みなさん、こんにちは!セネきちです!
今回は、ウサギについて、よく聞かれる質問にお答えしていきます!
近年、ペットとして、人気がうなぎ上りのウサギ。
昔からヒトに飼育されてきた動物ですが、昔と今とでは飼育環境がずいぶん変わってきています。
そんなウサギについて、ペットショップではこのような質問をよく受けます。
ウサギを飼うのに全部でいくらくらいかかりますか??
実はウサギって飼育に必要なものが多い動物です。
なんだかとんでもなくお金がかかりそう・・・??
そう思うのも無理はありません。
実際、決して安い金額で飼育できるわけではありません。
ウサギをお迎えする時の初期費用、餌代・・・きちんとウサギを飼いたい!という飼い主さんほど気になってしまいますね。
そんなわけで今回は、ウサギの飼育に関して「お金」に注目して解説していきます!
どうやったら安くできるのか?節約術はあるのか?
ペットショップでは教えてくれないようなこともお伝えします♪
ウサギを飼うのに必要な費用とは?
まずは、細かい説明は面倒なのでざっくり結果だけ教えてほしい。というせっかちさんのために結論からお話しますね。
※価格は詳細価格の100の位を四捨五入した数値で出してあります。
ショップによって金額にはかなり差がでるので、あくまでも目安としてみておいてくださいね。予算はこれよりも多めにたてておきましょう。
となります。
これだけ見て予算が分かったからいいやという方はそれで良いのですが、細かい内訳が気になるという方は、ぜひこの先も見ていってください。
それぞれ一つずつ詳しく説明させていただきますね。
ウサギの値段
まずは何はともかくウサギ選びです。
先ほど、ウサギの金額が5,000~120,000円くらいだといいましたが、とんでもなく差があることに驚かれた方もいらっしゃるでしょう。
実はウサギというのは品種によってかなり金額が変わってくるんです。
特に専門店で販売されている、血統書付きのショーラビットたちは70,000円~120,000円くらいと、かなりの価格になっています。
もちろんただ高いのではありません。ウサギ自体のクオリティが高く、きちんと管理されており、飼育用品も間違いのないものを手に入れることができます。
ウサギ専門店が近場にあり、予算に余裕があるなら、専門店でのお迎えはどこよりも安心でおススメです!
専門店はおススメ!とはいえ、店舗数が非常に少なく、ほとんどの方はそこでウサギをお迎えすることはできません。(ウサギを長時間かけて持ち帰るのは大変なストレスになるためです。)
現在はウサギのお迎えは普通のペットショップかホームセンターからが一般的です。
専門店血統書付きウサギの価格を見てびっくりした方、安心してください。
普通のペットショップやホームセンターでの、だいたいの金額の目安はこのような感じになっていますよ。
↑ミニウサギ 5,000円前後。
雑種ウサギ。体重は1.5~2.5kgくらいのコが多い。
↑ネザーランドドワーフ 20,000円前後。
最小のウサギ。血統書付きの個体よりも大きくなるコが多く、体重は1.2kg前後。
↑ホーランドロップ 25,000円前後。
小型のたれ耳ウサギ。人懐っこいコが多い。体重は2kg前後。
↑ロップイヤーラビット 20,000円前後。
体重3kg近くになるたれ耳ウサギ。人懐っこいコが多い。
↑ライオンラビット15,000円前後。
ライオンのように頬や頭部の毛がふさふさと伸びるウサギ。体重は1.5kg前後。
↑ミニレッキス 20,000円前後
短い毛が密に生えており、手触りがビロードのような感触のウサギ。体重は2kg前後。
ウサギの価格はこのような感じになっています。ペットショップによって価格設定が異なる他、月齢が低いほど価格が高めです。あとは、カラーによっても変わりますので、まずはペットショップに足を運んでだいたいの価格を見てみましょう。
ウサギの予算だけで30,000円くらいみておけば、色々な種類から選ぶことができますよ♪
ウサギを飼う時の初期費用
次に、一番気になる、ウサギを飼うための初期費用についてです。
まず、ウサギの飼育には、これらの道具が必要です。
必ず必要なもの(無いと飼育ができないもの)
ケージ、ドリンクボトル、餌入れ、牧草入れ、餌(チモシー牧草とペレット)、トイレ、トイレ砂、シーツ
あると便利なもの(無くても飼育は始められるけど、不便だったり、掃除がしにくくなったり、ウサギが快適に過ごせないもの)
ハウス、足裏保護用マット、かじり木、ヒーター、キャリーケース、サークル、サプリメント、おやつ など。
それでは、それぞれいくらくらいで手に入るのかをみていきましょう。
飼育用品はピンキリなので、価格の幅も調べてみました。
それぞれ、安く抑えるにはどうすればいいかもアドバイスさせていただきます!
