みなさん、こんにちは!セネきちです。
今日はこれからウサギを飼う方、それも飼育用品選びからこだわりたい!という方にぜひ読んでいただきたい内容です♪
昔は外で飼われることが多かったウサギですが、現在は室内飼育が主流です。
飼育用品の中でも、ウサギの「おうち」であるケージは重要なアイテムです。
今回はそのケージについて徹底解説していきます!
ウサギにとって快適なケージとはどんなケージだろう??
徹底的にケージについて自分で学んでから選びたい!
・・・こんな方におススメの記事ですよ!
細かいことはいいからおススメケージだけパッと教えて!という方はこちらをどうぞ!
ウサギにとってケージとは・・・?
まずは、ウサギのケージの一番基本となる選び方を説明させていただきますね。
ウサギにとって、ケージというのは、野生でいう巣穴のようなものです。
餌を食べたり、くつろいだりと1日の大半を過ごす、大事な場所です。
ウサギのケージ、基本の選び方
ウサギのケージの基本の選び方は、「ウサギの大きさに合わせて選ぶ」ことです。
最低サイズの目安はこのような感じになっています。
・底面積は「ウサギが大人になった時、ケージの中にトイレや餌入れを入れてもなお横になってくつろぐことのできる広さ」
・高さは「ウサギが大人になった時、後ろ足だけで立ちあがっても、天井に頭がつかない高さ」
つまり、ウサギが窮屈な思いをしないようなケージにしてあげましょうね、ということです。
この最低サイズを守った上で、飼育スタイルに合わせたケージを選んでいくわけです。
要注意!選んではいけないケージ
ウサギのケージの中には、実は選んでほしくないケージがあります。
具体的に商品名を出すとよろしくないので、どのようなケージが良くないか、だけお話しておきますね。
✖金網部分にカラー塗装がされているケージ
金網部分はウサギがかじったりなめたりします。塗装がはげて体内に入ってしまうので避けましょう。
✖明らかに小さすぎるケージ
ペットの商品というのはややこしいもので、「ウサギ」表記があったり、ウサギのイラスト付きで売られているのに、ウサギには全く使えないものもあるのです。
特にネットでは、「ウサギ」で検索していても、ハムスターのケージが出てくることもあります。
購入の際はしっかりサイズ確認を!
✖2階建てのケージ
海外のものに多いですが、少しでも広く見せるために、たくさんロフトがついていたり、2階だてになっているケージがあります。
ウサギは高い場所に登ることもできますが、ケガの原因になるので、避けましょう。
もしロフトが外せるのであれば外してしまったほうが安心です。
こういったケージは実際ウサギに使ってみると、使いにくいことがほとんどです。あれ?これって大丈夫なのかな?と感じたらやめておきましょう。
また、選んではダメ、とまではいかないものの、トイレやハウスがケージにくっついているタイプのものは、ウサギが使いやすい位置を決められないのでおススメできません。
ケージを用意して、別売りのものを購入するほうがやりやすいですよ。
ケージを購入するのはどこがいい?
大事なケージ選び、こだわり派の方ならば、購入する場所も慎重に選びたいですよね。
ケージを購入できるのは、ペットショップ、ホームセンター、ネット通販がありますが、それぞれメリット、デメリットを説明させていただきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ペットショップでの購入
ペットショップの最大のウリは「色々なケージの実物を見ることができる」ところです。
大きめのショップなら色々見れますし、ウサギ専門店なら、どれを選んでも間違いのないラインナップを揃えていますよ!
最新のケージや飼育グッズを見ることができるので、近くにペットショップがあるならまずは行っておきたいところです。ネット通販派の方も一度いろいろなケージを自分の目で確認できるので、足を運ぶ価値はありますよ!
ホームセンターでの購入
ケージの数やクオリティの高さはあまり期待できないのですが、ペットショップが近くにない、という方は多いと思うので、現実的なのはホームセンターでの購入かもしれません。
セネきちの住む地域にも、近場にウサギを扱っているペットショップはほとんどありません。
ペットショップが近くにないし、通販はちょっと・・・という方はホームセンターがおすすめです。欲しいケージがある場合、取り扱いのあるメーカーなら取り寄せてくれる場合もあるので聞いてみましょう。
ネット通販での購入
最近主流の購入方法です。ウサギをお迎えする前に飼育用品を揃えるなら、ネットでゆっくりケージ探しするのも楽しいものです。
海外のケージや、大型のケージはペットショップでも扱っていない場合もあるので、気にいったものがあればネットで購入しましょう。
ウサギについてある程度勉強済みで、ネット通販に慣れている方向けです。ちなみに、セネきちはなんでも通販派です!
