みなさん、こんにちは、セネきちです!
今回はこちらのインコが主役ですよ♡
当サイトでも、こちらの記事で紹介させていただいている、このインコは、サザナミインコといいます。

今回は、このサザナミインコについて、飼育に必要なものや、飼い方を説明させていただきます!
サザナミインコを飼うのに必要なもの
まずは、サザナミインコを飼うのにどんなものが必要なのか、みていきましょう。

もう飼うことが決まっているなら、サザナミインコをお迎えして家に持って帰ってくるまでに飼育用品を揃えてセッティングしておくとスムーズにスタートできますよ
飼育には最初に必ず必要なものと、それ以外のもの(飼育環境によって必要なものや、健康を維持するのに必要なもの)がありますので、分けて説明させていただきますね。
サザナミインコをヒナから飼う場合

浅田鳥獣貿易株式会社様からの画像
もしあなたがサザナミインコをヒナから飼いたい、という場合は、このあと説明させていただく飼育用品の前に、「ヒナ用」の飼育用品が必要になってきます。
ヒナの飼育に関してはこちらからどうぞ。



えっ!インコの飼育自体が全くの初心者だから全然さっぱり分からない!
・・・という方はこちらにヒナに関する記事を全てまとめてあるので読んでみてくださいね。
ヒナをお迎え予定の方は、ペットショップによって、与えている餌や、与え方が大きく異なるので、基本的にはお世話をしていた店員さんに必要なものを聞くようにしてくださいね。
必ず必要な飼育用品
それでは必要な飼育用品の話に戻ります。
ヒナから飼う方も、2~3か月くらいで使うようになるものなので、参考までに見ておくのがおススメですよ♪
まずは必需品です。
これらの飼育用品が無いと、サザナミインコを飼うことはできないよ、という重要なものです。

といってもインコ用ケージは購入した時に餌入れ、水入れ、止まり木がセットになっているのが普通なので、最初に用意するものはかなり少ないほうです。
鳥かご(ケージ)
サザナミインコは小柄で尾が短いため、比較的小さめのケージでも飼育が可能ですが、最低でも幅、高さ、奥行きが35cm以上あるものを選び、可能な限り広いケージを用意してあげましょう。

サザナミインコは、見た目は大人しそうですが、結構歩き回るのが好きなインコなので、大きめのケージを用意して、中にステージやはしごを置いて、アスレチックを作ると面白いかもしれませんね!
ケージを自分でじっくり選びたい方はこちらを参考にしてみてくださいね!
餌
インコの餌といえば、シード(種が色々入っている餌)を思い浮かべるかもしれません。
実際シードでも飼育はできるのですが、サザナミインコの場合は、断然“ペレット”をおススメします。
ペレットとは、インコのための完全栄養食です。
シードに比べると嗜好性は低いですが、栄養バランスがとれるので、最近ではこういったタイプの餌が主流です。
サザナミインコは野生では柔らかめの種子や果物、虫などを食べているようで、鳥の餌として販売されているシードは上手く消化できないことが多いです。

ペットショップにいる時にシードを与えられていた場合、ペレットへの切り替えは難しいですが、サザナミインコの健康のために、ぜひチャレンジしてみてください。
ペレットに関してはこちらで詳しく説明しています。
シードからの切り替え方やペレットの選び方、使い方をのせていますよ。
保温器具
もしペットショップからサザナミインコをお迎えするなら、保温器具(ヒーター)は必需品です。
ペットショップ育ちのインコは寒さを知りません。
お迎えが真夏であっても、秋が来れば必要になりますし、体調を崩した時にはすぐに必要になるものなので、必ず用意しておくようにしましょう。

