こんにちは、セネきちです!

最近、鳥を飼うことがだいぶメジャーになってきましたね。
インコのおしゃべりする姿や歌を歌ってノリノリになっている姿がテレビや動画サイトなどでよく見られるようになりました。

インコの魅力が広まっているね!インコは素晴しいペットだし、ハッピーな人も増えるね!
そうです、インコは素晴しいペットです!
でも・・・インコの魅力が知られるのは嬉しいことですが、悲しいかな、飼ってみてこんなはずじゃなかったと感じる人も多いんです。
今回は、インコを飼いたいな!と思った方に、先に知っておいてほしいことをまとめました!

あえてインコを飼う上でのデメリットを並べてみました。インコ好きさん、許してくださいね!
おしゃべりするとは限りません。

インコといえばおしゃべり!だよね。ノリノリでダンスしたり歌を覚えるインコの動画が好き!
動画サイトやテレビでは楽しい動画を見ることができますね。
なのでインコ=おしゃべりというイメージが定着していますが、実はどのインコも自然にしゃべるようになるわけではありません。

インコの種類、性格、性別、やる気、そして飼い主さんの接し方などが合わさって、「おしゃべり上手」なインコになるんです。
おしゃべりが苦手な種類もいます
実はインコはおしゃべりが得意な種類よりも苦手な種類のほうが多いです。
手に入りやすいインコで例えるならば、コザクラインコ、ボタンインコはおしゃべりが苦手です。
種類としておしゃべりが苦手なので、飼い主さんが頑張って覚えさせても難しいです。

じゃあ得意なインコって何??セキセイインコはどう??
おしゃべり上手で有名なセキセイインコ。確かに手に入りやすいインコの中では最もおしゃべりが得意ですが、実はメロディーを奏でるのは苦手です。
同じく手に入れやすいインコであるオカメインコはおしゃべりは苦手だけどメロディーを奏でるのは得意です。
おしゃべりや歌は、種類の他に性別も関係してきます。オスはおしゃべりや歌を覚えやすく、メスは覚えにくいです。
おしゃべりは飼い主の努力も必要です

じゃあおしゃべりが得意なセキセイインコのオスを飼うと自然にしゃべるようになる?
残念ながら、そうではありません。飼い主との信頼関係や、毎日話しかけるなどの、飼い主側の努力も必要になってきます。
おしゃべりが得意なインコの、おしゃべりが得意な性別であるオズを選んでも飼い主さんが毎日話しかけたり遊んであげなければ、おしゃべり上手なインコにはなりません。
どうしてもおしゃべりをさせてみたい!という方はこちらを参考にしてみてくださいね。

インコをお迎えする時は「おしゃべりしたらラッキー!」くらいに思っておきましょう。
痛い目に合うかもしれません。

かわいくて小さなインコは噛まれても痛くなさそうだし、安全だよね!
いえいえ、見た目はかわいいですが、力は結構強いです。
特にクチバシの力は強く、手のひらに乗るくらいの小型のインコでも本気で噛まれれば血が出ますよ。中型~大型インコになればアザができることも・・・。

噛むのには理由がありますし、直すこともできますが、小さな子供がいる家庭では十分注意しましょう。
また、手乗りインコは手や肩に乗りますが、爪があるため、チクチクします。慣れないうちは痛いと思います。
爪はある程度切ることはできますが、チクチク感は完全になくすことはできません。しつけでどうにかなるものでもないので、我慢してあげてくださいね。
正直、うるさいです。

インコは大きな声で鳴かないし、鳴いても、かわいくピイピイ・・・って感じだよね!
そうですね、インコは声がかわいく、おしゃべりすれば楽しいですね。
でも実は結構うるさいんです。
鳥は鳴き声でコミュニケーションをとり、さえずりで愛を伝える生き物です。
全く鳴かないペットと比べると当然うるさいですし、美しいさえずりですらずっと聞いていると煩わしく思えてくることもありますよ。
集合住宅地では要注意!
インコは基本、マンション、アパートなどの集合住宅地での飼育はおススメしません。いろんな人が住んでいるので、鳥が嫌いな人もいるでしょう。ペット可の物件でも、“鳴き声”がとおりやすいインコは避けたほうが無難です。
もしどうしても飼いたい、という場合はこちらを参考にしてみてください。できるだけ静かな鳥たちを紹介しています。

ちなみに大型インコくらいになると、室内からの雄叫びでも数十メートル先まで聞こえることもあるため、一軒家でも隣の家と近ければ飼育が困難な場合もあります。
予想外の騒音も。
インコの飼育のうるささは単に大きい鳴き声!というだけではありません。
こちらにもまとめてありますが、インコはケージをガンガンやったりおもちゃで派手に遊んだりしますし、おしゃべり上手なコはずっとブツブツ言っていることがあります。
神経質な方が家族にいる場合はインコの発する色々な音が気になるかもしれません。

