こんにちは、セネきちです!
今回は、ウサギの「保険」の話をしていきますよ!
犬や猫の保険は知っている方が多いのですが、ウサギ等、エキゾチックアニマルにも使える保険があることは、実はあまり知られていないんです。
人間の病院は基本3割負担ですが、ペットは初診料から治療、通院、投薬、手術に至るまで全て飼い主さんの自己負担。
保険に入っていなければ、1度の治療で万札がかる~くとんでいくのが当たりまえです。
今回は、「ウサギ」が入れる保険について、比較&解説していこうと思いますよ。
今飼っている人も、これから飼う人も、ぜひ見ていってちょうだいね!
ウサギの保険の選び方
まず、ウサギの保険の選び方を先に知っておきましょう。
人間の保険選びよりずっと分かりやすいですよ
今回は、保険会社の重要事項説明書を参考に記事を作成しました!
①加入できる年齢か?
ウサギの保険は、いつでも加入できるわけではありません。
保険会社、そしてプランによって加入可能な年齢が異なります。
ウサギが0歳のうちしか加入できないものもあれば、11才未満までなら加入できるものもあります。
まずは自分の飼育しているコの年齢と、保険のプランの加入年齢が合っているかをよく見て選ぶようにしましょう。
年齢が上がると掛け金も上がるプランもあるので、よく調べておきたいですね。
②通院入院、手術、どちらに重きをおくか?
ウサギの保険は、通院&入院と手術で補償額が異なります。
最もお金が必要なのはもちろん手術ですが、実際に最もよく行われるのは、通院による治療です。
小動物は手術も入院も難しいですから、基本的には病院に通って治療を受けるスタイルが一般的です。
個人的には、受ける可能性が低い手術よりも、通院&入院に重きをおいて保険を選ぶのが良いと思っています。
③保険金請求の方法は?
基本的に、どの動物病院でも保険は使うことができます。
ただし、請求方法は保険会社によって3つのパターンに分けられます。
①病院の窓口でカードを見せるだけで保険が適用になるパターン
②窓口では全額で支払い、診断書や明細のコピーを使って請求、診断書料も一緒に補償されるパターン
③窓口では全額で支払い、診断書や明細のコピーを使って請求、診断書料は補償されないパターン
詳しくは後からまた解説しますが、この請求の手間をできるだけ省きたいという場合は、保険加入の前にしっかり確認しておく必要があります。
もし、かかりつけ医が決まっているなら、その病院が対応している保険を選んでおくと便利かもしれません。
④掛け金に無理はないか?
人間の保険もそうですが、ウサギの保険も掛け金が高いほど補償が手厚いです。
ただ、ほとんどの飼い主さんは保険の掛け金もかなり気になるところだと思うのです。
がっつり保険にお金をかけて安心を手に入れるか、掛け金を安く、手軽な補償にする代わりに自分でも貯金したり、こまめに体調チェックをするか・・・
自分に合ったプランを選びましょう。
ウサギが加入できる保険
保険の選び方が分かったところで、次に、日本国内でウサギが加入できる保険を簡単に紹介しますね。
2021年現在、ウサギ用の保険は上記の5つの保険が全てとなっています。
気になる方は、普通の保険より、加入時の適用条件がお得になることが多いので、ウサギを購入する予定のショップやブリーダーで取り扱いしていないかどうか聞いてみましょう。
・・・というわけで、今回解説するウサギの保険会社は
アニコム損害保険株式会社
どうぶつ健保ふぁみりぃ
SBIプリズム少額短期保険株式会社
プリズムコール
ペットライフジャパン
ペットライフ健保
となります!
それでは、今から重要なポイントを比較していこうと思います!
比較ポイント
・加入年齢、更新年齢
・補償開始までの期間
・掛け金
・診療時間外の補償
・支払い方法
・実際の補償シュミレーション
加入年齢、更新可能年齢は?