必ず必要なものの費用
これらは、初期費用として必ず必要なものです。
どれかひとつ欠けても、飼育ができません。
ウサギをお迎えしたらすぐに落ち着かせてあげられるように、ウサギをお迎えする前に揃えておいて、セッティングまでしておくのがおススメです。
ただし、餌はペットショップで与えていたものと同じものを購入するようにしましょう。
ケージ
まずは一番大事なケージです。
ケージはウサギの大きさに合ったものを用意します。
小型のネザーランドドワーフなら、幅60㎝以上、奥行き、高さは45㎝以上のものを、それ以外のウサギは幅70㎝以上、奥行き、高さ50㎝以上のものがおススメです。
価格帯は5,000円~30,000円くらいで、ケージによってかなりの金額の差があります。
ケージのサイズによって価格が変わるほか、引き出しトレイがついているものや、つくりが頑丈なものはより高くなります。
ケージはできるだけ広いものがおススメですよ。ウサギがのびのび過ごすことができます。
もしケージ代を安く抑えたいなら、アイリスオーヤマのケージがおススメです。
大きめのケージでも10,000円以下で手に入るものがあり、ホームセンターでの取り扱いも多いので、手に入れやすいのもポイント。
ただし!アイリスオーヤマ製のウサギケージには引き出しトレイが付いていません。トイレを覚えていないウサギに使うと、かなり掃除が大変になります・・・毎日底の部分を丸洗いできる方限定です!
あとは、通販だとセールなどで、普段高いケージでも安く手に入ることがありますよ!
ドリンクボトル
ドリンクボトルは給水器ともいいます。ウサギが水を飲むための飼育用品です。
ウサギはよく水を飲むので、300~600mlくらいの容量のものがおススメです。
価格帯は600円~2,000円くらいで、ディッシュドリンカーとよばれる、ケージ取り付け型のお皿タイプの給水器や陶器製の給水器は価格が高めです。
ドリンクボトルは商品によって特徴が大きく異なります。高いから良い、安いから悪い、という傾向はあまりありません。
ドリンクボトルは安いものだと600円代で手に入ります。
安いものはシンプルなものが多く、意外に使い勝手が良いので、ウサギがボトルから上手に水を飲めているコであれば特に高いものを選ぶ必要はありません。
↓ドリンクボトルについてはこちらで詳しく説明させていただいております!
