こんにちは、セネきちです!
前回は、ウサギ用のキャリーバッグについて、選び方やおススメの商品を紹介させていただきました!
今回は、キャリーバッグについて、購入した後についてのお話です!
キャリーバッグを購入してそのままウサギを入れ、いきなり病院などに連れて行く・・・
初めてウサギを飼った方がやってしまいがちなことなのですが、これは実はあまりよろしくないのです。
キャリーバッグは、いつもと違う場所に連れて行くためのもの。神経質なウサギにとってはストレスを溜めやすい飼育用品なので、使い始めが重要なんです!
ぜひ、キャリーバッグを手に入れた方も、今から探すよ!という方も、使い始める前に読んでいただきたい内容ですよ♪
キャリーバッグを購入したらやること
それでは、キャリーバッグを選んで購入したところから、どのようなことに注意していけばいいのか説明させていただきますね。
ウサギが安全快適にキャリーバッグを使えるようにするための準備です
①早めに不具合が無いか確認しましょう
キャリーバッグを購入したら、まずはしっかり検品!しましょう。
特にハードキャリー(プラスチック製、金属製)は素材の特性上、不良品率がソフトキャリー(布製)よりも高いです。
留め具は揃っているか、きちんとハマるか、しっかり確認しましょう。
もし不良品をそのまま使った場合、ウサギを運んでいる最中に落下してしまうかもしれません。
キャリーバッグは外に出る時に使うので、ウサギが落ちればケガの原因にもなりますし、そのまま逃げてしまうことも考えられます。
また、早めに不良品であることが分かれば、返品や交換がスムーズにいきます。
特にネットで購入する場合は不良品であった場合の手続きが面倒です。早めに対処してもらうならば、届いたらすぐ確認するのがおススメです!
②ウサギにキャリーバッグを見せましょう。
検品が終わったら次はウサギにキャリーバッグを見せましょう。
まずは部屋の中に置いて、ケージから見えるようにします。
サークルでウサギを散歩させている場合はサークルの中にさりげなく置いてみましょう。
ウサギは神経質ですが、好奇心が強いコも多いです。
そのまま置いておけば、自分から近づいてにおいをかいだり、触ってみたりすることも。
まずは危険なものではないことを分かってもらいましょう
③キャリーバッグの中=良いところ!と覚えさせましょう。
ウサギがキャリーバッグに近づくようになったら、中におやつを入れて誘導したり、中に入った状態でおやつをあげて、「キャリーバッグの中=良いところ!」と覚えさせましょう。
なかなかすぐに中にすんなり入るコは少ないですが、おやつを入れて置けば入るようになることが多いです。
何度か繰り返せば、キャリーバッグの中=良いところ!と感じてくれるようになります。
※ただし、上からしか入れることのできないタイプは横に倒す、フタが勝手に閉まらないように固定しておくなどの工夫をしておきましょう。
おやつがなくても自分から入るようになれば、キャリーバッグに慣れてくれた証拠です
おまけ こういう慣らし方もあります!
ケージが大きい、サークル内で放し飼いしている方の中には、ハードキャリーを購入してハウスの代わりに置いておくというやり方をしている場合もあります。
普段から入りなれておけば、いざとなった時にウサギがストレスを抱えずに移動させることができますね
キャリーバッグを使う時に注意すること
ウサギがキャリーバッグに慣れてきたら、いよいよ使うことができるようになります。
この慣らす期間を考えると、病気になってからキャリーバッグを購入するのではなく、必要になる前に準備しておくことが大事だということが分かりますね。
①気温度に注意!
ウサギを運ぶ時に一番注意しなければならないのが気温です。
キャリーバッグは車にのせるか、歩くかで持ち運びますが、夏や冬は家との温度差がどうしても出てしまうので、飼い主さんが気をつけてあげるようにしましょう。
一番良いのは季節によってキャリーバッグを変えることですが、1つしかない場合は夏は通気性良く、冬はフリースでくるむなどで対応します。
夏は保冷材も上にのせたほうが安心でしょう。(中に入れないこと。ウサギがかじったり、保冷材の当たるところだけ急激に冷えてしまいます。)
車で移動する場合はエアコンなどで調節してあげるのですが、直接風が当たらないようにしましょう。
また、夏、暑いからといってエアコンをガンガンに効かせると、冷たい空気が下にたまるので冷えすぎてしまいますので気を付けましょう。
特に調子が悪いコは温度差だけで症状が悪化することもあります
ちなみに1つだけキャリーを持っておく場合は金属製、ラタン製など通気性の良いタイプがおススメです。
ウサギは冬の寒さよりも夏の暑さのほうがより苦手で、通気性の悪い布製に入れるとフタを開けておくわけにもいかないので対処が難しいです。
通気性の良いタイプなら、夏はそのまま、冬は毛布などでくるんで保温することができます。
②持つときはなるべく水平に!
