みなさんこんにちは!セネきちです。
今回は、よくある質問にお答えしようと思います。
手乗りのインコの憧れ、「おしゃべり」についてのお話です。
今動画サイトやsns上で、とても上手におしゃべりするインコやオウムの様子を見る機会が増えました。
そうすると、気になるのが自分の飼っているコのおしゃべり事情。
おしゃべりってどうやったら覚えるんだろう?
そう思う方も多いと思います。
今回はその疑問にお答えいたします!
おしゃべり上手になるための3つのコツ、そしておしゃべりの得意な鳥も紹介します♪
なぜインコはおしゃべりをするのか??
まずはインコのおしゃべりとは何なのか考えてみましょう。
そもそもなぜインコはおしゃべりしたりものまねしたり歌を歌うのでしょうか?
それは、鳥というものが好きになった相手に熱烈にアピールする生き物だということが関係しています。
メスに気にいってもらうためにさえずりを覚える、ダンスを踊る、いろいろいますが、どの鳥も必死で、一生懸命練習をして何度もアタックします。
そしてそんな鳥の中でもインコは特に人の言葉をまねることができるくらいに舌が発達していて器用に動くのです。
その性質が飼育下では「おしゃべり」や「ものまね」「歌」となるのです。
自分が気に行った言葉を覚え、飼い主が喜ぶから何度も繰り返す、「おしゃべり」はアピールするためのだいじな武器なのです。
ちなみにオスがメスにアピールことが圧倒的に多いため、飼育下でのおしゃべりや歌もオスのほうがずっと得意です。
おしゃべりを覚えさせる3つのコツ!
おしゃべりはどうやったら覚えるのでしょうか?
先ほどお話させていただいたように、おしゃべりとはアピールであり愛情表現のひとつです。
まずは手乗りであれば飼い主の指や手に乗せて顔を近づけても大丈夫なくらい、仲良しになりましょう。
そして毎日向き合う時間をつくり、少しでも何かおしゃべりしたり、音をマネできたら褒めます。
それでは具体的にどのように教えればいいのかみていきましょう。
ポイント①覚えやすいのはパピプペポ
インコがまねしやすいのはパ行だといわれています。
ハトポッポの歌や、パパ、ピーちゃん、などパ行を多く含む言葉から始めてみるのがおすすめです。
少しでも発音できたら思い切りほめましょう。
飼い主さんが喜んでくれた、というのが一番やる気につながります。
ポイント②女性の声のほうが覚えやすい!
実はおしゃべりを覚えさせるにあたって、効果が大きいのは高い声です。
なので若い女性の声だと聞きとりやすく、覚えやすいと言われています。
自宅に女性がいればおしゃべりの練習につきあってもらうのもアリですね
ポイント③まずは短い言葉を短時間から!
だらだらと長く話しかけたり、こちらを見ていないのに続けるのは意味がありません。
インコがしっかりとこちらを見ている時だけおしゃべりの特訓をしましょう。
興味のあるものを見ている時のインコの目をよーく見てみてください。
実は何かに集中している時のインコの瞳は黒目が大きくなったり小さくなったりするんです。
その表情の時はチャンス!集中して覚えさせる一番良いタイミングです!
おしゃべりが得意な鳥とは?
そもそもおしゃべりってどの鳥でもできるものなの??
実は鳥の中でもおしゃべりが得意な鳥とそうでない鳥がいますよ
もしおしゃべりが一番の目的で飼育するなら、鳥の種類も重要です。
個体差はありますが、一般的におしゃべりの得意な鳥をご紹介いたします。
いつの時代もナンバー1!
おしゃべり、ものまね、はもちろんのこと、飼い主の声色までまねることができ、そして時に簡単な会話までできてしまう・・・いつの時代でも常にトップのおしゃべり能力を発揮するのはヨウムです。
非常に賢く、幼児並の知能をもつといわれています。
ただし、近年、国際取引が禁止になった関係で、飼育するためには登録が必要になったほか、価格も非常に高くなっています。
入手は困難になりましたが、手に入れることができる方は、ぜひそのおしゃべり能力とともに、大事に育てていただきたいものです。
今では幻の鳥?隠れた名鳥!
みなさんは九官鳥をご存知ですか?
