【ハムスター・フェレット】本当にあったアレルギーの話

ペットあれこれ

こんにちは、セネきちです!

セネきち
セネきち

今回は、飼育にはあまり関係ありませんが、ちょっとだけ知っておいてほしい、アレルギーの話を紹介します。

ちなみに前回は、飼い主さんにアレルギーが出てしまった時の症状や対処法を説明させていただきました。
小動物はチップを使うことが多いですし、鳥は羽や脂粉が舞います。
ある程度は対策を立てることもできるので、アレルギー症状に悩んでいる方は読んでみてくださいね。

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本当にあったアレルギーのお話

さて、今回の話にいきましょう。

ペットを飼育している人は世界中にたくさんいます。

でも、命に関わるほどのペットに関するアレルギーを持った人がいる!という話を実際に身の周りで聞く方は少ないのではないでしょうか。

ペットショップで販売をしていた頃も、結局アレルギーって滅多に起こらないんでしょ大丈夫だから、ペットをお迎えしたい!という方がほとんどでした。

実際、私もペットショップで働き始めてからしばらくは、購入したお客さんから、くしゃみ、鼻水が出るよ、くらいは聞いたことがあったものの、命に関わる重度のアレルギーほとんど聞いたことがなかったのですが・・・。

しかし。
色々なお客さんに出会うにつれ、こんなことあるの?!という事例も耳にするようになりました。

これからお話するのは私セネきちが実際に出会った人の話です。
※もう何年も前の話ですが、ショップや個人が特定できないよう、内容は一部変えてあります。

①ジャンガリアンハムスターで救急搬送

手のひらの上のジャムスター
もちゃさんによる写真ACからの写真

アレルギーといえば、ジャンガリアンハムスターに噛まれて死んだ人がいる、というのは結構有名な話ですが都市伝説だと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

たまに、ハムスター=噛まれると死ぬと思っている方も見られますね。

しかし、あの話はジャンガリアンハムスターの唾液にアレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起こしてしまったことが原因であってハムスターが噛んだ傷が致命傷になったわけではありません。

稀な例ではありますし、死亡例は少ないようですが、小動物の中でもジャンガリアンハムスターはかなりの数が日本全国で毎日販売されているわけなので、アナフィラキシーショックで救急搬送された例は結構あるのです。。

セネきち
セネきち

私もそういう話を聞いたことがあるんです・・・

とある日曜日、いつものようにジャンガリアンハムスターがたくさん売れていったのですが、翌日、お客さんの1人から電話がありました。

家にハムスターを連れて帰って世話をしていたら、家族がアナフィラキシーショックを起こして救急搬送されたので、ちょっと飼育は難しい、とのこと。

それはしょうがないかも・・・と、どうしても無理なら相談に乗りますという話を伝えたところ、数日後にまた電話がありました。

ハムスターを連れて帰ってきてからのアレルギーだったので、てっきり抜け毛か木のチップだったかなと思ったけど、病院での診断で唾液だと言われたので、他の家族で世話をすることにしました、とのことでした。

大変な目にあったのに、一度お迎えしたハムスターを手放さなかったこの家族。
いいところにもらわれて、きっと大事に育ててもらったことだろうと思います。

セネきち
セネきち

それからは、ペットの飼育の説明欄にアレルギーについても記載するようにしました。知っているのと知っていないのとでは大きな違いがありますからね。

②ハムスターに重度のアレルギーを持つハムスター愛好家

箱の上のハムスター
あべおはぎさんによる写真ACからの写真

小動物コーナーに、ジャンガリアンハムスターをよく見に来る女性がいました。
ハムスターが大好きでたくさん飼っている常連さんです。

その日もいつものように購入のためにハムスターを触って選んでいました。
おうちのハムスターたち元気ですかー?なんてお話しながら私も見ていました。

すると、「私、実はハムスターに噛まれると死んじゃうんですよ(笑)」突然女性が言いました。

聞けば以前ジャンガリアンハムスターに噛まれてアナフィラキシーショックを起こしたことがあるのだけれども、どうしてもハムスターが好きで、手放せなかったとのこと。

常に抗アレルギー薬(注射)を持ち歩いており、かつ、噛まれないように気をつけているのだと言って薬を見せてくれました。

噛まれてのアレルギーならば、ジャンガリアンハムスターの唾液にアレルギーがあるのでしょう・・・

セネきち
セネきち

ジャンガリアンハムスターは大人しいとはいえ、絶対噛まないとは言い切れないので、ヒヤヒヤしながらハムスターを選ぶ女性を見ていたのを覚えています。

ジャンガリアンハムスターに噛まれてアレルギーが出るというのは、ずっと何の問題も無く飼育していた人でも急に発症することもあります。

噛まれないような接し方をする、噛まれた後よく洗うことに気を付けて飼育し、もし指が腫れてきたり、呼吸が苦しくなる、発疹が出始める場合はすぐに病院に行きましょう。

③どうしてもフェレットが飼えなかった家族

抱っこされるフェレット
寝太郎さんによる写真ACからの写真

ある日、フェレットを迎えするためにやってきた家族がいました。

聞けば、どうしてもフェレットを飼いたくて、一生懸命勉強し、ケージをはじめとする飼育用品もしっかり勉強してきた上で、ペットショップの店員さんにも教えてもらって、オススメの飼育用品も一緒に購入するために来た、とのこと。