牧草入れ
ウサギの主食はチモシー牧草です。いつでも食べられるように、ケージに牧草入れを設置します。
価格帯は700円~2000円くらいで、サイズが大きいものは価格が上がります。
サイズの小さいものを取り付ける場合は補充を頻繁にする必要があるため、仕事などで日中留守にすることが多い方は大きめのものを用意するようにしましょう。
牧草入れの中には、餌入れとセットになったものや、木製でできたものがあります。
そういったタイプは牧草入れとしてだけでなく、餌入れ、かじり木としても使うことができます。
例えば木製で餌入れと牧草入れが一緒になっているものを購入した場合、1つで3役こなしてくれるので、安く済ませることができ、また省スペースにもなります。
ただし!かじり癖の強いウサギに育った場合、木製の牧草入れはあっという間にボロボロにされることがあります。その場合は諦めて消耗品として使うか、かじり木を別で購入しましょう。
餌入れ
ウサギにはチモシー牧草のほかに、ペレットタイプの餌も与えます。こちらは食べ放題ではなく量が決まっています(ただしベビーの頃は食べ放題にしましょう)
価格帯は500円~1,500円くらいで、牧草入れとセットになっていたり、固定器具が付いているものは高めです。
餌入れは浅めの陶器の皿がおススメですが、ひっくり返していたずらするコにはケージにがっちり固定できるものを使いましょう。
餌入れは陶器やメラミンなどかじられないもので洗いやすいものであれば、100円ショップのお皿や灰皿、プレートなどでも代用ができます。
大人になるとひっくり返すコがいるので、その場合はケージに固定できるタイプに変えましょう。
シーツ
ウサギのケージの底にはシーツを敷きます。引き出しトレイ付きならそこに敷きましょう。
トイレを覚えているコはほとんど汚れませんが、覚えていないコは毎日交換が必要です。
価格帯ですが、1パック900円~1300円くらいで、商品によってサイズや枚数が異なります。
最近ではケージの底トレイ全面分のタイプよりも、節約して汚れたところだけ交換できる、半面タイプのものが主流です。購入する時にはサイズをよく確認しましょう。
もし飼育しているウサギがトイレを覚えてきたら、底の部分はシーツではなく、新聞紙を敷いて毎日交換する、というやり方に変えることができます。ウサギはオシッコが臭うので、ウンチが落ちているだけなら掃除もしやすいです。
また、ネット通販などでは大容量パックも販売されているのでそちらを見てみてもよいでしょう。
ちなみに、犬用のシーツを使う方もいらっしゃいますが、ウサギ用に比べて犬用は尿の吸収量が少ないので、あまりおススメできません。
トイレ用品
ウサギは、個体差はあるものの、決まった場所で排泄する性質があります。
ケージの隅にトイレを置き、トイレの中にはトイレ砂や専用シーツを敷きます。
価格帯はトイレ本体が700円~3,000円くらいで、サイズが大きいものや陶器製のもの、引き出しトレイ付きのものは価格が高めです。
中に入れるシーツは1パック20~30枚入りで800円~1000円くらい、砂は1袋7リットルくらい入っていて900~1300円くらいです。用意したトイレに合わせて、シーツか砂かのどちらか、もしくは両方を使います。
ウサギは、ウンチもオシッコも完璧なコもいれば、オシッコだけ完璧だけどウンチはあちこちでする・・・というコもいるので、飼育しているコのトイレの覚え具合によってトイレの掃除頻度が変わります。
もし、ベビーのウサギから飼育するなら、トイレは一番安いシンプルなもので様子をみてみても構いません。
しばらく使ってみて、かじる、オシッコが漏れる、ひっくり返す、ウサギが乗りにくい、などの問題が出て来たら、それに合ったものを買い直しましょう。
ちなみに、飼育しているコが、トイレをかじったりひっくり返す遊びをしないコであれば、100円ショップなどにあるメッシュトレイ付きの浅型カゴで作ることもできます。手先の器用な方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
餌
ウサギの餌はチモシー牧草とペレットです。チモシー牧草は食べ放題、ペレットは量を決めて与えます。(ベビーの頃は両方食べ放題です)
価格帯は、チモシー牧草が500gあたり400~1500円くらい、ペレットは500gあたり600円~1500円くらいです。
それぞれ月齢に合わせたものを選び、常に新鮮な状態が保てるように、1日2~3回に分けて与えるのがおススメです。
残念ながら、餌に関しては価格の安さと品質はほぼ比例するため、安く用意するのはおススメできません。