ウサギを入れて歩く時は、なるべく水平になるように持ちましょう。
特に布製のキャリーバッグは形が歪みやすいです。
持ての長さが調節できるなら、家で一度持ち歩きやすい長さにしておきましょう。
③水分、予備のシーツを忘れずに持って行きましょう。
ウサギはトイレを覚える動物ですが、キャリーの中ではそうはいきません。
動物病院に行く場合は時間も長くなりがちなので、必ず予備のシーツ(できればゴミ捨て用のビニール袋も)を持って行きましょう。
また、ドリンクボトルホルダーの無いキャリーバッグは水分補給を忘れがちなので、必ず持って行くようにしましょう。
あとはおやつ、キャリーバッグにかける目隠し用のタオルなんかも持っていると良いですよ
④徒歩、電車などでの移動の時は布などで隠しましょう。
都会に住んでいる場合は車ではなく、徒歩や電車、バスでの移動になることもありますね。
そんな時はできれば布などでウサギが見えないように隠すと安心です。
ウサギが見えてしまうと、子供が寄ってきて騒いでしまったり、動物が苦手な方には怪訝な顔をされてしまうこともあります・・・。
ウサギ的にも、知らない景色が見えたり、飼い主さん以外が寄ってくるとストレスを感じる場合もあります。
また、動物病院ではウサギが苦手とする犬や猫も多いので隠しておいたほうが安心ですよ。
ウサギも飼い主さんも、周りの人も、お互いストレスをためないようにしていきたいものです
キャリーバッグ、使い終わった後は・・・
さて、無事にキャリーバッグでのおでかけが終わったら、まずはウサギをたくさん褒めましょう。おやつをあげても良いですね。
キャリーバッグは動物病院に連れて行く時使うことが多いので、賢いコは嫌なことをされた、と覚えてしまいますが、終わり良ければ全て良し・・・次もスムーズにいけるように、最後はいい気分でキャリーバッグとバイバイしてもらいましょう。
使い終わったら早めに掃除しましょう!
ウサギをケージに戻したら、キャリーバッグを早めに掃除しておきましょう。
ハードキャリーは洗いやすく乾かしやすいですが、布製、ラタン製はやや大変です。
かじった跡が無いかもみておくと良いですね。
たまに1回使っただけで掘り掘りや齧ることによってボロボロにしてしまうコがいるのですが、そういう場合は早めにハードキャリーに買い替えたほうが安心です。
収納ついでに避難グッズを入れてみても。
キレイにしたキャリーバッグは片づけておくわけですが、小さくたためるものはウサギ用では少なめです。
そんな時はそのままの形で保管になるのですが、せっかく中が空なので、緊急時の避難グッズ入れにしておくという手もありますよ。
キャリーバッグの中に、予備の餌、保存水、シーツ、おやつ等をまとめたものを入れておけば、ウサギと避難する時に一緒にそういったグッズも忘れずに持ち出すことができます。
ちなみに、リュックサックタイプのキャリーにしておくと、いざとなった時ウサギを背負って手に荷物が持てるので、防災意識の高い方にはおススメですよ
まとめ
今回は、キャリーバッグを購入した後の使い方についてまとめてみましたがいかがでしたか?
キャリーバッグはウサギにとって、どうしてもストレスを溜めやすい飼育グッズです。
知らない場所に連れて行かれるし、動けないし、餌も満足に食べられないですからね。
なので、キャリーバッグ大好き!!というコはなかなかいませんが、ぜひダメもとでも、今回説明させていただいたように、じっくり慣らしてから使ってみてください。
いざとなった時、少しでもウサギと飼い主さん両方が感じるストレスがないようにしていきたいですね。
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