に遊びますし、退屈させるとストレスにもなってしまうので、必ず用意したいアイテムです。
大型鳥用のおもちゃはどれも丈夫で大きいため、値段が結構高いのですが、消耗品なので時々新調しましょう。
ロープでできたものや木でできたもの、いろんな材質のおもちゃがあると面白いですよ!
飼育に必要④保温器具
価格:1万円~3万円くらい
※保温球を使う場合はサーモスタットも含む
鳥は寒さに弱いです。
大型鳥は体こそ大きいものの、保温はしっかり必要です。
ケージに取り付ける保温球もありますが、場所をとる、コードをかじることがある、爪を引っ掛けることがある、等リスクがあるわりに温まる範囲が狭いため、大型鳥を飼育している方は、ケージの外から温めるヒーターか、部屋ごとエアコンで室温調整している方が多いです。
エアコンが一番安全なんですよね。電気代はかかるけど・・・
飼育に必要⑤キャリーケース
価格:5,000円~3万円くらい
病院に行く時、緊急避難用などに必ず用意しておきたいのがキャリーケースです。
大型鳥はかじる力が強いので、鳥用なら金属製を、それ以外なら小型犬用のキャリーがおススメです。
意外と知られていないですが、大型鳥には犬用キャリーが使いやすいです。安くて丈夫で洗いやすくデザインも豊富ですよ。
飼育に必要 その他
大型鳥をお迎えする時に必ず必要なものはケージや餌など、ここまでで紹介させていただいたものですが、他にも揃えたいものは色々あります。
お迎えしたその時は要らないように思ってても、育てていく上で必要になっていくので、これらのお金のことも考えておきましょう。
・爪切り 600円~
・おやすみカバー 3,500円~
・待ってて台 15,000円~
・おやつ 500円~
・温湿度計 600円~
などなど…
また、番外編として。
大型鳥は脂粉と呼ばれる、細かい粉が空中にたくさん舞うため、空気清浄機が(ほぼ)必須アイテムとなります。
空気清浄機は、本当にフィルター掃除を頻繁にすることになりますし、本体も壊れやすいです。
高価、高性能なものもいいのですが、個人的には安い空気清浄機を使い倒すのがおススメです。
フィルター掃除してもだいたい壊れるので、安ければ迷わず買い替えできますね!
健康に飼い続けるために必要な費用も・・・
さて、大型鳥を飼うには、鳥自体の代金と、飼育費用があればお迎えができますが、健康に飼育を続けるなら、ランニングコストというものが発生しますね。
飼育環境にもよりますが、こういった資金も考慮しておく必要がありますよ。
・餌代(ペレット、シード、野菜、果物、おやつ)
・掃除費用(空気清浄機フィルター、クイックルワイパーなど)
・電気代
・動物病院の費用
この中で、しっかりした準備が要るのが動物病院の費用です。
できれば、定期的に健康診断に通い、病気を見つけやすくしてほしいです。
ちなみに、動物病院の費用は全額自費です。
病気やケガをした際はものすごい費用がかかります。
鳥用の貯金が不安な方は、ご自身でペット保険に入りましょう。
まとめ
今回は大型インコ、オウムの飼育に必要なお金の話でした。
ペットは初期費用だけ頑張って支払っても、その後がきつくなってくるのはよくある話なのですが、大型鳥は特にその傾向が強いです。
ランニングコストが高い上に、寿命も長いので、ペットの中では最もお金がかかるといっても過言ではありません。
愛があってもお金がないとダメなのです。お迎えは慎重に!
お迎えができた方も、「鳥貯金」しっかりやっておくようにしましょうね!
以上です、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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