加入年齢は、既にウサギを飼っている方が最も気にすべき点です。
ほとんどの保険は、健康な若いうちにしか加入することができません。
更新年齢とは、保険を継続できる年齢のことです。
その年齢を超えると、保険契約が終了します。
各保険会社のウサギが加入できる年齢はこのような感じになっています。
更新に関しては、プリズムコールのみ11歳未満まで、となっていますが、ウサギの寿命を考えると、これ以上の年齢で度重なる治療や手術をすることはなかなか無いため、特に契約者に不利な条件ではないといえます。
肝心の加入年齢ですが、アニコムとペットライフ健保は注意が必要です。
4歳頃というのは、ちょうどウサギの高齢期突入の時期です。
保険は、体調を崩すことが多くなってくる高齢期前に加入しておかないといけないことが分かりますね。
更にペットライフ健保は、高齢期と同じく体調を崩しやすい子ウサギの時期にも加入ができない、というのもウサギ飼いさんには不安なポイントです。
比較結果
最も加入のハードルが低いのは、生後30日~11歳未満まで加入可能な、プリズムコールである。
補償開始までの期間
補償開始までの期間とは、保険加入してから、補償が開始されるまでの待機期間のことです。
保険というのは、現状健康なウサギが加入できるものです。
病気になってから保険加入する、ということを防ぐために、保険会社では「待機期間」を設けるのが普通で、この待機期間や、それ以前にかかっていて治療中の病気は補償の対象外となります。
待機期間はペットライフ健保が最も長いようです。
次いでアニコム、そしてプリズムコールが最も短い期間となっています。
プリズムコールはガンのみ待機期間が45日間あるので注意しましょう!
比較結果
待機期間が最も短いのはプリズムコールである。
ただしケガに対する待機期間がアニコムのみ、無しになっている。
掛け金
これは最も気になるポイントですよね。
補償を得るために必要な月額料金をみていきましょう。
料金はプランによって異なるのでグラフにしてみました。
※スマホだと見にくいです。
① | ② | ① | ② | ③ | ① | ② | ③ | ④ | |
0歳 | 2,460 | 3,270 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,400 | 2,400 |
1歳 | 2,500 | 3,340 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,500 | 2,550 |
2歳 | 2,730 | 3,660 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,600 | 2,700 |
3歳 | 3,010 | 4,050 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,700 | 2,850 |
4歳 | 3,060 | 4,150 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,800 | 3,000 |
5歳 | 3,360 | 4,580 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 1,900 | 3,200 |
6歳 | 3,690 | 5,040 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 2,000 | 3,400 |
7歳 | 4,040 | 5,530 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 2,100 | 3,600 |
8歳 | 4,430 | 6,070 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 2,200 | 3,800 |
9歳 | 4,840 | 6,650 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 2,300 | 4,000 |
10歳 | 5,130 | 6,990 | 3,670 | 4,230 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | 2,400 | 4,200 |
11歳 | ※2 | ※2 | ※1 | ※1 | 1,910 | 1,900 | 3,300 | ※3 | ※3 |
※1 プリズムコールは11歳未満で契約が終了しますが、どのプランも定額です。
※2 アニコムは更新が終身可能ですが、金額は保険会社へ問い合わせが必要です。
※3 ペットライフ健保は全て更新が終身可能、金額は①②はずっと定額、③は年100円ずつアップ、④は年200円ずつアップしていきます。
保険料金のみを見ると、途中で別の保険に変えたらどうか…なんて思いがちですが、最初に説明した加入年齢の制限がありますし、病気が出てしまってからでは保険に入れなくなることが多いので、ハイリスクです。
比較結果
プリズムコールは価格が一定なので、最初は割高だけど、高齢期に突入すると、他の保険に比べてお得になっていく。
総合的に見て掛け金が最も安いのはペットライフ健保。
逆に高いのはアニコムで、毎年の価格の上がり方も大きい。
時間外診療の補償
保険で結構重要なのが、時間外診療。
動物病院の休診日や深夜等は通常より遥かに金額が上がります。
それでもウサギは急に体調を崩すこともあるため、時間外診療を受ける方も多いんですよ。
ウサギは人間と違って、「朝まで我慢できそう?」なんて聞けませんよね。
時間外診療が適用されれば、とても助かるわけです。
各保険会社の時間外診療はこのような対応になっています。