値段は上がりますが、サーモスタットと呼ばれる制御装置も一緒に揃えておくと、急な冷え込みや、逆に暑くなりすぎるのを防ぐことができますよ。
ヒーターに関してはこちらに色々のせていますよ。
その他の飼育用品
次に紹介するのは「無くても飼育はできるけど、あったほうが絶対いいよ!」という飼育用品です。
お迎えするサザナミインコの性質や、飼育環境によっては必要になるものや、健康を維持するために必要なものです。
菜差しやサブの餌入れ
サザナミインコには時々野菜や果物を与えます。
その時、餌入れに餌と一緒に入れてしまうと、水分が付いてしまい、不衛生になってしまいます。
“菜差し”や“ベジタブルポット”は野菜がしなびてしまうのを防いでくれますし、サブの餌入れは果物やちょっとしたおやつを入れることができます。

もちろん手であげてもOKですよ。スキンシップついでに野菜や果物をあげるよ、という方は用意しなくても大丈夫でしょう。
止まり木
ケージに付属で付いている止まり木は、まっすぐな棒のようなもので、足への良い刺激が得られないので、ちょっと違ったタイプの止まり木も用意しておくと良いですよ。

サザナミインコが好きな太さの場所を選んでとまることができます。
止まり木の選び方については、こちらで詳しく説明しているので見てみてくださいね。
おもちゃ
サザナミインコは賢くて器用です。
歩くのも得意なので、おもちゃをひとつ入れてあげてはどうでしょうか。

個人的には、サザナミインコの独特の歩き方を観察したいので、はしごタイプがおススメです!
他のインコと違って、サザナミインコは前のめりになって歩きます。
短い足でひょこひょこ歩く姿はかわいいですよ!
キャリーケース
キャリーケースは「もしもの時」必要になります。
動物病院に連れて行く時や、緊急時の避難の時、ちょっと隔離しておきたい時など。

できれば元気な時に用意しておいて、キャリーに慣らしておくと、いざ使おうとした時にサザナミインコが怖がって入らない、なんてことが防げるのでおススメですよ。
キャリーケースをじっくり選びたい方はこちらを参考にしてくださいね。
爪切り
サザナミインコはよく動くので比較的爪が伸びにくいほうではありますが、それでも定期的に爪切りをしてあげなくてはなりません。
近くに鳥に詳しい病院があるならば、健康診断がてら爪切りもやってもらうのがおススメなのですが、そうでない場合は自宅で切る必要があります。
いきなり掴んで切らずに、まずは体を触るところから慣らしていきましょう。
爪切りに関してはこちらで詳しくまとめていますよ!
ケージカバー(昼用、夜用)
インコの飼育には、「日の当たる時間」と「夜の時間」の調節が重要です。
夜が来たら、ケージの中を暗くしてやるために、夜は遮光の効果がある、「おやすみカバー」を使います。
こちらはケージのサイズに合わせて選ぶようにしましょう。
昼は特にカバーがなくても構いませんが、羽や脂粉が跳び散るのを防いだり、保温効果を高めたい時にはあると便利です。
昼用のカバーに関しては、ケージに合うサイズを探すか、手先が器用な方は、ホームセンターでビニールシートを買ってきて手作りするのも良いでしょう。
温度計
ヒーターとセットであると便利なのが温度計です。
人の体感温度は人によって違うため、アテになりません。ケージの中か、すぐそばにおいて、毎日見る癖をつけましょう。

特に季節の変わり目には急激な温度変化が無いかチェックするようにしましょう。
体重計
インコは体調不良を隠すのが上手です・・・ 少しでも異変に気づくのを早めるために、毎日体重測定をするのがおススメですよ。
特別な体重計でなくても、キッチン用品のスケールでじゅうぶんです。
0.1g単位で量れるものがおススメですよ。
サザナミインコの飼育に必要なものはだいたいこれくらいです。
こちらの記事では、それぞれの飼育用品に関して詳しく説明していますので、良かったら見てみてくださいね。
サザナミインコのお迎え
必要な飼育用品が分かったところで、次はサザナミインコのお迎えに関してお話していきます。
サザナミインコはとても人気があるインコです。カラーバリエーションも最近では豊富で、手に入れたい希望のカラーがある方も多いでしょう。
でも残念ながら、手に入れることができる場所は限られています。
大きなペットショップや鳥の専門店が近くに無い場合は、ネットやSNSなどでブリーダーを探しましょう。
サザナミインコ選び方

