鳥好きのみなさんこんにちは、セネきちです!
今回ご紹介するのは、小さな小鳥、マメルリハです。
マメルリハは、手乗りインコ最小サイズの可愛らしい小鳥です。
コンパニオンバードとして一定数のファンが常にいるものの、普通の方はあまり見たことはないかもしれませんね。
でも、実際飼ってみると、マメルリハはとても面白い鳥で、見た目はとても小さいのに、大きなインコのようなパワフルさがあることがよく分かります。
個人的には、「見た目とのギャップが大きいインコ」ナンバーワンです(笑)
どうですか?気になるでしょう・・・
今回は、このマメルリハについて、どんな鳥なのか?飼育はしやすいのか?などについてお話していこうと思いますよ!
マメルリハってどんな鳥??
まずは、マメルリハについての基本情報をみていきましょう。
マメルリハはインコ目インコ科ルリハインコ属。
身長約13㎝前後、体重は28~35gくらいと、大変小さな体つきをしています。
コンパニオンバードで一番有名なセキセイインコは約18cm、文鳥が14㎝ほどなので、それよりも小さいことになります。
野生では、エクアドルやペルーに生息しており、ヤツデクワを好んで食べるようです。
あと、マメルリハは、とってもアクティブな鳥です。
体が軽く力があるので、ぶら下がったり、地面を走ったり、壁にはりつくようにとまったり。
見た目は「小型インコ」ですが、「中型インコ」として扱われることもあります。
性別
マメルリハの性別の見分け方もご紹介しておきます。
マメルリハはアルビノなどの一部の品種を除き、かなり早い段階で性別の区別がつく、数少ないインコです。
このあとカラーバリエーションの項でもオスメスの色の違いをのせていますが、オスは目の横あたりと羽の一部が濃いブルーです。
ヒナの段階で分かることもあります。
↑マメルリハ ファローヒナ オス
↑マメルリハ ファローヒナ メス
オスにはブルーが入っているのがお分かりでしょうか。
生後1か月未満でも判別がつくインコはかなり珍しいです。
また、オスは発情すると「クネクネダンス」します。
首をのばして、ウネウネ、クネクネ、独時の動きをしますよ!
寿命
寿命は、15~20年だといわれています。
このあたりも中型インコレベルの長さです。
セキセイインコより長く、オカメインコよりは短いかな?といった感じです。
10歳近くになってくると、白っぽい色が羽に出始めます。
まるでパイド柄になったみたいにまだらに見えるのですが、白髪です。
白髪が見られるまで元気でいてくれたら嬉しいですよね!
カラーバリエーション
続いてカラーバリエーションです。
マメルリハは、最近カラーバリエーションが増えており、実に鮮やかな姿をSNSなどで目にする機会が増えました。
色の出具合は結構個体差が大きいのですが、イラストにしてみましたよ!
私が実際見たことがあるのはこれくらいですが、パステル系のカラーや、パイドも存在するようです。
マメルリハの飼育について
次は、気になる方が多いであろう、マメルリハの飼育についてです!
マメルリハは体が小さいので、セキセイインコのミニ版だと勘違いされることが多いのですが、実際は全然違う性質の鳥なんですよ。
魅力や、おしゃべりについて、飼う時の注意点などをまとめました。
マメルリハの魅力とは?
まずマメルリハの魅力についてみていきましょう。
最も注目すべきは、その動きです。
マメルリハは小さな体でよく動き、飛び、そして登ります。
ケージの中でよく遊ぶので、見ていて飽きません。
手乗りとしてもよく慣れ、手の上でころ~んなんてしちゃうコもいますよ!
あとは、鳴き声が静かなのも魅力です。
もちろん叫べばそれなりの声は出ますが、基本的には小さい鳴き声ですし、ずっと鳴いているタイプでもありません。
怒る時も声より先に顔で怒りを表現するのでこちらにもよく伝わりますよ(笑)
マメルリハはどこで買える??何円くらい?