大容量パックだと割安になりますが、ウサギは風味が落ちると食べなくなるため、結局無駄になってしまうことが多いです。
餌に関しては多少高くても良いものを与えるようにしましょう。
ハウス
ハウスはウサギの隠れ家になります。特に、ベビーでお迎えする場合には、体が隠れるサイズのものを入れ、落ち着く場所を作ってあげる必要があります。
価格帯は1,000円~4,500円くらいで、サイズが大きいものや、木製のものは価格が高めです。
ハウスはオシッコが付きにくい、底の無いタイプがおススメです
ハウスはウサギが隠れられるくらいの段ボールをカットして作ることもできます。
ベビーのうちはかじられることも少ないので、自分で作ってみても良いでしょう。
汚れたら捨てればいいので掃除も楽ちんです。
通販などで配送に使われた段ボールは衛生的ではないのでホームセンターや郵便局などで売っているものがおススメです。
「必ず必要な飼育用品」に関してはこのくらいです。
金額を出して見ると、初期費用として、ウサギの代金以外に11,300円~49,600円必要だということが分かります。
理論上は最も安く揃えれば10,000円弱と、とても安く済むようにもみえますが、実際はウサギの種類や性格によっても選ぶものが異なりますし、ペットショップに全ての商品が揃っているわけではないので、予算はこれより多めに用意しておく必要があります。
ネット通販ならかなり安く揃えられますが、ケージなど大型の商品は送料が別で発生することもあるので注意しましょう。
その他、少しずつ揃えていきたいもの
これらの飼育用品は必須アイテムではないものもありますが、用意しておいたほうがウサギが健康で快適に過ごすことができます。
ウサギを飼うなら、ぜひ持っていてほしいものばかりです。
かじり木
ウサギは歯が伸び続ける動物なので、かじり木と呼ばれるものをケージに入れてやり、いつでもかじることができるようにしてあげましょう。
かじり木はケージに固定するもの、転がしておくものなど、色々な種類があります。
価格帯は200円~600円くらいで、凝ったつくりのものや素材にこだわっているものは価格が高めです。
ケージに固定するフェンス状のものは場所をとらないのでおススメですよ
もし牧草入れやハウスが木製なら、かじり木は入れなくても構いません。
ケージの中に余計なものを置きたくない方にもおススメの方法です。
足裏保護マット
ウサギは犬や猫のように足の裏に肉球がないので、ケージの固い床の上にばかりいると足裏に負担がかかってしまいます。
ワラの座布団やマットなどを敷いて、足の裏への刺激を減らしてあげましょう。
価格帯は350円~900円くらいで、サイズの大きなものやプラスチック製のものは価格が高めです。
特に短毛種や体重の重いウサギは気を付けなくてはなりません。
ウサギ用として販売されているマットは牧草を編んだものが多いのですが、洗うことができないので消耗品になります。
もし頻繁に買い替えるのに抵抗があるなら、洗って使える布製のマットを使いましょう。
※ただし、布をかじってたべてしまうコには使えません。
キャリーバッグ
ウサギを動物病院に連れていく時や、緊急時の避難の時には、ウサギをキャリーバッグに入れて移動させます。
キャリーバッグには素材がいろいろあるので、飼い主さんの使い勝手の良いものを選びましょう。
価格帯は2,500円~10,000円くらいで、素材や機能にこだわっているものほど価格が高めです。
キャリーバッグは洗いやすいものや、すのこ付きのものがおススメですよ
キャリーバッグの価格が安いのはアイリスオーヤマやマルカンというメーカーの商品です。
特に使いやすさやクオリティを求めていないならば、問題なく使えます。
ネットならより安く探すことができるでしょう。
お手入れ用品
ウサギは季節によって毛が生え換わる動物です。ブラッシングは飼い主さんにとってもウサギにとってもメリットがありますので、ぜひやってあげてください。
爪切りに関しても定期的にやってあげる必要がありますが、自分ではできない!という方は動物病院でやってもらいましょう。
価格帯はそれぞれ450円~2,000円くらいで、プロ仕様のものは価格が高めです。
ウサギのお手入れは大事なスキンシップの時間にもなりますよ
爪切りやブラシは小型犬用や猫用のものも含めて価格の安いものを探してウサギに使うことが可能です。また、お手入れ用品がセットになっているものもあるので探してみてもよいでしょう。
ヒーター
秋になったら、ヒーターを準備し始めましょう。ウサギの年齢や住んでいる地域によってどの程度保温してあげるか変わってくるのですが、大き目でしっかり暖められるものを選んでおくと安心ですよ。
