みなさんこんにちは、セネきちです!
前回はウサギ初心者さん向けに、餌のお話をさせていただきました。
ウサギの餌は牧草が主食で、ペレットが副食!牧草は食べ放題ね!
そうです♪まだウサギの餌についてよく分からないなーという方はこちらを先に読んでくださいね♪
今回は、そんなウサギの餌について、もうちょっと詳しくみていきたいと思います!
それは、良い餌と悪い餌の見分け方です。
ペットショップで買えば良いウサギの餌が売っているんでしょう??
実はそんなことはなく、市販のウサギの餌の中には、お世辞にも良い餌とは言い難い商品もあるんです。。。
えっ・・・
本来はペットフードはペットの健康を考えてつくられるべきなのですが、残念ながら、良い餌と悪い餌を見分けるためには飼い主さんがある程度勉強しておかなくてはならないのが実情なんです。
今回は、初めてウサギを飼う方でも分かりやすい「見分け方ポイント」を紹介していこうと思いますので、より良い餌を選びたい!という方はぜひ読んでいってください。
最後まで読み終わるころには、「良い餌」「悪い餌」が自分で見分けられるようになっているはずですよ
良い餌、悪い餌とは?
まず、ウサギにとって「良い餌」「悪い餌」とはどういうものなのでしょう。
おいしい餌、よく食べる餌・・・かな?
そうですね、おいしい餌はウサギにとって嬉しいものでしょう
でも実はおいしくてよく食べる餌が「良い餌」とは限らないのです。
人間でも同じでしょう?
体に良い食べ物より、体に悪そうな食べ物はおいしいし、たくさん食べたくなる・・・
確かに・・・ピザ、ファーストフード、菓子パン、ケーキ、お菓子・・・体に悪そうなもの大好き!!
ウサギも同じなんです。
ウサギの主食である、チモシー牧草を原料に、ウサギの健康を考えてつくられた餌は嗜好性が低く、逆にウサギにとっておやつにしかならないようなトウモロコシ、果物、ナッツ、小麦といったものが含まれる餌は嗜好性が高い傾向があります。
しかも、人間ならば、おいしいだけで体に悪い食べ物は控えめにしよう、と意識することができますが、ウサギは一度嗜好性の高い餌を与えてしまうと、それ以外の餌を食べなくなってしまうことが多いのです。
一度「悪い餌」を与えてしまうと、「良い餌」に切り替えるのは難しいのです
今から詳しい「見分け方」を紹介させていただきますが、これらのことを意識しながら読んでいただければと思います
良い餌の見分け方と悪い餌の特徴
本題に入る前にちょっとだけ注意点をお話しておきますね。
①ウサギの餌=牧草、ペレット両方を意味していますが、どちらかにしか当てはまらないところもあります。
②今回分かりやすく、良い餌、悪い餌という言葉を使わせていただきますが、おススメの餌、おススメできない餌だと思っておいてください。
③餌選びには「例外」もあります。
健康なウサギにはぜひ「良い餌」をおススメしたいのですが、世の中には超高齢で死期が近づいているウサギや、病気により特定の餌しか食べられないウサギもいます。
そういったウサギたちにとっては、普段なら絶対におススメできないような餌でも、「食べてくれる」ことを重視し、あえて「悪い餌」を与えることもあります。
今から紹介するのは、「健康な若いウサギ」を飼育する方に参考にしていただきたい情報になります。
販売している場所で分かる「良い餌」
餌は基本的には、原材料やウサギへの安全性を一番気にしてほしいのですが、できれば販売されている場所にも目を向けてみましょう。
どれだけ良い餌でも、販売されている場所によっては買わないほうが良いこともあります。
販売している場所は、ウサギの餌の品質や、衛生面に影響してくる、大事なチェックポイントなんです!
販売している場所・・・近所のホームセンターでいいかな?少し離れたところにはペットショップもあるんだけど・・・
もちろんホームセンターでも構いませんよ。ただし、今から説明させていただく場所をチェックしてみてください
餌の置き場所が適切である
ウサギだけでなく、ペットの餌全般にいえることですが、保管場所は「清潔で、日光、風雨にさらされず、温度変化の少ない場所」であることが重要です。
ウサギの餌を雑に扱っているお店は嫌ですね
餌の袋がきれいである
次は、商品自体を見てみましょう。
商品が汚れているのは飼い主さんも嫌ですし、ずっと置かれている餌は品質も気になります。賞味期限内であっても、そういった餌は避けるようにしましょう。
特にペットコーナーの無いホームセンターや、一般のスーパーマーケットのペットの餌コーナーは、商品の回転率が悪いことがあるので、要チェックです。
②商品のパッケージで分かる「良い餌」
さて、まずは商品のパッケージをよく見てみましょう。
メーカーによって、実に様々なデザイン、サイズがありますね。
気になる餌があったら、手にとってみましょう。
原材料の表示がある
ウサギの餌に限らず、ですが、口に入るモノは原材料表示を気にしたいものです。
良い餌は原材料にもやましいところはないのではっきり記載されていますよ。
良い餌ほど、原材料が自慢になるのです!
品質を守るパッケージになっている
ウサギの餌は風味が命です!
