モルモット好きのみなさんこんにちは!
モルモットについてはこちら↓で説明させていただきました。
まだ見ていないという方はまずこちらからどうぞ!
さて今回は、モルモットの飼育用品の中でも「使ってはいけないもの」「使ってほしくないもの」のお話をさせていただきます。
ペットショップに行けばたくさんの飼育用品が売っていますが、パッケージにモルモットの絵が付いているからと言ってモルモットのためになるものとは限りません。悲しいことですが、使わないようがよいものも、モルモットにおススメ!という言葉で売られているのです。
今からモルモットをお迎えする方、もう飼っている方すべてに知ってほしい、でもペットショップでは教えてくれない、内緒話です。
回し車
モルモットは見た目がネズミに似ているため、「回し車」にのせて遊ばせよう、という動画や画像、商品を見かけることがあります。確かにベビーの頃は小さいですし、回し車にのせれば歩くでしょう。
しかし、実際のところ、モルモットに回し車は必要ありません。
確かに大きな回し車ならのせることは可能ですが、背骨に負担がかかりますし、もともと運動能力が高くない動物なのでリズミカルに回すこともできません。
それに回し車は歩けば本人の意思と関係無く動いてしまうため、モルモットにとってはストレスでしかありません。
モルモットに運動させたければ、サークルで囲い、平坦な場所を歩かせてあげましょう。
ハーネス、リード
モルモットにハーネスを付けてリードで散歩できたらとっても楽しそうですよね。
実際モルモットに使用できるサイズのハーネス、リードが販売されています。
しかしちょっと待ってください、モルモットはもともと捕食される側の弱い動物です。とても臆病で知らない場所は怖がります。
公園に連れて行くと犬や子供、自転車などが通ります。モルモットにとってとても怖い環境です。
それにハーネスを付けるのにも体を固定しますので、捕らわれることに恐怖を抱く草食動物にはかなりのストレスです。モルモットは手足が短いのですぐ取れてしまうことも多いです。
稀に散歩の好きなコもいますが、モルモットを外に出すことはリスクが大きいのでやめておくほうが良いでしょう。どうしても日光浴をさせたい場合は自宅の庭までにしておきましょう。
ネズミ用の餌
モルモットは見た目がネズミによく似ています。実際ペットショップでも「ネズミだー!嫌だぁ!」なんて声を聞くこともあります・・・
しかし実際飼ってみるとネズミとは全然違うし、餌も違うのです。ネズミは種や野菜、たんぱく質も摂る雑食、かたやモルモットはチモシー牧草を主食とする草食です。
モルモットの餌の中には、ほぼネズミの餌なんじゃないかというくらい、種やドライフルーツ、野菜が色々混ざって入っているものがあります。モルモット自身もこういった餌は嗜好性が高いので好みます。
しかし好むからといってミックスフードのようなものばかり与えてしまえば栄養バランスが崩れ、本来のチモシー牧草だって食べなくなってしまいます。モルモット飼育を始める際は最初の餌選びが大切です。もし分からなければ店員さんに聞いて正しい餌を選ぶようにしましょう。
モルモットの餌はチモシー牧草中心で副食としてペレットタイプの餌、そして週に1回はビタミンを与えるのが正しいスタイルです。
洗いにくいハウス
これは使ってはいけないというか、使わないほうが良いものです。
隠れ家となるハウスは色々ありますが、おススメは底のないタイプです。
モルモットは体のわりに排泄物が多く、かつトイレをあまり覚えない動物です。
底のある木製のハウスや布製のハウスを使うと底の部分にすぐおしっこやフンが付きますので臭いが出やすく、モルモットの体も汚れてしまいます。そうなると毎日洗わないと清潔に保つことができませんが完全に乾かさなくてはならないのでとても大変です。
底の無いかぶせるタイプのハウスなら頻繁に洗う必要もなく清潔に保てるのでおススメです。ハウス選びに迷ったらぜひ底のないタイプを選んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
モルモットにとってストレスになったり、ケガの原因になるものを見極めるのは最初はなかなか難しいものです。
今回紹介させていただいたもの以外にも、飼育しているコによっては使わないほうがよいものがまだまだあるでしょう。もしペットショップなどで、「この飼育用品は使ってもいいのかな?」と思ったら、基本的には店員さんに聞いてみるものなのですが、置いている商品に対して悪いことを教えてくれることは稀です。
そんな時は自分自身で一度モルモットの気持ちになって考えてみるのもアリですね。モルモットは外敵が多く臆病で隠れているほうが落ち着く動物で、完全草食。これだけ頭に入れて置けば間違いありません。
飼育されているすべてのモルモットが快適に暮らせることを願っています!
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