小鳥好きさん、こんにちは、セネきちです。
今回ご紹介するのは、大人気の小鳥、サザナミインコです
羽にさざ波のような模様があることでこのような名前がついている、サザナミインコ。
見た目は他のインコに比べて地味ですが、実は一度触れ合うと、一瞬で心奪われるくらい魅力的なインコなんですよ!
今回は、このサザナミインコについて、生態や特徴などをお話していきたいと思います!
サザナミインコってどんな鳥??
まずは、サザナミインコの基本情報を。
サザナミインコは、オウム目インコ科サザナミインコ属に属します。
体長は15㎝前後、体重は45~55gくらいの小型インコです。
※中型インコに分類されることもあります。
野生では、南メキシコからパナマにかけて、山脈沿いの、森林地帯に分布しており、特にコロンビア、ペルーに多く生息しています。
群れをつくって移動しながら生活し、熟したフルーツ、発芽した種子、幼虫などを食べています。
カラーバリエーション
原種カラーはグリーンですが、飼育下では、年々新しいカラーが作出されています。
いまのところ単色のみで、さざ波模様の入り方や目の色が個体により違っています。
↑左からルチノー、ブルー、モーブ
↑コバルト
↑オリーブ
↑クリームイノ
※サザナミインコのカラーに関しては、一般的なカラー名で表示しています。
厳密に言えば、遺伝情報(シングルファクター、ダブルファクター、スパングル等)によって、細かく名称がつけられています。
ブリーダー経由でサザナミインコを手に入れると、細かいところまで分かるので面白いですよ!
性別
サザナミインコの性別は、残念ながら見た目ではほとんど分かりません。
一応、尾羽を広げてみて、黒が多ければオス、少なければメスの可能性が高いとは言われていますが、ルチノーやイノではそのやり方では分からず、また100%の見分け方でもないので、どうしても知りたい場合は、性別の検査をやってもらうと良いでしょう。
とりあえず飼育下では、発情して卵を産めばメス、お尻をこすりつけるならオスかなという感じです。
寿命
サザナミインコの寿命は8~15年くらいです。
8~9歳くらいになると、人間でいう、白髪のような感じで、黄色っぽい羽が頭を中心に混ざり始めます。
最近では飼育環境が良くなってきたので、サザナミインコの健康寿命もどんどん長くなるのではないかと思われます。
サザナミインコの飼育について
さて、ここからは、サザナミインコの飼育についてのお話です。
サザナミインコの性格は?鳴き声の大きさは?気を付けるところは?など気になるところを簡単に説明させていただきますね。
ちなみに、詳しい飼い方はこちらの記事で紹介しています。
サザナミインコという鳥の魅力とは
まずは、サザナミインコの魅力について・・・
サザナミインコが他のインコのもつ魅力と違う点は2つ!!あります。
それは、独特の鳴き声と、歩き方のポーズです。
まず鳴き声ですが、サザナミインコは、ピィピィという声ではなく、ポポポポ、とかパポパポというような声で鳴きます。
仲間を呼ぶ時はそこそこ大きめの声は出るものの、インコの中ではかなり静かです。
怒った時はブーブー!とかブァポッツ!!とかいうこともあります。
全部可愛いですね。
こういった鳴き声は他のインコにはないものなので、ここでもう心奪われますよね。
次に、「歩き方」です。
サザナミインコは、飛ぶよりもノコノコと歩いていることが多いです。
そして、歩く時は前のめりポーズになるんです。
彼らはもともと森林に住んでいる鳥なので、木々や葉をよけながら生活するためにこういう歩き方になったのではないかという説がありますが、真相はどうなのでしょうか。
普通インコは歩く時、背筋を伸ばしたような歩き方をするので・・・
前のめりのサザナミインコはとても変わっているといえます!
この体勢から、ころ~んと転がるコもいますよ。
自分の可愛さをアピールしているようにしか見えませんね!!
