正しい“うさんぽ”やり方と注意点

うさぎの散歩、うさんぽ ウサギ

こんにちは、セネきちです。

今回はウサギのお散歩についての内容です。

以前、ウサギの散歩、通称“うさんぽ”は賛否両論が分かれるというもので、基本デメリットのほうが多いという話をしました。

セネきち
セネきち

まだこの記事↑を読んでいない方は、先に読んでから今回の記事を読んでいただくと良いと思います。

しかし、ウサギ好きの皆さんの中には、賛否両論を知り、デメリットを理解した上で“うさんぽ”にチャレンジしたい!という人もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな、ウサギ好きでかつ、慎重派の飼い主さんのための内容になっていますよ!

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“うさんぽ”の前に知っておいてほしいこと

よし、“うさんぽ”チャレンジしよう!と思われた方に。

まず初めに知っておいてほしいことがあります。

セネきち
セネきち

どれも大切なことなので必ず読んでくださいね。

“うさんぽ”できるウサギ、できないウサギがいます

たたずむウサギ
acworksさんによる写真ACからの写真

“うさんぽ”というのは、どのウサギでもできるわけではありません。

子ウサギ老ウサギはまず体力やストレスに対する適応が難しいため、“うさんぽ”はおススメできません。

子ウサギなら生後半年以上経ってから、老ウサギは“うさんぽ”経験がなければやめておきましょう。

また、性格の面で以下のようなコはおススメできません。

・警戒心が強く、知らない人が来ると固まったり怒ったりするタイプのコ
・パニックを起こしやすいコ
・下痢をしやすいコ
・布などをかじって飲み込んでしまう、異物食いの傾向が特に強いコ
・だっこが大嫌いなコ

セネきち
セネきち

もしやるならば、“うさんぽ”に慣らすための一つ一つのステップを、かなり時間をかけて行うようにしてください。

このようなコはいきなり“うさんぽ”させてしまうと強いストレスを感じ、命に関わります。

“うさんぽ”できる時期とできない時期があります

“うさんぽ”には適した時期というものがあります。

冬、夏はもちろん避けなくてはなりませんし、雨が降った後もやめておくべきでしょう。

おススメは3~5月、9~11月頃の風の強く無い日です。

セネきち
セネきち

お住いの地域によって気温は変わりますので、目安は「飼い主さんが、室内でエアコンなどの空調管理をせずに快適に過ごせる時期」としてください。

“うさんぽ”の認知度はとても低いです。

最後にこれが重要です!

ウサギというのは誰でも知っている動物ですが、まだまだメジャーなペットではありません。

まして“うさんぽ”をしている人はごくわずか。

セネきち
セネきち

私の家の近くには大きくて自然豊かな公園がありますが、ウサギを散歩させている人は一度も見たことはありません・・・

“うさんぽ”をする時、周りを通る人に、珍しいものを見るような目で見られたり、人が集まってしまったりすることも覚悟しておきましょう。

そして、もしウサギについて話すことがあれば、“うさんぽ”は決してメジャーなものではなく、行うことが難しいものなのだ、ということをさりげなくアピールしていただければと思います。

ウサギは一緒に散歩ができる!と思って安易に飼おうとする人を生まないためです。

“うさんぽ”デビューへの道のり

さて、早く“うさんぽ”を楽しみたい人には長々と説明してしまいましたが、もうちょっと待ちましょう!

いきなりウサギにハーネスを付け、散歩に出てはいけません。

セネきち
セネきち

“うさんぽ”デビューをウサギにとっても飼い主さんにとっても楽しいものにするために、しっかり鳴らしてから行うようにしましょう。

①ハーネスを付けられるようになりましょう

ハーネスを付けたウサギ
アシュガ-さんによる写真ACからの写真

まずは重要なハーネス、リードを付ける練習です!

