こんにちは、セネきちです!
今日は、プイプイ可愛いモルモットの飼育についてのお話ですよ!
モルモットはふれあい動物園で広い場所に放されていることが多い小動物ですが、家庭で飼育する時には、そうはいきません。
ケージに入れて、水入れや餌入れを設置してあげなくてはなりません。
今回は、初めてモルモットをお迎えするよ!という方のために、「飼育に必要なもの」を、紹介します。
モルモットをお迎えする時、最初から必ず必要なものと、最初から必ず必要というわけではないけど、あったほうが良いもの(季節によって必要なものや、健康を維持するためのもの、飼育ライフを豊かにするものなど)に分けて説明させていただきたいと思います。
最初に必ず必要なもの
まずは、モルモットをお迎えする時に、必ず必要なものを説明させていただきますね。
これらは、どれかひとつ欠けても飼育ができない、とても大切なものばかりです。
消耗品以外は結構長く使うので、じっくり選んでみてくださいね。
できればモルモットを連れて帰ってくるまでに用意して、セッティングまで完成していると良いですよ!
ケージ
大事なモルモットの生活スペースになるのがケージです。
体は小さいですが、よく動き、排泄物も多いので、最低でも幅90cm、奥行き50㎝は必要です。
もし、こんなに大きいケージは置けないよ、という場合は、部屋の中に放して歩き回る時間を毎日つくってあげるとよいでしょう。
おすすめは、シンプルで広さのあるケージです。
(高さはあまり必要ありません。)
シンプルなケージは、汚れてもケージの分解がとても簡単なので、掃除がしやすいですよ。
もし、自宅に広いスペースがとれるようなら、ワイヤーネットやサークルを使って自作するのもアリです。
ケージの広さはできるだけ広くしてあげましょう
ドリンクボトル
モルモットは水をよく飲む動物です。
ケージには必ず水入れを設置してあげましょう。
水入れは、下に置くとモルモットが足を突っ込んでしまうため、ドリンクボトルとよばれる、ケージに固定するタイプのものが一番おススメです。
ドリンクボトルは300~500cc入るものだと安心です。
ボトルの中が洗いやすい、シンプルなものがおススメです。
もし万が一、ケージの底が深すぎてドリンクボトルが設置できない場合は、置き型のサイフォン式の水入れを使いましょう。
中の水は水道水で構いませんが、もし水にこだわりたい場合は、ペット用の浄水アイテムを使いましょう。
人間用の浄水器の水は、成分によっては結石の原因にもなるので、使わないようにしてください。
ハウス
モルモットは臆病な動物です。
隠れる場所を作ってあげると落ち着くので、ハウスを入れてあげましょう。
掃除が楽な、底の無い、かぶせるタイプを選ぶようにしましょう。
モルモットはどこでもウンチやオシッコをするので、ハウスの中も汚れやすいです。
ハウスのサイズですが、中でモルモットが方向転換できるくらいのスペースがあれば大丈夫ですよ。
牧草入れ
モルモットの主食である、チモシーという牧草を入れるための入れ物が「牧草入れ」です。
「チモシーフィーダー」ともいいます。
体は小さいですが、食べる量は多いので、大きめのものがおススメです。
モルモットは背が低いので、下のほうに置けるものだと食べやすいですよ。
牧草入れはとても種類が多いです。
より詳しく知りたいよ!という方はこちらを参考にしてくださいね。
餌入れ
モルモットには、チモシーの他に、ペレットと呼ばれるものも与えます。
ペレットは餌入れに入れましょう。
餌入れは洗いやすく、動きにくいものがおススメですよ。
モルモットは餌を食べる位置が低く、首があまり伸びないので浅い置き型の餌入れがおススメです。
下に敷くもの
モルモットのケージの底に敷くものも用意しましょう。
排泄物の量も頻度も多い動物なので、ペットシーツにプラスで敷き草、木のチップ、マットなどを敷きます。
ただし、ペットシーツをかじってしまったり、めくって中にもぐってしまうコ、汚れた敷牧草をたくさん食べてしまうコもいますので、お迎えしたコの様子を見ながら、下に敷くものを変えていく必要があります。
ちなみに、ケージを用意した時に、底網やすのこが付属で付いていることも多いですが、モルモットは足が細く挟まりやすいので、取り外しておきましょう。