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サザナミインコの選び方ですが、基本的に他のインコと変わりません。
「体がキレイで健康なコ」が一番です。

体がキレイ、というのは色がキレイ、ということではありませんよ、汚れていない、という意味です。
顔、お尻が汚れているコは下痢や嘔吐の症状が出ている可能性がありますので避けましょう。
足の指やクチバシのズレがないかも店員さんに確認してもらいましょう。
特にヒナは健康状態が重要です。可能であれば、何羽かいる中から選ぶことができるペットショップを探しましょう。
お迎えに関してはこちらで詳しく説明させていただいております!
気になる方は読んでみてくださいね。
サザナミインコをお迎えする時には、健康チェックのほかにも、今与えている餌や室温なども聞いておくようにしましょう。
ヒナのお世話はほぼ終わっているけれど、まだ大人ではない、“中ビナ”の場合はケージレイアウトも見ておくようにしてください。

“中ビナ”は見た目は大人みたいですが、まだ動きが未熟です。止まり木の位置や餌入れの位置が変わると餌を食べられなくなるコもいます。
サザナミインコを購入したら、寄り道せずに帰りましょう。
手乗りのコでも、家に着いていきなり部屋に放すのは避け、まずはケージの中から慣らすようにしてあげてくださいね。
サザナミインコとの生活
続いて、サザナミインコとの生活についてお話させていただきますね。
まず・・・!サザナミインコとの生活は素晴しいものです!
特にヒナから育てられたベタ慣れサザナミインコの可愛さは悶絶ものです!
鳴き声はインコっぽくない、ポポポ・・・という声だし、独特の前のめりの歩き方や、ケージにぶら下がったりする姿は見ているだけで幸せです・・・。

そんな幸せな生活を続けていくために、毎日やることがありますよ!
毎日のお世話
サザナミインコの毎日のお世話は特に難しくありません。
朝はカーテンを開けて日の光を入れてやり、おはようのご挨拶をしましょう。
餌と水を入れ替えてやり、ケージの底トレイの掃除をします。

この時、ケージに変わった所がないかよく見てくださいね。
・ケージに血がついていないか?(夜中にパニックをおこしていないか?)
・餌や水は減っているか?
・底トレイの排泄物は正常か?
鳥は調子が悪いのをギリギリまで隠します。
毎日の作業だからといってなんとなくやるのではなく、しっかり異常がないかチェックする時間にしてくださいね。
あとは、手乗りのコは、できる限り、毎日スキンシップをとるようにしましょう。

人に育てられたサザナミインコにとって、飼い主さんは親のようなもの。また、友達であり、恋人です。
こんなこともやってみよう
餌、水、底トレイの掃除はあくまでも最低限のお世話です。

この他にもやることはたくさんありますよ。
定期的にやるも良し、毎日やるも良し、飼い主さんが決めましょう。
体重測定
インコは見た目では病気かどうかわかりづらい生き物です。
痩せているか、太っているかも分かりにくいので、定期的に体重を量るようにしておくのがおススメです。

キッチンスケールに置き型の止まり木かケースを置いて量るとやりやすいですよ。
水浴び
水浴びはインコの気分転換や、羽をキレイに保つのに役立ちます。
暖かい日にはぜひ水浴びさせてあげてください。
水浴びは、お皿に水を入れたものでする、蛇口の水をダイレクトにかぶる、など個体によりやり方に好みがあるようなので、飼い主さんが様子を見ながらサザナミインコのストレスにならないように準備してあげてくださいね。
水浴びが嫌いなコもいます。