袋(パッケージ)はどのようなつくりになっていますか?確認してみましょう。
家での保存方法も重要です。
冷暗所で保管して、しっかり口を閉じておきましょうね。
キャッチフレーズがシンプル
ウサギの餌を見てみると、美味しい!毛球対策!などのキャッチコピーが記載されていますね。
これらは実は、たくさん書いてあるから良い、何も書いていないから悪い、という判断はできません。
ついつい買ってしまいそうなキャッチフレーズに騙されないようにしたいものですね。
ニンジンはウサギの餌ではなく、おやつとしてもあえて与える必要のない野菜です。
ウサギ=ニンジンのイメージを利用しているのですね。
値段が安すぎない
こちらはペレットのお話ですが、ウサギのペレットを見ていると、値段がピンキリで、差が大きいことが分かります。
ウサギの餌はおおむね値段と品質が比例します。
大容量パックなのに安い商品は、ウサギの体に良くない、つなぎの小麦粉やトウモロコシといった余計なものが多く含まれている場合があります。
値段だけで決められない部分もありますが、極端に安いものには手を出さないようにしたいですね。
②原材料で分かる「良い餌」
良い餌は原材料がきっちり表記されていますが、中身ももちろん大事です!
ちょっと難しい?と思うかもしれませんが、初めてウサギを飼う方でも分かりやすい部分を紹介しますね。
余計なものが入っていない
中身が見える、もしくは中身の写真が載っていれば、よく見てみましょう。
色々入っているとおいしそうに見えますが、健康を考えてつくられたとは言い難い商品です。
色々は行ったペレットは嗜好性がとても高いので、一度でも与えると、普通のペレットを食べなくなることもあります。注意しましょう・・・
着色料が入っていない
ペレットの場合ですが、着色料は当然入っていないほうが良いです。
ウサギは色よりも香りや硬さを気にして食べています。
ペレットは薄い茶色が自然な色なんです
おまけ。「国産」はあまり気にしなくてOK!
人間の食品は「国産」が安全で安心、というイメージがありますが、ペットフードに関しては、海外のほうがレベルが高いです。
国産だから良い、悪い、という判断はできないので、特に気にしなくても良いでしょう。
ペレットに関してですが、ウサギにとって最も注目しておきたいのが原材料の中でも「祖繊維」のところで、20%くらいはほしいところです。
また、ペレットはつなぎとして小麦粉が使われていますが、ウサギの健康には良くないものなので、「グルテンフリー」「小麦粉不使用」も良い餌の特徴といえます。最近はこのような商品が増えているのでうれしいですね。
使うのに注意が必要な餌も!
「良い餌」「悪い餌」の見分け方は以上です。
次は、「良い餌」でも使う時に注意が必要な場合があるので、簡単に説明させていただきますね。
せっかく良い餌でも使い方を間違えれば一気にウサギにとって良くない状況になってしまうのです。
知っているだけで役立つので頭の片隅にでも入れておいてくださいね
手に入りにくい餌
ウサギ用の餌には原材料にとてもこだわっているペレットや、産地や時期によって異なる牧草を販売しているところがあります。
普通のペットショップやホームセンターでは手に入らず、動物病院限定であったり、特定のサイトでしか手に入らないものもあります。海外輸入の餌も当てはまりますね。
こういった餌は、品質、栄養価共に最高クラスで、ウサギのことを考える飼い主さんならばぜひ与えてみたい!と感じるものですが、購入できる場所が限定されている餌は「売り切れ」や「店舗の閉鎖」を予測して使うことが大切です。
ウサギは餌の味の変化に敏感なので、万が一与えている餌を切らしてしまうと、致命的な問題になってしまいます。
種類の違う餌と混ぜて2~3種類常に与えるようにしておけば対応ができるので、ぜひ一つだけの餌にこだわらず、いくつかお気に入りの餌をみつけておくようにしましょう。
適応年齢が決まっている餌
ウサギ用の餌には適応年齢が決まっているものと、全年齢適応のものがあります。
子ウサギをお迎えした方なら、グロース、成長期用、といった表記のある餌を使います。
こういった餌を使う時は、適応年齢を超えて使わないように注意が必要です。
成長期用の餌は生後7~8か月までとされていることが多く、その時期を超えて使い続けると、肥満や腸の異常につながりやすくなってしまいます。
せっかく良い餌を選ぶなら、忘れずにアダルト用の餌に切り替えていくようにしましょう。
ちなみに4~5歳になったらシニアに変えるか、歯の様子をみながら柔らかめの餌に変えてあげるようにしましょう。
まとめ
今回は、良い餌の見分け方を説明させていただきました。
良い餌とはウサギの健康を重視してつくられた、シンプルな原材料の餌のこと。
悪い餌とはウサギの嗜好性と売れやすさを重視してつくられた餌のこと。
パッケージのキャッチコピーやおいしそうなイラスト、値段の安さでは良い餌を選ぶことはできないんだね!
そういうことです!
今ここまで読んでくださった方は、きっとウサギのことを考えて餌を選ぶことができる方です。
かわいいウサギに健康に長生きしてもらうために、良い餌を使っていくようにしましょう!
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