・・・とまぁこんな感じで。
正直魅力はこれだけではありませんが、ここまでにしておきますね。
サザナミインコの性格
次に、飼育する上で気になる、サザナミインコの性格です。
サザナミインコはもともと群れで生活していた鳥で、こういった鳥は、協調性があり、穏やかな種類が多いです。
もちろん生き物なので、個体差はあるものの、サザナミインコも、他のインコと比べてみても、かなり温和な性格です。
家族でお迎えするコンパニオンバードとして高い人気がありますよ。
そして、なんだかのんびりしていて動きものんびりしていそうですが、結構早く動きます。
前のめり姿勢で弾丸のように走る姿はまた可愛いものです。
サザナミインコはおしゃべりする?
サザナミインコは、おしゃべりできなくはないですが、かなり苦手です。
もともとくぐもったような独特の声で鳴きますし、しゃべっても聞きとりづらいです。
まあしゃべらなくたってじゅうぶん可愛いので、気にする必要はありません!
サザナミインコはどこで買える?
サザナミインコは、どこで手に入るのか、というと、鳥に強いペットショップや、ブリーダーさんから手に入れることができますよ。
価格は時期やカラーによって大きく変わりますが、15,000~50,000円くらいでしょうか、珍しい品種はとても高いです。
もしブリーダーさんを探せるようなら、そういった場所からのお迎えが一番安心ですよ。
サザナミインコは飼いやすい?
サザナミインコは、サイズが小さめで、性格が穏やか、声も静かです。
ここだけみると、飼いやすい鳥にみえますが、実はちょっと気を付けなくてはならない点があります。
先ほどお話した点とかぶるところもありますが、気を付ける点をお伝えしておきますね。
要注意①水をよく飲む鳥であるというところ
サザナミインコは、他のインコに比べ、水をよく飲み、また餌を水に浸す性質が強いです。
便も水っぽいので、健康チェックは他のインコとは少し異なる見方をする必要があります。
水に浸した餌は傷みやすいですし、汚れた水もまた傷みやすいので、1日に数回交換するのが理想です。
サザナミインコを飼う時は、「水」の管理が重要なんです。
要注意②餌はペレットで
サザナミインコは、かたい種子を食べ、消化するのが苦手です。
彼らの原産国である、南米は、生息地に熟したフルーツがあり、種子類は発芽が早く、柔らかめです。
そのため、「かたいものを食べる」のに特化した体ではないのです。
飼育下では、シード食ではなく、やや上級者向けのペレット食にする必要があります。
他のインコはシード食でも消化吸収ができるため、ペレット食でなくとも結構なんとでもなるのですが、サザナミインコに関しては、健康に生活してもらうためにはペレット食が必須といえるでしょう。
ペレットってなんぞや⁇という方はこちらをどうぞ。
サザナミインコの飼育を考えているならば、できるだけ早めに知っておいたほうがよいです。
要注意③暑さに弱い・・・
サザナミインコは、涼しい森林に適応したインコのため、飼育下でも暑さが苦手です。
※冬の寒さが得意なわけではありませんよ!
通常インコは風通しが良ければ夏の暑さはわりと平気なのですが、サザナミインコは室温が30℃を超えそうなくらいの日にはエアコンなどで室温調整をしてあげる必要があります。
要するに冬の寒さも夏の暑さもちゃんと室温管理しましょうということです。
要注意④踏みつけに注意!!
これは、特に家族で飼育している場合注意が必要です。
先ほども少し触れましたが大事なことなので2回目、言います。
サザナミインコはよく歩きますので、放鳥タイムの時は、足元に注意してください。
他のインコも踏みつけには注意が要りますが、サザナミインコはその習性上、更に気をつけてあげる必要があります。
放鳥する時は、家族全員がしっかり把握すること。
もしくは家に大人のみしかいない時に限定するなど、安全管理をしっかりしましょう。
サザナミインコの飼育についてはこんな感じです。
どの鳥でもそうですが、飼育がしやすいとはいっても、気を付けるべきとことはしっかり気をつけて飼ってあげるべきですね。
まとめ
今回は、独特の可愛い声と前のめりポーズで鳥好きを魅了する、サザナミインコという鳥を紹介させていただきました!
可愛くて面白くて・・・私も本当に気に入っている鳥です!
あまり手に入らない鳥ではありますが、もし飼育する機会があれば、毎日の幸せレベルが跳ね上がるくらいの日々が待っていることでしょう。
飼育方法はこちらから。
飼いたい方は、しっかり準備してお迎えしてあげましょう!
最後までよんでいただき、ありがとうございました♪
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