ハーネスは価格の安いヒモのタイプよりも、ベストタイプになっているものが付けやすいのでおススメです。

サイズがあるものに関しては、ネザーランドドワーフならS、それ以外のウサギはМサイズ以上のものを使いましょう。
商品を購入したら、ベストの存在に慣れさせるために、しばらくウサギから見えるところに置いておくとよいでしょう。


そして、ウサギはもともと体を固定されることを嫌います。

最初から簡単に付けられるコはほとんどいません。

びっくりさせないためにも、まずは体を触るところから練習しましょう。

できれば抱っこもできたほうが安心です。
撫でながらやさしく声をかけ、おやつを使って膝の上に誘導したり、ブラッシングをしてみたり・・・

体に触ることができるようになったら、ベストを着せるのも難しくありません。
もしどうしても付けにくい場合は、背中で取り付けるタイプのハーネスを選びましょう。

②キャリーでの移動に慣れさせましょう

ハーネス、リードに鳴らすことができたら、次はキャリーでの移動に慣れさせましょう。

まずはキャリーの存在をよく確認させて、中に少しでも入ればおやつを与えて、「キャリーの中=怖くないところ!」と覚えさせましょう。

中に入ることに抵抗がなくなったら、持ち上げてみて、少し歩いてみましょう。


セネきち
セネきち

キャリーに慣らすことは、“うさんぽ”だけでなく、病院に連れていくときや、緊急で避難しなければならないときにも役立ちますよ!

③“うさんぽ”場所の下見をしましょう

ウサギをハーネス、リード、キャリーに慣らすのと並行して、場所探しもしましょう。

いい場所が見つかったら、ウサギ無しで一度下見をすると安心ですね。

このような場所は避けておくと安心ですよ。

・家から遠い場所
・犬の散歩コースになっていて頻繁に犬が通る場所
・いつも子供がたくさん遊んでいる場所
・雑草が無く、キレイすぎる場所(農薬の可能性)
・車道や川に隣接していて柵の無い場所

④“うさんぽ”に行く準備をしましょう

野外のウサギ
Bethさんによる写真ACからの写真

ウサギがハーネス、リード、キャリー、移動に慣れてきたら、いよいよ“うさんぽ”の準備です!

“うさんぽ”に持って行くものはこちらです。

・キャリー
ウサギを運びます。もしドリンクボトルが取り付けられるタイプであれば、付けていきましょう。

・ハーネス、リード
ハーネスがベストタイプであれば、先に自宅で付けてからキャリーに入れてあげるとスムーズに“うさんぽ”をスタートできます!

・水、おやつ
キャリーから出す時、帰りにキャリーに戻す時などに使います。

・その他、ペットシーツ、ウエットシート、ビニール袋、大きめのタオルなど

セネきち
セネきち

外出先では何があるか分かりません。キャリーの中でおしっこしてしまったり、足が汚れてふかなくてはならなくなったり・・・何があっても慌てないように、色々持って行くと安心ですよ。

⑤“うさんぽ”させてみましょう

うさんぽ
八木迷々さんによる写真ACからの写真

さて、いよいよ“うさんぽ”スタートです。

周りの安全を確認して、キャリーを地面に置いて入り口を開けてあげます。

ウサギが自分から出るのを待って、出て来たらリードを取り付けます。

セネきち
セネきち

最初は5分くらいからスタートして、徐々に時間を延ばすようにしましょう。

“うさんぽ”中は決して目を離さず、一緒に散歩を楽しみましょう。

生き生きと動き回っている姿を写真や動画に撮っておくとよいでしょう。

もし途中で天気が怪しくなってきたり、子供が集まってきたりしたら、早めに切り上げましょう。

ウサギが固まって動かなくなってきた、呼吸早くなってきた、など体調に変化がみられた時も“うさんぽ”は終了させましょう。

セネきち
セネきち

あくまでも「無理させない」ことが重要です。

“うさんぽ”が終わったら体を軽くふいてやり、キャリーに戻します。
帰りは寄り道せずに帰ってくださいね。

⑥帰宅後に気を付けること

くつろぐウサギ
n******************pさんによる写真ACからの写真

楽しい“うさんぽ”は終わった後も少し注意が必要です。

しばらく様子を見て、体調に異常がないかチェックしましょう。
ウンチは出ているか、餌は食べているか、うずくまっていないか、など。

しっかり見ていても、何か誤って食べてしまっていて、それがもとで調子を崩すこともあります。

セネきち
セネきち

なにか異常があれば、動物病院へ!

以上が“うさんぽ”の流れです。

いかがでしたか?“うさんぽ”デビューはうまくいきそうですか?

また、今回紹介したメリット、デメリットは一部にすぎません。

セネきち
セネきち

飼い主さんが飼っているコに合わせて“うさんぽ”計画を立ててあげることが大切ですよ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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