価格帯は1,800円~4,500円くらいで、サイズが大きいものほど価格が高くなります。
ヒーターは秋から春頃まで、意外に長く使います。特にお迎えして初めての冬はしっかり寒さから守ってあげなくてはなりません。
ヒーターはサイズや暖まり具合によって価格が変わるため、節約が難しいです。
寒冷地に住んでいる方は、ヒーターだけでなく、人のいる暖かい部屋にケージを置いてあげたり、ケージにカバーをかけたりして追加で対策をとってあげる必要もあります。
リード、ハーネス
ウサギを外でお散歩させるなら、必ずハーネスとリードをつけましょう。
色々な種類のものが販売されていますが、飼育している子のサイズに合ったものを選びましょう。
価格帯は600円~5,000円くらいで、専門店の商品やハンドメイド品は価格が高めです。
ハーネスを付ける前には、まずウサギの体を触っても嫌がらないように慣らしてからにしましょう。
これらは必ず必要なものではありません。外に散歩に連れて行くことがない場合は用意しなくても良いでしょう。
サプリメント
良質で新鮮なチモシー牧草とペレットだけでもウサギは飼育できますが、サプリメントを与えることで、より健康に気を使ってあげることができます。
価格帯は250円~3,500円くらいで、素材や効能のこだわりの高いものほど価格が高めです。
サプリメントは説明文をよく確認し、効果が被らないように揃えましょう。
きちんとしたサプリメントは、販売している店舗が限られます。いくら安くてもおやつのようなものだと意味がありません。
選ぶなら、ウサギ用品を扱っている店舗の通販を利用するのがおススメです。
予算を無駄なく使って良いサプリメントに出会うことができますよ。
おやつ
ペットショップに行くと、おいしそうなウサギ用のおやつが色々と販売されています。
おやつは家にある野菜や果物でも十分ですが、市販のものも1つもっていると便利ですよ。
価格帯は100円~2,000円くらいで、素材にこだわっているものほど価格が高めです。
無添加で余計なものが入っていないものがおススメですよ
おやつは必須アイテムではありませんが、普段家で与えるおやつは野菜や果物のかけらでも構いません。
ただし、動物病院に連れて行く時などに使うおやつは傷みにくい市販のおやつを使いましょう。
サークル
ウサギはできるだけ毎日ケージから出してあげましょう。運動不足、ストレスの解消、飼い主さんとのスキンシップにもなります。
その際、お部屋がウサギを放し飼いにできる環境でなければ、必ずサークルなどで仕切って安全な場所でウサギを遊ばせるようにしましょう。
価格帯は3,000円~9,000円くらいで、サイズが大きいものほど価格が高めです。
お部屋の中は電源コードや観葉植物、本や人の食べ物など危険がいっぱいなのです
もし安く用意したいのであれば、ネット通販で購入するのが一番おススメです。
サークルは場所をとるため、実店舗には種類や在庫を多く揃えていないところがほとんどです。
ネット通販なら、ウサギ用だけでなく、犬用も合わせて、いろいろな商品から選ぶことができます。
あとは、ホームセンターなどでワイヤーネットやすのこを買ってきてつなぎ合わせれば好きなサイズのサークルを自作することができます。
飼育用品に関しては以上です。
次は、一番重要な項目、「ランニングコスト」ウサギを飼い続けるために必要な費用について、です!
ウサギを飼い続けるために必要な費用
さて、最初に必ず用意するものを揃えて安心してはいられません。
一度飼育用品を揃えてしまえば、1か月くらいは飼育ができますが、床材や餌はだんだんと減っていきますね。
ウサギは餌の減りも早いですし、トイレ用品だって消耗品です。
ランニングコスト、消耗品。ウサギが死ぬまでずっと必要なものの金額を紹介していきたいと思います。
※ランニングコストはウサギの種類、使用しているトイレ用品や餌の価格、掃除の頻度によって大きく異なりますので、一つの例としてみてください。
まずは参考にする飼育例をみてみましょう
体重 1kg
年齢 1才
ケージのサイズ 60サイズ
トイレの種類 トイレの砂を入れて使うタイプのトイレ
使用している餌 GEX ラビットプレミアムフード&チモシー
トイレの覚え具合 ほぼ完璧だが週に1回くらい失敗している
餌のチモシー+ペレットに6,800円くらい
トイレの砂に700円くらい
ケージ用シーツに225円くらい
ランニングコストは合計7,725円くらい
イメージがわきづらいと思うので、もう少し詳しく説明させていただきますね。
餌は毎月どれくらい消費する??