これは見ただけで分かりますね。
プリズムコールのみ、診療時間外の診察も適用されます。
それ以外に往診も可能です。
※ちなみにアニコムは、ペットショップでウサギを購入した時の同時契約のみで加入ができる、どうぶつ健保はっぴぃプランは最初の1か月のみ、時間外診療も適用になります。
比較結果
時間外診療費も適用になるのは、プリズムコールのみ。
保険金請求の方法
保険の請求方法は、楽なほうがいいですよね。
自分で後日請求する場合は、窓口ではいったん自分で全額支払わなくてはなりません。
そして、通常は通院なら明細、手術なら医師の診断書が必要です。
この診断書にも別途お金がかかるのですが、保険会社によって、このお金も補償してくれるところと、そうでないところがあります。
アニコム対応の病院の検索👉https://cs.anicom-sompo.co.jp/hospital/
比べてみると、アニコムが最も楽なことが分かります。
かかりつけがアニコムに対応しているなら、会員カード提示で窓口で全て終了できます。
プリズムコール、ペットライフジャパンは残念ながら、自分で手続きしなくてはなりません。
手続き自体は難しくありませんが、明細を郵送したり、手術の場合は診断書も必要なので、面倒くさがりの方には向かないでしょう。
ペットライフ健保は診断書費用も出ないので、手術した時に余計にお金がかかってしまうのが痛いですね。
比較結果
保険金請求が最も楽なのは、アニコム。
ただし、もしかかりつけがアニコム非対応なら、診断書料も補償されるプリズムコールが安心。
保険を選ぶにあたって重要なポイントはこんなかんじでしょうか。
次は、もうちょっと具体的に見てみたいという方向けに、実際に病院にかかった時にどれくらい補償を受けられるのかを解説しますね。
掛け金の条件無しで補償額のみを出しているので、あくまでも参考までにどうぞ!
補償比較
プランを見比べてもよく分からない方向けに、実際の治療の補償額で比較してみますね。
保険は入院通院に手厚い保険と、手術に手厚い保険があるので、2パターンみていきます。
入院、手術メインの場合の補償比較
※細かい計算式は長くなるので省きます。
※動物病院の料金は、病院側で自由に設定ができるため、これより安い場合もありますし、高い場合もあります。
通院メインの場合の補償比較
続いては、通院メインでの比較をしていきたいと思います。
実際のところ、ウサギは手術や入院よりも通院が多くなる動物です。
先ほどのランキングとは結果が変わってくるので、注意しましょう。
治療モデルはこちら。
比較は以上です。
それぞれ結果をランキングにしてみました。
比較結果
入院、手術での補償額が大きい(自己負担額が少ない)順に並べると・・・
1位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン 27,900円
2位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ50%プラン 43,500円
3位 プリズムコール グリーンプランⅡ 47,500円
4位 ペットライフ健保 プレミアム70%プラン 62,500円
5位 プリズムコール ホワイトプランⅡ 67,500円
6位 プリズムコール オレンジプランⅡプラン 78,500円
7位 ペットライフ健保 サポート55%プラン 85,600円
8位 ペットライフ健保 スペシャルプラン 97,000円
9位 ペットライフ健保 スタンダードプラン 125,500円
※あくまでも目安ですが、今回のケースだとアニコムが優勢。
比較結果
通院の補償額が大きい(自己負担額が少ない)順に並べると・・・
1位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン 15,350円
1位 ペットライフ健保 プレミアム70%プラン 15,350円
3位 ペットライフ健保 サポート55%プラン 20,525円
4位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ50%プラン 22,250円
5位 プリズムコール グリーンプランⅡ 24,500円
6位 プリズムコール オレンジプランⅡプラン 27,500円
7位 ペットライフ健保 スペシャルプラン 30,500円
8位 ペットライフ健保 スタンダードプラン 33,500円
9位 プリズムコール ホワイトプランⅡ 39,500円
※あくまでも目安ですが、こちらはアニコムとペットライフ健保の一番高いプランが優勢。
2つの結果の順位から総合ランキング(上位4位まで)を出すと・・・
1位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ70%プラン
2位 アニコム どうぶつ健保ふぁみりぃ50%プラン
2位 ペットライフ健保 プレミアム70%プラン
4位 プリズムコール グリーンプランⅡ
補償が手厚いのはとりあえずアニコムがダントツだということが分かりますね。
まとめ
さて、今回はウサギの保険のうち、飼い主さんが自分で加入手続きできる3つの会社の保険を比較をしてきたわけですが。
まとめるとこんな感じですね。
もし、自分でも更に色々比べたい、という方は、資料請求をしてみてください。
加入の書類も一緒についてくるので、比較した後に加入手続きもできます。
もしウサギをまだ飼っていない方でも、先に保険についてしらべてみることをおすすめします!
ウサギの保険はこちらでもお話していますよ。
よろしければどうぞ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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