数十年前までは、ものまね、おしゃべりといえば九官鳥!と誰もが認める鳥でした。
おしゃべりはもちろんのこと、物音をまねる能力が非常に高く、人のくしゃみの音や、自転車のベルの音まで再現することもありました。
昔は安く購入でき、よくみかけましたが、現在ではほとんどみかけません。
いたとしても価格が数十万、ということも。
人工繁殖が確立されていない上に、国際取引に規制がかかっているため、お目にかかる機会がなくなってしまいましたどこかで国内繁殖が成功すること祈るばかりですね。
馴染み深い、大人気のあのインコ!
おしゃべり、といえばセキセイインコでしょう。
特にオスはおしゃべりの得意なコが多いです。
価格の安さ。手に入りやすさ、ヒナから育てられる、色も豊富、そしてよく慣れる。
総合ポイントでは間違いなくナンバー1です。
テレビなんかで、長いお話を覚えるコも見かけますね。
親しみやすさではセキセイインコの右に出るものはいません。
初めて飼う方にもおすすめの鳥です!
口笛ならおまかせ!
おしゃべりは苦手だけど、メロディーを口ずさむのが得意なインコがいます。
それは赤いほっぺが人気の、オカメインコです。
音程をとるのがとても上手で、かなりうまく口ずさんでくれます。
難点は、自分の気に行ったフレーズがあれば延々と繰り返すことくらいでしょうか(笑)
でもそれも微笑ましい、かわいいインコです。
大型鳥はおしゃべり上手!
大型のインコ、白色オウムはおしゃべり上手が多いです。
どの種類も賢く、飼い主さんの行動まで理解しておしゃべりするコもいますよ。
鳥自体の価格が高く、飼育には大型のケージが必要で声もかなり大きいですが、30~50年という寿命の長さから孫の世代まで長く楽しむことができますよ。
おしゃべりが苦手な鳥も?
よく慣れるのだけどもおしゃべりが苦手な鳥というのもいます。
特訓しても、聞きとりづらい、ごにょごにょしゃべる、短い単語のみしかしゃべらない、といった特徴があります。
とってもかわいいんだけど、ちょっとおしゃべりは苦手・・・それはどのような鳥なのか?みていきましょう。
高い金切声で鳴くインコ
コザクラインコ、ボタンインコ、マメルリハ、メキシコインコ、などはとてもよく慣れますが、おしゃべりは苦手だと言われています。
普段の鳴き方は共通して金切声で、ピキピキ、キーキー!という感じの声で鳴き、この鳴き方のインコはおしゃべりが苦手なコが多いように思います。
おしゃべりしないわけではありませんが、聞きとりづらい声でのおしゃべりになります。
大人しく静かなインコ
アキクサインコ、ローズアキクサインコなどは、ヒナから飼育してもベタ慣れしにくい、ドライな性格です。
普段の鳴き声を聞くこともあまりなく、大変静かなインコなので、それがメリットではあるのですが、にぎやかな鳥が好きな方には物足りないかもしれません。
さえずりを楽しむ鳥
カナリア、十姉妹などのフィンチ類は、さえずりでメスにアピールする性質があることと、ヒナから手に入れるのが難しく、手乗りにできるコがほぼいないため、実質おしゃべりをするコはほぼみられません。
文鳥に関しては手乗りにできますが、基本は美しいさえずりのほうが圧倒的に多いです。
ほんの少しのおしゃべりをするコがごくごく稀にはいるようですが、特訓してできるようなものではないようです。
メス全般
メスは自然界では待っていればよい立場であり、さえずりをする必要もなければ、ダンスやものまねでアピールする必要もありません。
なので飼育下でもメスはオスに比べて圧倒的におしゃべりするコが少ないです。
ただ、個体差もあって、他の鳥のおしゃべりを聞いてまねしてみたりすることはありますし、メスでもよくしゃべるよ、という声も聞きます。
時間をかけて特訓すればおしゃべりしてくれるようになるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回はインコのおしゃべりについて色々お話させていただきました。
自分の飼っているコがおしゃべりしてくれたら楽しいですよね。
でもひとつ、重要なことがあります。それはおしゃべりはあくまでもインコを楽しく飼育するための魅力のひとつにすぎないということです。
生き物に絶対、はありません。無口なヨウム、おしゃべり上手のコザクラインコ、歌を歌うメスのインコ、などたまにびっくりするような事例を耳にすることがあります。
結局は飼っている鳥の気分次第なのかもしれませんね。
もし自分の飼っているコがどうしてもおしゃべりを覚えなくても、飼い主さんの声はちゃんと分かっていますし、かわいいのに変わりはありません。
毎日しっかり話しかけてあげてくださいね。
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