こんにちは!セネきちです!
今回は、「歌うアンデスのねずみ」デグーについてのお話です!
デグーってどんな動物??
値段や種類が知りたい!
飼うのは難しいのかな??
そんな方にぜひ読んでいただきたい記事ですよ♪
デグーとは
デグーとは、デグー科デグー属に属する齧歯類です。
チリの山岳部に生息しており、植物や種子を食べて生活しています。
デグーの特徴として、家族単位で生活し、鳴き声でコミュニケーションをとる、というものがありますが、その様子から、「アンデスの歌うネズミ」という愛称もありますよ。
ちなみに、ネズミ、というワードですが…
デグーは見た目はどう見てもネズミですが、実際は全く違う種類の動物です。
食べているものも、性質も異なりますし、近い種類としてはチンチラ、モルモット、カピバラなどが挙げられます。
また、デグーはとても賢い動物だといわれています。
人間の2歳児くらいの知能をもち、簡単な芸も覚えることがあります。
デグーの種類と値段
2000年代前半頃までは、デグーはノーマルカラー(アグーチと呼ばれる)しかいませんでした。
そのうち「ブルー」が出てきましたが、価格は非常に高く、なかなか手が出ない存在でした。
しかし、今はデグーのカラーはいくつか作出されるようになっており、ペットショップなどで手に入るようになってきました。
いくつか紹介しますね。
※生き物の価格は常に大きく変動します。
※ここに記載する価格レベルはだいたいの相場です。生体の月齢、カラーの濃さ、性別、個体の性格によってかなり価格に差が出ます。
ノーマル(アグーチ)
こちらは、ノーマル。野生のデグーのカラーです。
毛の根元は濃い茶色で、毛先は薄い茶色で、個体により濃淡の差があります。
一般的にノーマルカラーが一番丈夫だと言われていますので、初心者向けですね。
価格は4,000~7,000円くらいです。
ブルー
ノーマルの次に出てきたカラーで、ドイツで作出された品種です。
当時はノーマルより色がちょっと薄いかな?というカラーが多かったように思いますが、現在は随分色が薄くなり、限りなくグレーに近い個体も出ているようです。
価格は7,000~10,000くらいです。
パイド
パイドは、カラーの名称ではなく、ぶち模様のことです。
元のカラーにより、アグーチパイド、ブラックパイド、サンドパイドなど名称が変わります。
いろんな柄がいるので、オンリーワンな個体を見つけることができるでしょう。
価格は7,000~10,000円くらいですが、おそらく柄のバランスが良い個体や、白が多い個体が価格が上がると思われます。
サンド
令和になって出てきた品種で、まだまだ珍しいデグーです。
イエロー、オレンジ、クリームとも呼ばれます。
価格は店舗によりかなりバラつきがあり、ネットで軽く調べるだけでも10,000~30,000円と、かなり幅がありました。
ブラック
真っ黒なデグーです。
まだまだ珍しく、あまりペットショップなどで見かけません。
稀に濃いめのノーマルを、ブラックとして販売されていることもあるみたいなので注意しましょう。
価格は20,000~30,000くらいです。
ホワイト
全身真っ白なデグーです。
アルビノではないので目は黒です。
ただし、デグーのホワイトというのは、クリームパイド(サンドのもっと薄いカラーがまだらになった品種)のパイドの柄がほとんど抜けて全身白に近いカラーが出た品種ではないかとも言われています。
↓実際、パイドのなかにはだいぶ白が多い個体がいます。
ちなみにアルビノはまだ作出されていないのか?存在しないのか?ネットで探しても情報が見つかりませんでした。
オスとメスの違い
デグーの性別は、生後3か月を超えたくらいから、生殖器で見分けることができます。(オスは肛門と生殖器の距離が長く、メスは短い)
ただし、ある程度見慣れていないと、メスの生殖器もオスの形に似て円錐形をしているので、間違えてしまうかもしれません。