水浴びの時は、冬でも水を使ってください。お湯を使うと羽の大事な油が流れてしまいます。
日光浴
インコにも日光浴は必要です。
こちらも暖かい日を選んで、行いましょう。
ただし、ベランダにケージを置きっぱなしにする、庭に置いておく、肩にのせて外を歩く、などはやめましょう。
夏場は温度が上がりやすい、猫やカラスに狙われる、逃げてしまう、などの可能性があり、大変危険です。
必ず飼い主さんが見ていられる時のみ、ケージに入れた状態で行いましょう。

もし安全が確保できない環境なら、無理にやらなくても構いません
爪切りやクリッピング
爪は伸ばしっぱなしにするとケージに引っかかって危ないので、定期的に切るようにしましょう。
動物病院でやってもらうのも良いでしょう。
“クリッピング”とは羽を切ることです。
一見かわいそうで残酷に聞こえるかもしれませんが、実は重要な役割もあります。

鳥飼いさんにとって最も悲しいお別れである、「外へのロスト」を防ぎます。
痛みはありませんし、血も出ません。切る量を調整することもできます。
ぜひこちらを見てみてくださいね。
ケージの丸洗い、天日干し
サザナミインコのケージはキレイに見えても、隅のほうが汚れていたり、底トレイに汚れが溜まっていたりします。放っておくと、ダニの温床になることもあります。
天気の良い日は丸洗いして、よく天日干ししましょう。

キレイなケージは気持ちが良いものです!
動物病院での定期検診
近くにインコに詳しい病院がある方は、定期検診に行くことをおススメします。
飼い主さんでは気づかない病気を発見できますし、病院に行くことに慣らしておけば、万が一急に体調が悪くなっても、ストレスをかけにくくなります。

動物病院に行く時は、まずはキャリーケースでの移動に慣れさせるようにしてくださいね
サザナミインコの飼育で気を付けること
サザナミインコとの生活は寿命である10~15年続くことになりますが、飼育の時には気を付けることがあるので、最後にお話させていただきますね。

既にお話したことも含みますが、重要なことなのでしっかり頭にいれておいてくださいね!
部屋に放す時は安全を確保しましょう!
サザナミインコとの楽しいスキンシップの時間、部屋での放鳥タイム。
この時、なによりも安全を重視してください。
窓は閉まっているか、同居している人が急に戸を開けないよう声をかけてあるか、たばこの煙やアロマは焚いていないか。

同居している人が放鳥していることを知らず、踏んでしまった、窓を開けてしまった、という事例はとても多いんです
キッチンとリビングが繋がっている場合は、人の食べ物がそのままになっていないかも注意してください。
また、料理中は絶対に放鳥しないようにしてください。
毎日健康チェックを必ずしましょう!

https://senekiti.com/
何度もお話していますが、インコは本当に病気を隠します。
毎日見ている飼い主さんの「いつもと違う?」がおうちのコを救います。
何か違和感を感じたら、動物病院へ行きましょう。
手乗りの1羽飼いのコは必ずスキンシップを。
これもしつこく言っていますね。
手乗りの1羽飼いのインコにとって飼い主さんは唯一の仲間です。
飼育に飽きたり、忙しさから放置することのないようにしてください。インコは心の病気になることがあります。動物病院に行っても治りません。
あってはならないことですが、もし万が一、相手ができるような時間が確保できなくなるようなら、相性の合うサザナミインコを探して複数飼いにするか、飼い主さんを自分自身で責任もって探すようにしましょう。

他にも細々としたことは色々あります。
何か迷ったことがあれば、一旦手を止め、やっても良いことかどうか調べる癖をつけましょう
⇩基本のお世話についてはこちらでも詳しく説明させていただいております
まとめ
今回は、大人気の鳥、「サザナミインコ」の飼い方についてお話させていただきました。
サザナミインコはとても可愛くてたまらないインコですが、小さな命です。
お世話をきちんとしないとあっという間に死んでしまったり、心の病気になってしまいます。

でもこのながーい文章をここまで読んでくださった方は、きっとサザナミインコをお迎えしても最後まで大事に飼ってくださることでしょう!安心です!
素敵なサザナミライフをおくることができるように祈っています♪
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