こんにちは!セネきちです。
今回は、ペットショップでよく聞かれる質問にお答えしますよ。
ペットを飼ったことがある方は一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?
オスとメスってどちらが飼いやすいのかな・・・?
鳥でも小動物でも、オスとメスが並んでいれば迷うのは当然のこと。
ましてや同じ見た目なのに、値段が倍以上違う種類もいます。
余計に迷いますよね。
店員さんに聞くと、どちらも変わらないですよ~と言われることや、どちらかの性別をすすめられたり・・・
中には売れ残っている生体の性別に合わせて良いところだけ話されておススメされる・・・なんてこともあります。
それは嫌だな・・・
というわけで、今回は、オスとメスどちらが飼いやすいの?という質問にお答えします。
自分のペットは自分で選ぶ!性別のことも理解しておくと飼育の時に役に立ちますよ!
迷ったらオスがおススメ!
まず結論から言えば、ですが・・・
迷ったらオスがおススメです。
もちろん生き物ですから個体差があり、本来はどちらがいいとは決められません。
→これが一番大事!
個人的な経験上、どちらかあえて選ぶなら、といった感じでしょうか。
ペットショップでもオスをすすめる場合が多いように思います。
同じ生き物といえど、オスとメスでは性質、かかりやすい病気、外見、違うところが色々あります。
それらを総合的に判断した場合の話です。
では、オスがおススメだという理由を説明させていただきますね。
この先は全て個体差がある前提で説明させていただきます。
また、私は何も飼ったことはないけど、どんなペットでも愛せる!!という神のような感覚の方には関係の無い話となっておりますので、この先は読まずともOKです。
自分のフィーリングに合ったコをお迎えしてください♪
理由①オスのほうが見た目がキレイな場合が多い
これは鳥の場合ですが・・・
オスはメスにアピールする習性がある関係から、オスのほうがメスよりも派手だったり、冠羽や尾羽が長い種類が多いです。
飼っていると見た目は気にならなくなるものですが、鑑賞用も兼ねるなら、オスのほうが良いでしょう。
理由②オスはものまねする可能性が高い
こちらも鳥に限ってですが、オスのほうがメスよりもおしゃべり、ものまねを覚える可能性が高いです。
小型フィンチなどでは、さえずるのもオスのみです。
ちなみに、おしゃべり上手な鳥で有名なセキセイインコのオスをお迎えしても、全くおしゃべりしないこともありますので頭にいれておきましょう。
おしゃべりを促すコツはありますが、おしゃべりだけに期待する方は飼育自体を考えたほうが良いでしょう。
理由②どちらかというとオスのほうが慣れやすい
これはどのペットにもいえることですが、基本的にはオスのほうがオープンな性格をしていることが多いです。
なぜなら、オスは自然界ではメスにアピールをしなければならない存在だからです。
一方、メスは受け身型です。
例えば鳥の世界ではメスはオスを選ぶ側であり、自分から何かする、ということは基本的にありません。
1羽のメスに複数のオスが寄っていって、愛の歌を歌ったり、ダンスをする、なんてこともあります。
慣れ具合については個体差が大きいですが、オスのほうが慣れやすいというのはよく聞く話です。
私が飼っていたペットも、オスのほうが慣れており、メスはツンデレ系でした。
理由③メスは生殖に関するトラブルが多い
これはどのペットでも言えることです。
オスもメスも生殖器に関する病気はありますが、メスのほうが発症率が高めです。
まず、小動物の場合。
繁殖経験が無い状態で育てていると、高齢期に近づくにつれ、子宮の病気にかかる確率が高くなっていきます。
繁殖の予定がないなら、避妊手術する、もしくは、定期的に子宮に異常が無いか、病院で検査するのがおススメです。
病気の予防に繁殖させるのは絶対やめてね!ハイリスクだし、どんどん増えるから!