性格に関しては、小動物全般共通して「オスはアピール上手で慣れやすい、メスは警戒心が高めでやや慣れにくい」といわれる説が一応デグーにも当てはまるとはされているのですが、実際は個体差が大きいので、飼育する時には、性別で選ばず、相性やフィーリングで選ぶほうが良いでしょう。
ちなみにデグーは家族単位で仲良く暮らすことができ、その仲睦まじい様子を楽しむのも飼育の醍醐味ではありますが、仲の良いオスとメスを一緒に購入してきても、家に連れて帰ると急に激しい喧嘩を始めることがあります…
多頭飼育する際は、ケージに入れてしばらくはかなり注意して観察するようにしてくださいね。
寿命
デグーの寿命は、5~8年くらいです。
生後1年で、人間でいう成人年齢に到達します。
最近では飼育環境が良くなってきたこともあり、10歳くらいまで生きた!という話も聞かれるようになりましたよ。
デグーの飼育
デグーがどういう動物なのかなんとなく分かってきたところで、飼育についてもお話しますね。
以前は、“ドブネズミだ!”なんて言われてしまったりしていたデグーですが、最近ではペットショップで見かけることも多くなり、飼育本もいくつか出版され、飼育人口も増えてきたように思います。
ちょっとデグーに興味があるな~、という方はぜひこの先も読んでみてくださいね。
デグーは飼いやすい?
これはどのペットでも聞かれる質問ですね。
デグーが飼いやすいかどうかは、人にもよるし、デグーの性質にもよるのですが、個人的には小動物の中では飼いにくいほうにはいるかなぁという感じです。
理由は…
・体のサイズのわりに大きくて丈夫なケージが必要で、飼育用品も多めである
・デグーを診られる獣医がとても少ない
・単独飼育だとさみしさを感じやすく、多頭飼育だと喧嘩によるケガやメスの妊娠の心配がある。
…という感じでしょうか。
また、多くの小動物が夜行性なのに対し、デグーは昼行性です。
日中家にいられる方の飼育が一番望ましいですね。
デグーを飼おう!という方は、ここらへんを頭にいれておいていただけると嬉しいです!
デグーは慣れる?
これもよくある質問です。
答えからいいますと、デグーはかなり慣れるほうです。
集団生活をする動物は仲間を欲するので慣れやすいものが多いのですが、デグーはそれに加えて頭も良いので、飼い主をしっかり認識し、信頼関係を築きやすいのです。
最初はまずケージごしにおやつを与えることから始め、少しずつ距離を縮めていきましょう!
飼育に必要なものはなに?
先ほど、「デグーは体の大きさのわりに大きくて丈夫なケージが必要で、飼育用品も多め」とお話しましたが、実際小動物の中でも最初に用意する飼育用品が最も多い部類に入ります。
最低限必要なものがこれらで…
・ケージ
・餌入れ
・ドリンクボトル
・牧草入れ
・餌(チモシー、ペレット)
・ビタミンCサプリメント
・砂浴び容器と砂
・かじり木
・隠れ家
・室温を調節するもの
ここに更に飼育していくにつれ必要になってくる用品があります。
・キャリーケース
・ケージの中に付けるステップなど
・回し車
・体重を量るもの
・おやつ
こんな感じでしょうか。
ちなみにケージの中に入れるものは、基本的に陶器製のものを選ばなくてはなりません。
デグーはかじるのが大好きなので、木製のものは一日で破壊されてしまうこともあります。
デグーお迎え初期費用は、飼育用品だけで3万円くらいはみておきましょう!
まとめ
今回は、歌うアンデスのねずみ、デグーについて、どんな動物なのかをお話させていただきました!
ねずみに似ているけど、全然違う動物で、人によく慣れ、賢いデグー。
ちょっとお世話は大変だけど、ペットとしてはとてもかわいらしい存在で、一度飼えば夢中になることでしょう。
細かい飼育方法などは、また別の記事でまとめたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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