呼び鳴きや大きな叫び声に関してはある程度しつけもできますが、完全になくすことはできないので、鳥とはこういうものだ、と思ってあげてくださいね。
部屋が汚れます。

インコは抜け毛が無いし、おしっこを飛ばしたりもしないから、部屋が汚れなくていいね!
一見そのように見えますが、実はインコも部屋が汚れるペットです。

インコは生き物なので、ケージが汚れるのはもちろんですが、部屋に放せば当然部屋が汚れます。
具体的にどのように汚れるのか簡単に紹介させていただきますね。
飛び散る脂粉
インコの羽は、実は細かい粉で覆われています。
汚れや水をはじくための大事な粉です。
インコをじっと見てみても分かりませんが、触ると手につくことがあります。
健康なコほどこの粉が多く、オカメインコや白色オウムは特に粉が出やすいです。
部屋を飛び回ればその粉が舞い、カーテンや家具の上に少しずつ落ち、たまっていきます・・・。
インコを放す部屋は決めておいて、定期的に家具の拭き掃除やカーテンの洗濯をしましょう。
また、ぜんそくなど呼吸器系の疾患がある方は主治医にインコの飼育は大丈夫かどうか確認しましょう。
抜ける羽
インコは1年に1回羽が生え替わります。
じっくり時間をかけて生え替わるコもいれば短期間で生え替わるコもいます。羽が生え替わる時には羽を包んでいるサヤも抜けるため、羽に加え、白くてポロポロしたサヤも落ちます。
こちらも呼吸器の疾患がある方は、注意が必要です。
物が傷つく
インコはいたずらが大好きで、種類によっては紙を綺麗にちぎるものもいます。
知らない間に部屋に置いていたぬいぐるみがやぶられていたり、本がかじられていたりします。
コンセントやコードは特に要注意です。知らない間にかじられていた!を防ぐためにコンセントカバーやコードを保護する器具を付けるのがおススメです。

基本的に、インコを放す部屋は汚れて困るものを置かない、インコがかじって困るものも置かない!が鉄則です。
お金がかかります。

インコはカゴと餌を買えばいいよね、餌も安いし、お金がかからないね!
いえいえ。インコはお金がかかります。
インコを飼う時に、ケージや餌を買いますが、残念ながら、出費はこれだけではありません。
例えばどんな出費があるのか説明させていただきますね。
医療費は全額負担
動物は人と違って病院に行っても保険適用になりません。体調が悪ければする病院い行ってあげてほしいのですが、検査をひとつするだけで万単位のお金がかかることもあります。
心配な方は、インコをお迎えしたら保険加入を考えてみてもいいかもしれません。数は少ないですが、一部の鳥が加入できる保険があります。
冬はヒーター必須
インコで最もネックとなるのが「電気代」かもしれません。
鳥は寒さに弱いものがほとんどなので、冬はヒーター必須、春や秋も夜間の冷えが怖いため、つけておくのが安心です。鳥用のヒーターは他のペットのヒーターに比べ、電気代がやや高めになりますが、これも必要経費だと思ってください。
ヒーターに関してはこちらを参考にしてみてくださいね。

このように、しっかりお金をかけてあげないと飼えないのがインコなのです。
長い留守番はさせないで。

インコは餌をたくさん入れて置けばちょっと旅行に行っても平気だよね??
できれば長い留守番は避けてほしいところです。
インコは体の構造上、「食いだめ」ができません。常に餌を食べ続け、新鮮な水を飲む必要があります。
家を空けることができるのは長くても1泊まで。
それも、室温が快適に保つことができない時期は避けたほうが良いです。
夏は水が傷んでしまいますし、冬は気温の低下が心配です。
じゃあ一緒に連れて行く!という方もいらっしゃると思いますが、移動のストレスや脱走の可能性を考えると現実的ではありません。

インコに限らず、ペット全般にいえることですが、旅行を優先したいタイプの方や、出張の多い方はお迎えするのを控えましょう。
寿命が長いです。
インコは体が小さいですが、非常に長生きします。
小型のセキセイインコですら、平均7年くらい、10年以上生きるコもいます。だいたい大型犬と同じくらいの寿命ですね。
そしてオカメインコやウロコインコなどの中型インコになると平均20年くらい、長いと30年以上生きるコもいます。犬や猫をはるかに超える寿命ですね。
ボウシインコ、ヨウム、キバタンくらいになると30~50年生きると言われています。
ベニコンゴウインコくらいの大きさなら80年近く生きることもあるようです。

ここまでくると、ペットというよりは人生の伴侶!
飼い主が変わるのは厳しい

寿命が長いなんて素敵だね!何が困るの??
寿命が長くて何が困るのか?ということですが、それは飼い主の健康状態のことももちろん気になるのですが、それに加えてインコの性質上、簡単に人に飼育を引き継げないところがあるためです。
本来の飼い主に何かあって手放さなくてはならなくなった時に、インコは飼い主を恋人のように慕う部分が強いため、飼い主が変わることは大変なストレスになります。
また、鳴き声の問題があるため、インコの種類によっては飼育できる人も限られてきます。

もし中型~大型のインコを飼育したいと考えている方は、万が一自分に何かあった時のために、他の家族とも触れ合いができるようにしておきましょう。そして可能ならば、万が一の時に飼育を引き継げる人をみつけておきましょう。
愛が重いです。
インコというのは人に慣れやすいペットですが、それ以上に、人に対して親や恋人のような感情を持ってしまうコも多い生き物です。
犬や猫以上に飼い主に依存することも多いため、自分のペースでペット飼育をしたい人には向かないかもしれません。
愛ゆえの困った行動も。

人のことが大好きになってくれるなんて素敵!何が困るの??!
・・・と思う方も多いと思います。
でも実は愛ゆえに困った行動をすることがあるのです。
・飼い主に遊んでもらえない日があるとケージをガンガン鳴らしてアピール
・飼い主が恋人を連れてくると嫉妬して攻撃的に!
・かまってもらえない日が続くと心を病んで毛引き(胸の羽を抜きまくる病)
・・・このような行動がみられることがあります。

手乗りとしてお迎えしたからには決してさみしい思いをさせないこと。
これはインコのために、必ず守ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?インコって簡単に飼えるように見えて、実は大変でちょっと面倒なんです。

飼育し始めてからでは遅いのに、ちゃんと教えてくれるペットショップはほとんどないですし、飼育書にも載っていないことも多いです。
今回こちらのページを最後まで読んでくださった方は、きっとインコをお迎えしても大事にしてくださると思います。ぜひ、この「知っておいてほしいこと」を参考にして、楽しいインコライフを送ってほしいと思います!
コメント