次に、鳥の場合。
メスが発情すると、卵が体内で作られることがあるのですが、これが詰まってしまうことが結構あるんです。
カルシウムが足りず、柔らかい卵が体内でつぶれてしまったり、体内で止まったままになってしまったり・・・
これらは“卵詰まり”と呼ばれるのですが、かなり緊急を要する状態になるので、もしメスの鳥のお尻が膨らんでいる、とか、フンが全然出ていない、ということが確認されたら、できるだけ早く鳥を診る病院に連れて行く必要があります。
卵詰まりで悲しい思いをした人が、「メスはもう飼いたくない」と落ち込むのを何度も見たことがあります・・・
ちなみに、卵ができないようにするには、発情を抑制するのが効果的です。
もしメスを飼うよ、という方は、気にしながら育ててあげましょう。
理由④ペットショップからの妊娠のリスクが無い
これはオマケなんですが・・・
ハムスター、モルモット、ウサギなど繁殖力が高い小動物をお迎えする時に注意したいポイントです。
実は、ペットショップからこれらの小動物をお迎えした時、「持って帰ったら子供が産まれた」という事例が結構あるのです。
ペットショップ側のミスではあるのですが、どこかでオスと一緒になってしまったんですよね。
家で産まれてしまえば、すぐにどうにかすることはできません。
しばらくは母親の母乳で育ちますから。
ペットショップに言えば、よほど悪質なショップでない限り、産まれた子供はひきとってもらえますが、一度育ててしまうと、情がうつるものです。
でもそんな感情のまま飼い続ければ・・・ あっという間に大所帯の出来上がりです。
もしこのようなことが絶対に起きてほしくないなら、オスを選んでおけば間違いはないでしょう。
ウサギ、ハムスター、モルモットはかなり若いうちから妊娠が可能です。
放っておくとネズミ算式に増えます。
以上が、オスをおススメする理由です。
特に鳥の場合は、オスのほうが圧倒的に人気があるのが現状です。
そっかー!じゃあオスにしよう!!
はい、ちょっと待って!!
ここまで読むと、一見オスには良いところしか無いようにも見えるかもしれませんが・・・
これだけの情報で簡単にオスを選ぶのは待ってくださいね。
ぜひこの先も読んでみてください。
オスを選ぶことのデメリットはある??
ここからは、オスを選ぶことで起きる“ちょっと困ったこと”を紹介しますよ。
迷ったらオスがおススメとは言いましたが、なんでも良いところばかり!!というわけではありませんよ。
ここも読んでから、どちらを選ぶのか決めてくださいね!
オスの特徴①うるさいかもしれない
先ほど、オスはおしゃべりを覚える可能性高い、とお話しましたが・・・
これ、裏を返すと、実は「うるさいかもしれない」とも言えるんです。
おしゃべりをずーっとし続けている、歌を教えたらずーっと口ずさんでいる・・・
最初は物珍しくて可愛いですが、耐えられなくなる人も多いんですよ。
私もペットショップで接客をしていて、何人かそういう方に会ったことがあります。
「さえずりがうるさい」「ずっとしゃべっているがやめさせる方法はあるのか?」こんなことを言うのです。
ちょっと酷いですよね。
特に、マンションやアパート住まいの人は注意しましょう。
自分は良くても、鳥に興味の無い人にとっては騒音でしかないのだということを頭に入れておきましょう。
オスの特徴②おしっこを飛ばすかもしれない
これは小動物に限りですね。
特に多いのがウサギです。
知らない人も多いのですが、オスのウサギはおしっこを飛ばします。
(メスもやることがありますが、多いのはオスです)
犬みたいに足を上げて・・・という感じではなく、ネコのスプレーに近い感じ。
ターンしながら一瞬で壁が汚れるレベルのおしっこ飛ばしをします。
私もくらったことがあります。
横を通っただけなのに、ウサギ的には嫌だったんでしょうね。
一瞬何が起きたか分からなかったのですが、全身におしっこをかぶっておりました・・・
ちなみにウサギのおしっこは臭いです。
そして一度ついたらすぐさま落とさないと落ちなくなります。
オスのウサギをお迎えする方は、ケージの周りにアクリル板を貼るのがおススメです・・・!