なんていい飼い主さんなんだ!と思い、一緒に飼育用品を揃え、飼い方を説明し、最後に気に行ったフェレットを選び、それはそれは嬉しそうに帰っていきました。

しかし2~3日後。

ペットショップに電話がありました。

子供にアレルギーが出て、ぜんそくのようになってしまい、別の部屋に移しても症状が治まらず、入院になってしまったとのこと。

悲しいけど、どうしても飼うことができない、なんとか引き取ってはもらえないかという話でした。

実は・・・

こういう問い合わせはフェレットにはよくあることなんです。

でもそのほとんどがフェレットの臭いに耐えられなくなったため、もう飼いたくないための言い訳だったりします・・・。
(詳しく話を伺ってもはぐらかされるので、こちらにはすぐ分かってしまうのです)
何より、そういう人は、購入して即日か翌日にはフェレットを連れてきて、生体料金含め、お金も全て返金してほしい、と言ってくるのです。

しかしこの家族はそんな方々とは違っていました。

10万以上のお金を出して購入したフェレットと飼育用品があったわけですが、お金の返金は一切要らないので、どうか、かわいがってくれる人に差し上げてほしい、そのために、大変申し訳ないがお店にフェレットを返すことはできないかとのこと。

普段は引き取りや返品は断っていたのですが、その時は一刻も早く家からフェレットを出さなければならない緊急性を感じたため、すべて引き取りを行いました。
飼育用品も、その時は開封済みの餌やトイレ砂以外は返金しました。

お迎えする時には家族で着ていましたが、その日はお店に来たのはお父さん一人、家族は悲しみに暮れているとのことでした。

お客さんが帰った後、残された大量の飼育用品が詰まったケージを見ると胸が締め付けられる思いがしました。

通販で買っておいたと思われるハンモック、おもちゃなどが追加されており、フェレットのために買った飼育本もありました。

どれだけフェレットを待ち望んでいたのかを考えると、本当に胸が痛くなりました。

セネきち
セネきち

アレルギーについて詳しく聞ける雰囲気ではなかったのですが、特にぜんそく持ちだったわけでもなかったようです。
家族みんなで勉強してお迎えしたのに、こんなことになるなんて本当にショックでした。

お話は以上です。

どれも稀な話とはいえ、悲しい思いはできる限り減らしたいものです。

そこで次は、ペットを迎えるにあたりアレルギーに関して注意しておくことをお話させていただきますね。

ペットをお迎えする時にちょっとだけ気にしてほしいこと

かわいいペットをお迎えする時、特に呼吸器や皮膚に持病が無ければ、多くの人は気に行ったコがいれば、そのままお迎えします。
一部の人は衝動買いに近く、逆に、飼い方を勉強してからペットショップに行く人もいますね。

でも、自分+家族のアレルギーの検査までしてから来る人はまずいません。

手のひらでくつろぐハムスター
くろのすけさんによる写真ACからの写真

実際、くしゃみや鼻水くらいはよくありますが、アレルギーで救急搬送されたり、飼えなくなるほどの症状が出ることは稀です。

でも、万が一そうなってしまうと、ペットショップに引き取りをお願いするか、もしくは自分で早急に引き取り先を探さなければなりません。

セネきち
セネきち

そうならないために、ちょっとだけ最初にアレルギーに関して気にしておくとだいぶ違いますよ。

・自分を含め、同居する家族に呼吸器系の持病はないか?
・もともとアレルギーもちではないか?
・お迎え予定のペットを触ってみたことはあるか?
(触ったことがなければ、一度お迎え前にペットショップで触らせてもらうことをおススメします)
・ペットを置く場所の候補は2か所以上あるか?
(万が一の時に、置き場所の候補があれば、一時的に症状の出る人から離すことができるため)

どれか一つでも気になることがあれば、解決してからペットをお迎えするのが安心ですよ。

セネきち
セネきち

ちなみに私もチップやワラなどを吸うと鼻水が水道をひねったのかと思うほどに出続けたり、涙や鼻水、顔も赤くなることがあったため、アレルギーの薬とマスクを持って仕事していました。
本当はそのような状態で働くのは良くないのですが、動物が好きでやめられなかったので・・・

まとめ

ハムスター
ham2.netさんによる写真ACからの写真

今回は、嘘みたいな本当の話、ハムスターとフェレットのアレルギーのお話でした。

今回は私が実際に体験した話ですが、もっと色々なパターンはあると思います。

セネきち
セネきち

知識として知っておくだけでも安心ですよね

ペットをお迎えしても、ほとんどの方が何事もなく飼育していますが、こんな話もあるんだな、と思って、頭の隅にでも入れておいていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)

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