金額だけじゃなくて、もうちょっと細かく知りたいよ、という方向けにもう少し詳しく解説していきます。
まずウサギの生命線、餌ですが、ウサギが大人になるまではチモシーもペレットも食べ放題にしてやります。
ちなみにウサギは生後1年ほどで完全な大人の体になりますが、実際は生後半年ほどで大人の大きさにまで成長します。
太りやすいコはこの時点でペレットの量を調節し始めます。だいたい体重の3%くらいです。
※体重の1.5%でいいという説もあります。
「飼育モデル例」のネザーランドドワーフなら、体重が1kgなので、1日に与えるペレットの量は30gということになります。
今回はこちらのラビットプレミアムフード(品質がよく、全年齢適応、ネットでもペットショップでも、比較的手に入りやすく、安定のロングセラー品です。)というペレットを例に出して計算するので、
一袋850g入りでメーカー希望小売価格1,540円 なので1か月分の930gでは約1,685円となります。
チモシー牧草は引き続き、ウサギが死ぬまで食べ放題にし続けます。
チモシー牧草はだいたい1日に100gくらい食べるのが理想です。
今回はペレットと同じブランドのチモシーを例に出して計算するので、
一袋500g入りでメーカー希望小売価格825円 なので1か月分の3,100gでは約5,115円となります。
これら全て考慮すると・・・
(飼育モデル例のウサギでは)1か月の餌代が約6,800円かかるということになります。
今回はメーカー希望価格で計算しているので、実際はこれよりも30~40%くらい安く手に入るとは思いますが、それでも数千円はかかるということになりますね。
トイレ用品は毎月どれくらい消費する?
続いてはトイレ用品です。
健康なウサギはよく食べ、よく排泄します。ウサギはウンチはあまり臭いませんが、オシッコは臭うので毎日の掃除が必要です。
トイレの種類によって、中に入れるシーツや砂は異なりますが、今回は飼育モデル例のウサギ、「トイレはほぼ完璧だけど週に1回くらい失敗する」の場合にかかる費用をみていきたいと思います。
今回はこちらのトイレを使うこととします。中には専用のシーツを敷きます。
トイレを覚えているので毎日掃除をします。
あとはケージの底にこちらの半面タイプのシーツを敷き、週に1回汚れた部分を交換することとします。
専用シーツ おなやみ解決トイレ消臭シーツは30枚入りなので、ちょうど1か月ぶんになります。
※価格はメーカーホームページにて、オープン価格となっているため、ネット通販価格を参考に、価格を出すこととします。
ケージの底に敷くシーツも同じように計算すると、
一袋20枚入りで約900円、1か月に5枚消費するとして 1か月にかる費用は約225円となります。
これら全て考慮すると・・・
(飼育モデル例のウサギでは)1か月のトイレ掃除用品代が約925円かかるということになります。
今回は小型のネザーランドドワーフで1日にトイレ掃除を1回で計算していますが、その他の品種のウサギは体重1.8~3kg近くあり、排泄物も多いので、その場合は1日2回ほどの掃除が必要になります。
ちょっと長くなってしまいましたが、このようにしてランニングコストを割り出した結果、
餌のチモシー+ペレットに6,800円くらい
トイレの砂に700円くらい
ケージ用シーツに225円くらい
合計で7,725円くらい ということになったわけです。
ランニングコストには餌やトイレ用品の他にも、サプリメントや木製飼育用品の交換費用なども含まれます。
必要に応じて7,000円~10,000円くらいの予算を組んでおくと安心ですね。
予想外の出費!ウサギの飼育にはこんな費用も・・・
さて、飼育に必要なものを揃えて、ランニングコストもいくらくらいかなんとなく分かったところで、次は「予想外の出費」についてお話します。
ウサギを飼育していると、意外に多いのが、この予想外の出費なんです。
予想外ではありますが、非常に重要な出費です。
ウサギの飼育でお金とんでいくような事案をいくつか紹介しますね。
最初に知っておくことで、急な出費にも驚かなくなりますよ!