マメルリハは、珍しい鳥なので、鳥に強いペットショップか、ブリーダーからのお迎えになるでしょう。
体はセキセイインコより小さいですが、価格は時期や店舗によって大きく変動しますが、20,000~40,000円くらい、珍しい品種は更に高額です。
よく、「セキセイより小さいのになんでこんな高いんだ!」って言われたものですが、それは色々とおかしい考え方だと思います。
マメルリハはオスのほうが色が派手で美しいので、ヒナからのお迎えでもオスのほうがちょっと高いことが多いですよ。
マメルリハの性格
次にマメルリハの性格についてです。
後で記載しますが、マメルリハは噛む力が強いとよく言われます。
しかしそれは気性が荒いのとはちょっと違います。
マメルリハは喜怒哀楽がとてもはっきりしていて、ストレートに感情を出してくる鳥です。
怒っている時は、顔もこわ~いですし、嬉しい時は本当に可愛い小鳥にしか見えません。
体は小さいですが、その性格と動きで、本当に存在感のある鳥なんですよ!
マメルリハはおしゃべりする?
マメルリハはおしゃべりをするコがわりと多いようです。
ただし、おしゃべりで有名なセキセイインコほどではないですし、オカメインコのようにメロディーを口ずさむこともほとんどありません。
低めの声でごにょごにょ・・・といった感じでしゃべるので、あまり期待はしないようにしましょう。
インコは、しゃべったらラッキー!くらいの気持ちで飼いましょう。
マメルリハは飼いやすい?
マメルリハは、決して育てるのが難しい鳥ではありません。
ヒナからお迎えしても、比較的餌が与えやすく、1人餌にも切り替えやすいです。
ただし、お迎え前から注意しておく点があるので、説明させていただきますね。
要注意①ケージ選びに注意!
マメルリハは体が小さいため、何も知らずに20㎝四方くらいのケージや、小型フィンチ用のおしゃれなカラー塗装のケージを持ってくる方も多かったです・・・
こういう感じの↓
しかしこういう、小さいケージやかわいらしい色付きケージはマメルリハには使えません。
あと、中型インコ用のケージも使えないものがあります。
おススメは、HOEIの手乗り用ケージ。
できればステンレスがよいでしょう。
無駄なメッキがなく、長く使えるので、値段は高くともコスパはいいと思います!
要注意②“強く噛まれる”のは覚悟の上で!
マメルリハで、おそらく一番気を付けないといけないのは、クチバシの力が中型インコ並に強いということです。
中型インコ用の麻の実やヒマワリの入った餌でも余裕で食べますし、個体差はあるものの、噛む頻度はコンパニオンバードの中では多いほうで、そしてかなり痛いです。
しつけが悪いとか、慣れていないからとかでなく、結構普通に遊びで噛んでいるだけでも痛いです。クチバシが鋭角でとがっているのも痛みに関係ありそうです。
正直、マメルリハが噛むのは、ある程度は受け入れる必要があると個人的には思っています。
他のインコに比べても、圧倒的に「噛む」という情報が多いです。
もし、小さな子供にも触れ合いをさせたい、とか、自分自身、噛まれるのは絶対無理、だというならば、マメルリハのお迎えはおすすめしません。
噛み癖を付けないためのしつけはありますが、完全にはなくせませんし、子供には我慢できる痛みではありませんので、びっくりして手を払う、大声を出す等すれば、手乗りであっても、あっという間にマメルリハに嫌われてしまうためです。
ここらへんは、じゅうぶん家族会議をしてからお迎えを決めてほしいところです
要注意③踏みつけに注意!
マメルリハだけではないのですが、飼育している時、部屋に放す際はじゅうぶんに注意してください。
マメルリハは特に体が小さく、声も小さい、そのわりにあちこち動きますし、結構上手に走ります。
気づかずに踏んでしまえば即死でしょう・・・
放鳥の際は、家族全員に気を付けるように伝えて、悲しい事故がおきないようにしてあげる必要があります。
マメルリハならではの「気をつけるべきこと」はこんな感じです
めんどくさ!と思った方・・・どうぞマメルリハをご理解くださいませ!
まとめ
今回は、最小の手乗りインコ、マメルリハについて、どんな鳥なのか?飼育はどうなのか?についてまとめてみました!
噛む噛む強く噛むとやたら強調しましたが、ここは結構重要なポイントなので!
めんどくさ!と思った方・・・どうぞマメルリハをご理解くださいませ!(2回目)
でも、基本的には、手のかかるやんちゃなちびっこを育てているような、なんとも言えない可愛さのあるインコですよ♪
おうちでお世話の時間がとれるなら、ぜひヒナから育ててベタ慣れにしてほしいですね!
今回はここまで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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