小動物
まずは、ウサギ、ハムスター、モルモットなどの小動物をみてみましょう。
小動物は、産まれてしばらくは、判別の判断は難しいですが、基本的には総排泄口と生殖器の位置、または形をみることで判別が可能です。
成熟すれば、ほとんどの種類で完全にオスとメスを見分けることができます。
なのでペットショップでお迎えする場合は、性別を選ぶことができます。
オスメスで迷うのは小動物を飼おうとしている方が圧倒的に多いですね。
オス
性格
おおらかでメスよりも慣れやすいといわれています。
自然界ではオスはメスにアピールするものなので、性格もオープンな傾向にあります。
外見
発情する、もしくは大人になると睾丸が目立つようになります。
一部のハムスターでは引きずって歩いているのではないかと思うくらい大きくなるものもいます。
臭い
発情すると臭いが普段よりきつくなります。
また、おしっこ飛ばしをするのが多いのはオスです。
病気
オス特有の病気はありますが、通常の病気とリスクは変わりません。
おかしいところがないかは毎日チェックしてあげましょう。
メス
性格
オスに比べ神経質なコが多いです。
自然界ではメスは“待つ”ことが多くアピールすることもないため性格がドライな場合が多いです。
外見
発情しても見た目はほとんど変わりません。
妊娠すると乳首が目立ってきたりお腹が大きくなったりします。
臭い
発情すると独特の臭いがするものがいます。
獣臭い臭い、ではなく・・・人によってはかなり気になる独特の臭いです。
病気
妊娠経験のないままのメスは子宮の病気にかかる可能性が高くなります。
かといって定期的に妊娠、出産させるのはNGです。出産にもリスクはありますので、無理に妊娠させるのは避けましょう。
オスとメスの違いはこのような感じです。外見が気にならなければ、オスを選ぶ方が多いのが実情です。
次は鳥の場合はどうなのか見てみましょう。
鳥
鳥は外見や鳴き声で性別の判断をしますが、小動物と違い、鳥は大人になっても全く性別が分からないこともあるので、その場合はDNA検査を行います。
骨盤の開き方でも一応わかるのですが、鳥を裏返しにして指で触っての判断になるので、かなりの数を触りなれているプロでないとまず分かりません。
ちなみにヒナのうちは外見が皆ほぼ一緒で、判別が難しいです。
手乗りにしたい場合はオス、メスを指定して購入するのは難しいです。
ちなみに、鳥は小型になるほど、今から紹介させてただく、オスメスの特徴が出やすいです。
大型のインコ、オウムをお迎えする予定の方はオスメスはあまり気にしなくても良いでしょう。
オス
性格
小動物と同じく、性格がおおらかで慣れやすいコが多いと言われています。
鳥も自然界ではメスにアピールする存在なので、飼い主に対してもアピール上手です。
外見
鳥はオスメスで色や尾の長さが違うものがいます。
中には全く違う色をしているものもいますよ。
オスはメスにアピールしなくてはならない存在。
色や姿はメスよりも派手な傾向にあります。
鳴き声
オスはよくさえずり、おしゃべりがうまいのも圧倒的にオスです。
ただし、よくさえずったりおしゃべりするコはうるさく感じる方も多いようです。
病気
発情させすぎたことによる精巣腫瘍などオス特有の病気はありますが、他の病気とリスクは変わりません。
お尻を頻繁にこすりつけたりする場合は発情を抑制してやる必要があります。
メス
性格
こちらも小動物と同じく、ややドライな傾向があります。
外見
オスとメスで色や尾の長さが違うものがいますが、その場合メスのほうが地味な見た目になります。
鳴き声
メスはさえずりはほぼせず、おしゃべりもあまりしないコが多いです。
静かに飼いたい方にはメスをおススメします。
病気
メスは発情すると一羽でも無精卵を産んでしまいます。
そのため産卵に関する栄養の不足や、卵詰まりに気をつける必要があります。
卵詰まりは早めに気づいて病院に行かないと命にかかわることもあります。
メスを避ける人はこういった、卵で悩んだ経験のある方が多いですね。
繁殖させないならば、発情させないような工夫をしましょう。
以上がオスとメスの違いです。
見てなんとなくお分かりかと思いますが、初めて飼う方はほぼオスを選ぶ傾向にあります。
鳥の場合、ヒナのうちに分かる個体は少ないので、オスを希望する方が多い、というだけですが・・・
まとめ
いかがでしたか?なんとなく、オスメスでの違いがみえてきたかと思います。
慣れやすさ、病気の面、鳥なら見た目とさえずりなどを総合的に判断して、オスを選ぶ人が多いように思います。
何度も言いますが、これはあくまでも傾向です。
雌雄の性質がセオリー通りでないコもいます。
おしゃべり上手なメスのインコ、おしっこ飛ばしをするメスのウサギ、など・・
どんなコであってもかわいがってあげることが大事ですね。
あまりオスメスにこだわらずに飼育を楽しんでくださいね。
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