※ケージによっては別売りで手に入ることもありますし、シートやアクリル板を買ってきて自作でもオッケーです。
オスの特徴③ハゲるかもしれない
これはかなり種類が特定されますが(笑)
小動物ならフクロモモンガ、鳥ならオカメインコのルチノー(白オカメと呼ばれる品種)です。
どちらも大変人気があるペットですが、実はオスは頭部がハゲています。
※病気ではありません。
フクロモモンガは、おでこのあたりに臭腺があり、そこをこすりつけるために薄くなっています。
ツルツルハゲではないので、気にならないかもしれませんね。
オカメインコのルチノーは、かなり目立ちます。
後ろから見ると、てっぺんハゲです。
どうしてもハゲを見たくないなら、この2種類に限ってはオスを避けておきましょう・・・
嘘みたいな本当の話ですが、ハゲを極端に嫌い、なぜ先に教えてくれなかったのかとクレームが来たこともありますよ。
オスの特徴④お玉が目立つかもしれない
これは小動物の場合です。
小動物のオスは睾丸が目立ちます。
当たり前のことなんですけどね。
ふくらんでいるだけかな?という動物もいれば、引きずるくらい大きくなる動物もいます。
別に何も悪いことではありませんが、中には、こういうのが受け入れられないという人もいるので、自分はどうかな?と考えてみましょう。
気にしなければ全く問題ありませんし、可愛がっていれば、その玉も魅力のひとつに見えてきますよ。
オスの特徴⑤発情すると大変かもしれない
オスは発情したかどうかが仕草で分かりやすい生き物です。
例えば小動物なら、腰を振る、臭いが出る、白いものが体に付く、などがみられます。
これはまぁ飼い主さんに向けてやることは少ないですし、腰を振るのはメスもやることがあるので、体の汚れを取ってやったり、臭い対策をするなどしてあげて、あとはあまり気にしなくてもいいのですが。
問題は鳥・・・。
先ほど、メスの鳥が発情すると卵ができてしまう、と言いましたが、オスも発情すると独特の行動をとります。
愛の歌をさえずる、ダンスをしてくれる、などは可愛らしいものなんですが・・・
気が荒くなり、噛むようになる、発情する対象物にお尻をこすり続ける、吐き戻した餌をプレゼントする、といったものも・・・。
鳥は人によく慣れるので、飼い主さんが発情の対象になることも多いです。
しかしこれが、実に複雑な気持ちになるのです。
可愛い子供が思春期に入っちゃったみたいな、やりきれない思い。
しかも噛まれたら痛いし、吐き戻しがきつい・・・
オスも発情させ過ぎると精巣腫瘍などの病気に繋がるので、受け入れっぱなしではダメです。
卵ができないから大丈夫だと思わず、接し方を変えるなどで対策してあげましょう。
結局はオスでもメスでも、発情の抑制が大切だということですね。
まとめ
今回は、よくある質問「オスとメスではどちらが飼いやすいのか」にお答えしました!
最後まで読んでいただいた方は分かったでしょう・・・
私は初めに「迷ったらオスがおススメ」と言いましたが・・・
結局どちらも良いところ、困るところがあるということです。
そうなんだね~!!
どちらが飼いやすい、というのは飼育する飼い主さんとペットの性質によって変わってきてしまうので、なんとも言えないんですね。
ペットを選ぶ時は性別はあまり考えすぎないようにしたほうが、後々気持ちが楽ですよ!
ぜひ、好きな見た目のコ、目があったコをお迎えしてあげてくださいね♪
今回はここまで。
最後までよんでいただきありがとうございました!
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