餌
モルモットが健康に生きていくために必要不可欠なのが餌です。
餌はチモシーとペレットの2種類があります。
餌は急に変わると食べないことがあるので、お迎えする時にペットショップで何を与えていたのか聞き、できれば最初は同じ餌を購入して与えると良いでしょう。
自分で選んだ餌を使う場合は、少しずつ混ぜながら切り替えていきましょう。
チモシー
チモシーとはイネ科の牧草です。
このチモシーをたくさん食べてもらうのが健康の秘訣です。
量を決めず、食べ放題にしてあげましょう。
ペットショップには、餌用の牧草と床材用の牧草が売っています。
間違えないようにしましょう。
床材用の牧草は、「敷き牧草」と書いてあったり、長さが短いので見分けがつきます。
また、モルモット専用のチモシーというものは無いので、ウサギの餌コーナーに行くと見つけやすいですよ。
ペレット
チモシー牧草では足りない栄養素を補うのがペレットの役割です。
こちらは量を決めて、1日2回に分けて与えるのが良いでしょう。
餌の適正量はパッケージに書いてあることが多いですが、体重の3%くらいを目安にすると良いでしょう。
体重500gのモルモットなら15g、800gのモルモットなら24gです。
モルモットは普通、チモシーよりもペレットを好みますが、よく食べるからといって食べ放題にしてしまうのはやめましょう。
ビタミンCサプリメント
モルモットは自分でビタミンCを作りだすことができないので、サプリメントで補う必要があります。
モルモット用のペレットにもビタミンCは含まれていますが、空気に触れるとどんどんなくなっていってしまうので、それだけでは足りません。
サプリメントは喜んで食べるコが多いですが、もし食べなければ水に混ぜるタイプも販売されているのでそちらを使いましょう。
爪切り
モルモットは爪がよく伸びる動物です。
伸びすぎるとケガの原因になるので、飼い主さんが切ってあげる必要があります。
もちろん、動物病院でやってもらっても良いのですが、モルモットへの負担を減らすために、できるだけ自宅で切ることができるようにしていきましょう。
爪切りは「ペット用」のもので、小動物用、鳥用が使いやすいですよ。
心配性な方は、もし爪切り中に出血してしまった時のために、血を止める、クイックストップも持っておくと良いでしょう。
※よほど深く切らない限り、血はそのうち止まりますが、最初は結構びっくりしますので・・・
あったほうが良いもの
続いては、最初に全て揃えなくてはならないわけではないけれど、あったほうが良いよ、というアイテムを紹介します。
もちろん最初に全て揃えてしまっても大丈夫です。
あって困るものはありません。
グルーミンググッズ
モルモットは一部の品種を除き、毛が生えており、抜け毛もあります。
スキンシップも兼ねて、ブラシで毛をといてあげれば、余計な毛を飲み込むのを防ぎ、毛もキレイになります。
特に、シェルティ、ぺルビアン、アビシニアンといった長毛種のモルモットを飼うなら、ぜひ持っていてほしいところです。
イングリッシュ、テディなどの短毛種もマッサージになるので持っていて損はありません。
ブラシには、スリッカーブラシとラバーブラシの2種類がありますが、長毛種はスリッカーブラシ、短毛種はラバーブラシを使います。
※長毛種はスリッカーブラシで毛をほぐした後にラバーブラシでマッサージでも良いです。
ブラシの他には、体が汚れた時の拭きとりに使えるウエットタオルもあります。
モルモットはどこでもウンチやオシッコをしてしまうので、あると便利ですよ。
かじり木
モルモットは一生歯が伸び続ける動物です。
かじり木を入れることで、歯を使う回数を増やし、伸びすぎを防ぐことができます。
かじり木は色々な形のものがありますが、場所をとらない、固定式がおススメです。
かじり木は、木製の牧草入れ、ハウスを使っている場合はそちらで代用できるので必要ありません。
かじり木をかじらないコもいますが、一番の伸びすぎの予防はチモシーをたくさん食べることなので、チモシーを食べているなら、さほど気にしなくても良いと思います。
サークル
モルモットは意外によく走り、そして気分がいいとポップコーンジャンプと呼ばれる、ジャンプをします。
