みなさんこんにちは!セネきちです。
今日の主役はこちらです!
鳥好きならよくご存知でしょう、とっても賢い大型インコ、「ヨウム」です!
今回は、このヨウムについて。どんな鳥なのか?また、簡単な飼い方の説明などをやっていきたいと思います。
ヨウムとは?
ヨウムとはオウム目インコ科ヨウム属に属する鳥です。
アフリカ西海岸の森林に住んでいます。
身長33㎝前後、体重400g前後、シックなグレーのボディに真っ赤な尾が映える大型インコです。
よくペットショップでは「オウム」??と言われたりしますが、この鳥は「ヨウム」という鳥なんですよ!
ヨウムは絶滅危惧種
ヨウムは、近年アフリカの各地で乱獲により数が激減しており、その影響で2016年、ワシントン条約(CITES)(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の附属書Ⅱ類からⅠ類へ移行となりました。
これにより、ヨウムは商業目的の国際取引が禁止となり、国内繁殖、かつ登録証が発行された個体のみしか飼育できなくなりました。
それまでヨウムは20万円前後で販売されていましたが、近年は生体価格が50万円前後、非常に高額な大型インコとなりました。
これもヨウムを守る大事なことですね。
オスとメスの違い
ヨウムはオスメスの判別が非常に困難な鳥です。
ヒナの頃は判別はほぼ不可能ですが、1歳超えると体の羽が全て大人の羽に生え替わり終わり、顔やわずかな羽の違いで判別できることもあります。
ただし、100%の判断はできないので、どうしても性別を知りたい場合は、動物病院などでDNAの検査をやってもらいましょう。
寿命
ヨウムの野生での寿命は15年ほどだといわれていますが、飼育下では環境によって大きく左右されるため、本やネット上では20~70年と、かなり差がある情報が出回っています。
最近では飼育環境が良くなってきたため、長生きする個体も増えてくるでしょうね。
人間の子供は普通なら20年~30年くらいで親元を離れますが、ペットはずっと離れることがありません。
そういう意味では、子供を一人育て上げるよりも手をかける必要があるといえるでしょう。
カラーバリエーション
ヨウムには住んでいる地域ごとに体格や色の違いがある亜種が存在します。
ただ、ペットとして見かけるのは、その中でも「コイネズミヨウム」というヨウムくらいかな?と思います。
コイネズミヨウムはヨウムにそっくりですが、体格がやや小柄で、クチバシの色に肌色が混ざっており、尾の赤色がヨウムよりも暗い感じ、という微妙な差があります。
他にも「コンゴヨウム」というヨウムも出回っていますが、こちらは普通のヨウムより少し大きいくらいの違いしかないので、区別がつかないと思われます。
おしゃべりはする?
ヨウムは恐らくコンパニオンバードのなかで、おしゃべり能力ナンバーワンといっても過言ではないくらいにおしゃべり上手な鳥です。
声マネ、音マネの他、ある程度会話の内容も把握できるくらいの知能があるため、本当に人と一緒に暮らしているような感覚になるようですよ。
おしゃべりで有名なヨウムのなかに、「アレックス」の話があります。
アレックスは心理学者アイリーン・ペッパーバーグが飼育していたヨウムで、物の名前、形、色を覚え、数字に至っては0の概念までもっていたそうです。
興味がある方は調べてみてくださいね。
ここまで意思の疎通ができるのか、と驚くと思います。
もちろん全てのヨウムがそうなるわけではないですが、おしゃべり、ものまねに関してはかなり得意な鳥だといえますね。
ヨウムの飼育
続いて、飼育についても軽くお話しますね。
簡単に手に入る鳥ではありませんが、これから飼いたいと思っている方は参考にしてみてくださいね。
なお、基本的な飼い方はこちらを参考にしてくださいね。
↓飼育に必要なものはこちらからどうぞ
↓飼育用品だけでなく、飼育を続けるのにどれくらいの金額が必要なのか?を解説しています。
どこで手に入れる?
前半でお話したように、ヨウムは現在CITESにひっかかっているため、取り扱いのショップは少なくなりましたし、金額が大きいので、お迎えはかなりハードルが高いです。
でも個人的には、そんな状況でもヨウムを扱っているショップは意識が高いところなんじゃないかな?と思っているので、身近なところで良いショップがあり、そこにヨウムがいるなら、お迎えを検討してみるのもいいと思います。
もちろん、鳥の専門店なら一番安心ですね。
一通り検査が終わっている若い個体がいれば、最高ですね!
ヨウムの性格
ヨウムは大変頭の良い鳥で、よく慣れるのですが、神経質な一面があります。
ヒナの頃は比較的誰にでも寄っていくようなかわいらしさがありますが、大人になるにしたがって、だんだん「人をみる」ようになります。
ベタ慣れ系の白色オウムのように、構って!構って!甘えさせて!という感じではなく、自分が信頼している人にだけ心を許すようなところがあります。
一人の人に依存させると、他の人が世話ができなくなっていくこともあるので、できるだけいろんな人に触れ合わせながら育てると良いと思います。
ちなみにヨウムはベビーの頃とアダルトの頃で目の色がかなり変わります。
目の色が変わる頃には神経質さが結構出てきているはずです。
(他の大型鳥も色は変わりますが、ヨウムはとても変化が分かりやすいです)
目つきが悪く見える上に神経質なので、初見では怖い鳥だと思われがちなんですが…違いますよ!
注意すべきこと
先ほどの話と被るのですが、ヨウムはとにかく賢くて慎重、神経質。
一人の人間と一緒に暮らすくらいの気合いで大事にしてあげる必要があります。
ヒナの頃にベタ慣れになっていても、「もう慣れている」と油断せず、しっかり毎日触れ合うようにしましょう。
嫌なことをすれば即覚えて信頼を失うので、爪切りの時も慎重に行うか動物病院でやってもらいましょう。
また、ヨウムはアフリカ原産なので、乾燥や寒さには気をつけてあげましょう。
まとめ
今回は、賢さおしゃべり能力ナンバーワン!?なヨウムについて、どんな鳥なのか?や飼い方を解説させていただきました。
なかなか手に入れるのが難しくなってきた鳥ではありますが、お迎えを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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