みなさんこんにちは!セネきちです!
今回からは、色鮮やかな愛の鳥、別名ラブバード。
コザクラインコ(小桜インコ)についてお話していこうと思います!
まずは飼育の説明をする前に、コザクラインコとは何か??についてみていきましょう。
コザクラインコとは?
コザクラインコとはオウム目インコ科ボタンインコ属に属する鳥です。
アフリカ南西部ナミビア共和国原産で、水場のある半乾燥地帯に住んでいます。
体調約15㎝、体重は50g前後の小さなインコですが、クチバシの力が強く、大きめの種子も食べることができ、飼育下では中型インコに分類されることもあります。
別名ラブバードとも呼ばれるのですが、その名のとおり、コザクラインコは非常に愛情深い鳥で、1羽で手乗りとして飼ってやると、飼い主が恋人!とばかりにべた慣れになります。
オスとメスの違い
コザクラインコはオスメスの判別が非常に困難な鳥です。
ヒナの頃は判別はほぼ不可能で、生後半年を超えると仕草や体つきのわずかな違いで判別できることがありますが、数羽いれば比較してなんとか分かる程度です。ブリーダーでも100%の判別は困難です。
オスの特徴
・頭の形が丸みを帯びている。
・クチバシの幅が狭い。
・骨盤の幅が狭い。
・発情するとお尻を対象物に擦り付ける。
メスの特徴
・頭の形が平たい。
・クチバシの幅が広い。
・骨盤の幅が広い。
・発情すると卵を産む。
・発情すると飛行機のポーズをする。
オスとメスの特徴はこのような感じですが、1羽飼いでは比べる対象がないため、体つきでの判定は困難です。
仕草に関しては異性の行動を真似ることもあるため、卵を産んだらメス、ということ以外、あまりあてになりません。
寿命は?
コザクラインコの飼育下での寿命は7年~15年と情報に開きがあります。
愛情深い鳥なので、発情による卵詰まりや精巣腫瘍などが起こりやすいです。
接する時はある程度距離を持つようにして、ずっとべったりくっついているのはやめましょう。
カラーバリエーション
コザクラインコは非常に鮮やかな色の色変わりが作出されており、ヒナでも出回っています。
価格は国産か外国産か、また色の珍しさによって多少変わりますが、4,000円~19,000円くらいで購入することができます。
↑ノーマルカラー(原種のカラー)
顔が赤に近いオレンジで腰は青、体が緑色をしています。
最も多く出回っているカラーではありますが、掛け合わせによって微妙に違うカラーになったりするので純粋なノーマルカラーを手に入れるのは難しいでしょう。
カラーバリエーションの多さが魅力!
コザクラインコは顔の色、額の色、腰の色、羽の色、目の色、と組み合わせが非常に多いため、全てを紹介することはできません。
現在も年々新しいカラーが増え続けています。
遺伝子レベルでみれば、全く同じカラーの個体に出会うことも難しいくらいだと言われています。
コザクラインコはそのカラーの複雑さゆえに、名称はネットや本、ショップやブリーダーによっても微妙に違い、日本と国外でも違っています。
今から紹介するカラーバリエーション名は参考にする程度にしてくださいね。
↑シーグリーン
額が薄いオレンジで胸までは黄色みがかった白です。人気の品種です。
↑ルチノー
比較的よく出回っている品種です。
赤い顔と黄色のボディーが特徴ですが、目がブドウ目ならゴールデンチェリー、赤い目ならルチノーと呼ばれます。
↑シナモン
(この写真はまだヒナなのではっきりしませんが)淡い色合いが人気の品種です。
↑タイガーチェリー
パイドとも呼ばれます。体の色がまだらになっています。
↑オパーリン
額までではなく頭全体に色がある種類で、珍しい品種です。
おまけ・カラーバリエーション(ヒナ)
↑バイオレットチェリーパイド
↑アメリカンチェリー
↑アルビノ
↑オレンジフェイス
↑シーグリーンパイド
↑バイオレットチェリー
↑オリーブ
↑オリーブパイド
↑ホワイトフェイス
これ以外にもコザクラインコは非常に多くのカラーが存在します。
遺伝情報によってカラー名も違ってきますので名称は参考までに。
コザクラインコの飼育
ではコザクラインコが何者かということがなんとなく分かったところで、簡単に飼育に関するお話もさせていただきます。
ボタンインコとの違い
コザクラインコはラブバードとも呼ばれますが、飼育鳥ではラブバードとはコザクラインコ、ボタンインコを指します(カルカヤインコという鳥もラブバードですが非常に手に入りにくく、性質も異なるため、ほとんどラブバードの名称では呼ばれません。)
コザクラインコと似ているようで、実は違う部分が多くあります。
・コザクラインコのほうが体が大きい。
・ボタンインコは目の周りに白いアイリングがある。
・性格が違う(ボタンインコのほうが大人しく臆病なコが多い)
・カラー名が全く違う。
一緒に飼育することはできますが、相性が悪ければケージを別にしてやりましょう。
ちなみにコザクラインコとボタンインコのハイブリッド個体も存在し、八重桜(ヤエザクラ)インコと呼ばれます。
コザクラインコの飼育で注意すべきこと
鳥の飼育は気を付けることが多いですが、今回はコザクラインコだからこそ気を付けなければいけない点についても簡単にお話させていただきます。
・愛情深さが裏目に出る?
コザクラインコは愛情深いため大変よく慣れますが、飼い主や特定の鳥を勝手に恋人認定してしまい、発情行動をとったり、恋人に近づく人を恋敵だと思い込んで嫉妬し、攻撃的になることがあります。
また、ずっと遊んでくれていたのに、急に飼い主がかまってくれなくなった、といった事が起きた場合も攻撃的になることがあります。
これはコザクラインコの愛情深さ故の悲しい行動であって、決して彼らが悪いわけではありません。もし毎日相手ができなくなるならば、相棒を探してやるなどして、さみしい思いをさせないようにしましょう。
コザクラインコ、ボタンインコはできるだけべったりになりすぎないようにし、ヒナのうちから複数の人間で相手するようにしたほうが特定の相手に固執しにくくなるでしょう。
・噛む力が強い!
体の小ささのわりに非常に噛む力が強いので噛み癖がつかないように注意する必要があります。
特に子供は噛まれた時のショックで鳥が触れなくなってしまったり、逆に噛んだコザクラインコを反射的にたたいてしまうこともあるので、一人で触らせないようにしましょう。
・鳴き声が甲高い!
かわいい声ではありますが、声質がインコの中ではかなり高く、人によっては金切声にも聞こえます。マンションやアパートでの飼育は十分に防音対策をとるようにしてください。
コザクラインコはどこで手に入れる?
中型インコの中では鳥を扱っているペットショップなら手に入りやすい種類です。
コザクラインコはヒナのほうが手に入れやすいでしょう。
コザクラインコは成鳥になっても性別の判断が困難なため、ペアで販売されていることは少ないです。
そして綺麗な珍しいカラーは値段が高くてもすぐ売れてしまいますので、気になるコがいたら待たずにすぐに手に入れることをおススメします。
同じカラーのコには二度と会えないこともあります・・・
まとめ
いかがでしたか?
コザクラインコについてなんとなくお分かりいただけたかと思います。
カラーバリエーションが豊富で自分だけのオンリーワン!なコを見つけることができ、また体型もずんぐりでかわいい、更に愛情深い鳥なのであなたの小鳥ライフを充実したものにしてくれる中型インコですよ。
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