ケージの中だけだと、なかなか思うように運動させることはできないので、部屋にサークルを置いて、中で散歩させると良いでしょう。
サークルは片づけやすく、ジョイントが簡単なものが扱いやすいですよ。
スロープ
モルモットは臆病な動物です。
ケージからモルモットを出す時、無理やり掴んで出すと非常に怖がりますので、できれば自分で出入りできるようにしてあげたいところです。
ケージの入り口がスロープになっているものもありますが、そうでない場合はスロープを用意すると良いでしょう。
ケージの形状によって1~2個組み合わせて使うと安心ですよ。
ケージによっては、どうしてもスロープが付けられないものもあります。
そういう場合は、両手でしっかり抱えてケージから出してあげるようにしてくださいね。
ヒーター
モルモットを冬の寒さから守るのが、ヒーターです。
部屋にずっとエアコンをかけている場合でも、モルモットのいる床の近くは冷えやすいので、1つあると便利です。
ヒーターはウサギ用のものか、ケージの外から暖める遠赤外線ヒーターを使いましょう。
手入れしやすく、かじられても大丈夫なようにつくられています。
ヒーターはあくまでも補助的な役割でしかありません。真冬は部屋全体を暖めてあげたり、ケージに毛布をかける等の追加の対策をとってあげる必要があるでしょう。
キャリー
動物病院に連れて行ったり、緊急時の避難に使えるキャリーバッグ、キャリーケースは、ぜひ1つ準備しておきたいアイテムです。
モルモットは中を汚しやすいので、お手入れしやすいものがおススメです。
キャリーは急に必要になることが多いですが、できれば何もない時に用意しておいて、慣らしておいてあげるとモルモットにストレスをかけないで済みますよ。
ケージカバー
もしケージに付属でカバーがあれば、一緒に揃えておくと便利ですよ。
布でできたものなら、防寒、明るい時間の調整や、落ち着かせるのに役立ちますし、透明なものなら、防寒、飛び散り防止の効果があります。
もしぴったりサイズがなければ、ホームセンターなどで切り売りのビニールシートを購入して自作するという手もあります。
手先の器用な方はぜひチャレンジしてみてくださいね♪
室温計
人が快適だな、と思う室温であれば、モルモットも快適であることが多いですが、念のため室温計を設置しておくと安心です。
室温計はどんなものでも良いのですが、モルモットのケージ付近に取り付けておくのがおススメです。
モルモットは湿気が苦手なので、湿度も知ることができればなお良しです!
掃除道具
モルモットの飼育には掃除がつきもの。
基本的に床材は常に清潔でなくてはなりませんし、ケージの周りも汚れます。
できれば人用と分けて、モルモット専用掃除道具を用意しておくと良いでしょう。
おススメは、小さめのホウキです。
散らかった細かい牧草を集めるのに最適です。
もし臭いをどうにかしたいならば、市販の消臭剤だと有害である場合もありますし、臭いのもとに効かないことも多いので、ウサギ用の消臭剤がおススメです。
掃除道具は本当によく使うので、お気に入りのものを揃えて楽しくお掃除できるようにしましょう!
おまけ 必要ないもの
モルモットの飼育に必要なものとして本やネットに書いてあることがあるものでも、実際は必要ないものもあります。
販売促進目的ですすめてくる店員さんもいますが、断るようにしましょう。
モルモットに必要なのは、広くて安全な飼育スペースと、安心できる環境です。
少しでもケガや病気の原因になるものは避けたほうが良いでしょう。
まとめ
今回は、モルモットの飼育に必要なものを紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
モルモットは意外とたくさんの飼育道具が必要であることが分かりますね。
簡単におさらいするとこんな感じです。
最初に全て揃えるも良し、必ず必要なもの以外は飼育しながらじっくり選ぶも良し、です!
ぜひ飼育用品選びから楽しんでやってみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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