予想外の出費①夏の暑さ対策
ペットがいる家庭を悩ませる出費といえば、まずは「夏の光熱費」です。
冬はペット用のヒーターというものが存在しますので、飼い主さんが不在でも、ヒーターを付けてケージに毛布をかけるなどしておけばなんとかなります。
しかし、夏に頼れるのは人間用のエアコンのみ。扇風機では、毛の生えている小動物にとっては猛暑に対応しきれません。
飼い主さんが不在の時もエアコンをかけておくと、当然光熱費は高くなります。
特にお迎えしたばかりのウサギが初めて越す夏は必ずエアコンでの室温管理が必要です。
金額は家庭の電気契約により異なりますが、3,000~5,000円くらいは上がることを覚悟しておきましょう・・・
予想外の出費②飼育用品の買い替え
ウサギの飼育用品は普通に使っていればケージは寿命を迎えるまで、トイレや餌入れなども何年かは使えるものです。
しかしそう簡単にはいかないのがウサギです。
それぞれ長く使えると思って購入したものが買い替えを余儀なくされるような事態になることが結構あるのです。
ケージ・・・底トレイが割れてしまった、思ったよりウサギが大きくなった、など。
トイレ・・・ウサギが成長するにつれオシッコが漏れるようになった、かじられて使えなくなった、など。
餌入れ・・・ウサギがひっくり返すようになったので固定式にしなければならなくなった、など
あくまでも一例ですが、ウサギの性格や成長具合によっては予想外の出費もあるのだということを頭に入れておきましょう。
ケージに関しては最初から大きめでつくりのしっかりしたものを用意しておけば長く使うことができます。一番出費のかさむ飼育用品ですが、後のことを考えると高くてもいいものを選ぶのがおススメですよ
予想外の出費③ケガや病気での通院
最後に・・・
最も重要で、かつ一番お金のかかることを頭にいれておきましょう。
それは「動物病院」にかかった時の費用です。
ウサギを飼育していると、下痢をする、ケガをする、なんだか元気が無いなどの体調不良により病院に連れて行かなければならなくなることがあります。
他の動物に比べ、ウサギは動物病院にお世話になることが多いような気がします・・・
また、ウサギは爪切りが必要な動物です。
しかしウサギは抱っこが苦手なため、家では切れない、という方も多く、そういった場合は動物病院に通って爪切りをしてもらうことになります。
ウサギの状態異常は、そのまま放置すれば、悪化して命に関わりますので、飼育をしている以上は、動物病院に連れて行って、治してやるために最善を尽くさなくてはなりません。
痛い出費ではありますが、ウサギをお迎えする時には急に動物病院に行くことになってもいいように貯蓄に余裕をもっておきたいものですね。
また、ペット保険に加入するのも良いでしょう。
こちらの記事で詳しく解説していますよ!
まとめ
今回は「ウサギを飼うために必要なお金」の話をさせていただきました。
お迎えするウサギの種類や飼育方法にもよりますが、エキゾチックアニマルの中ではかなりお金のかかる動物であることがお分かりいただけると思います。
まとめてみると・・・
ウサギの飼育用品には全部で21,000円~くらい必要。
そのうち、最初に必ず必要なもの、初期費用は11,000円~くらい必要。
ランニングコスト(餌代やトイレ商品代など)は月に7,000円~くらい必要。
万が一病気やケガをして動物病院にかかった場合数千円~必要。
・・・という感じになりました。
ただし、全てクオリティ無視の最低価格だと思っておいてくださいね。
もし高いなぁ、どうしよう、と思った方は、今はやめておくのも手です。
もし飼育を考えている方は、一度こちらも見てみてくださいね。
ウサギは本当にかわいくて魅力的なペットです。
しっかり準備をして可愛がってあげれば、きっとお金がかかってもいい!というくらいの存在になりますよ♪
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