時間があるなら、ネットで調べて、店舗でも実物をみてみましょう。失敗が少なくなるし、価格も比べられますよ!
いよいよケージ選び!気にするべきポイントとは?
ウサギのケージって色々あるんだなー!同じような大きさなのに、値段が結構違うし・・・一体何が違うんだろう??
ウサギを買いに来たはいいものの、どれを選んでいいのやら分からなくて、ウサギのケージ売り場をうろうろ・・・
こういう方はとても多いです。
実際、ウサギのケージは種類が多く、似たようなサイズでも値段が大きく違っていることもよくあります。
ケージのどこを見て選んだら良いのやら、分からなくなりますね・・・
そこで、ウサギのケージを選ぶ上で「気にするべきポイント」を重要な順に説明していこうと思います!
ポイント、といってもたくさんあるのですが、飼育に関係性の高いものを集めました。
①ケージのサイズは?
②引き出しトレイはあるか、ないか?
③すのこの材質は何がいい?
④飛び散りガードは付いているか、付いていないか?
⑥その他の選び方
ウサギの種類や性質によって多少変わりますが、だいたいこのような部分を気にしてケージを選べば、飼い主さんにとってもウサギにとっても良いケージに出会うことができますよ
①ケージのサイズは?
まずは基本中の基本、ケージのサイズから選んでいきましょう。
先ほど説明させていただきましたが、ケージには「ウサギが大人になった時、ケージの中にトイレや餌入れを入れてもなお横になってくつろぐことのできる広さ」と「ウサギが大人になった時、後ろ足だけで立ちあがっても、天井に耳や頭がつかない高さ」が必要です。
ウサギのサイズに関しては、個体差はあるものの、種類によってだいたい決まっています。
自分の飼っているコに買い替える場合、または飼いたいと思っている種類が決まっている場合はサイズが選びやすいです。逆に決まっていなければ、大きめのケージを選んでおくと失敗がありません。
小さめウサギ用ケージ
一般的に“小さめのウサギ”と呼ばれるのはこれらの種類のウサギです。
・ネザーランドドワーフ(血統書付き)900g~1kgくらい
・ホーランドロップ(血統書付き)1.3kg~1.5kgくらい
※血統書無しの混血の個体はもっと大きくなります。
これらのウサギは幅60~70㎝のケージが最低サイズになります。
ただし、ケージの中にトイレや餌入れをいれるとそれなりに狭くなるので、可能であればもっと大きめのケージを選んであげるとよいですよ。
大きなウサギ用ケージ
次に、大きなウサギ用のケージですが、先に説明させていただいたウサギ以外の種類は“大きめのウサギ”になります。
ミニウサギ、ロップイヤーラビット、ライオンラビット、ミニレッキスなどは体重1.5~2kgくらいになりますので、ケージも大きなものが必要です。
幅80~90㎝以上、つまり、ウサギ用ケージでは最も大きな種類のものが必要です。
なお、3kg~10kgくらいになる大型ウサギは別の記事で説明させていただきますが、ウサギ用ケージでは飼育ができません。犬用のサークルやウサギ用の部屋を用意する必要があります。
②引き出しトレイはあるか、ないか?
引き出しトレイというのはウサギケージの一番下にあるもので、すのこの隙間から落ちた排泄物やチモシー牧草のくずが落ちる場所です。
引き出しのようにスッと手前に引いて、パッとゴミを捨て、また戻すだけで掃除ができます。
ウサギのケージには、その引き出しトレイが付いているケージと付いていないケージがあります。
すのこから落ちた排泄物や牧草を掃除するのに手っ取り早いので、人気があるのは引き出しトレイ付きのケージですが、どちらもメリット、デメリットがあります。
順に見ていきましょう。
引き出しトレイ有り
あとは引き出しが無いものに比べると、ウサギが動いた時に音が響きやすい。
引き出しトレイ無し
ウサギを飼い始める時にどちらがいいか迷ったら、無難に引き出しトレイ付きがおススメです。万が一トイレを覚えてくれなくても、掃除に困ることがありませんよ。
③すのこの材質は何がいい?
ケージの床にあたるすのこ部分は、重要なケージ選びのポイントとなります。
ウサギが1日を過ごすわけなので、常に清潔に、そして安全に使えるものでなくてはなりません。
材質は大きく分けて3種類ありますが、それぞれメリット、デメリットがあります。
木製製すのこ
木製のすのこは、大きめでトイレを覚えているウサギにおススメですよ
プラスチック、樹脂製すのこ
プラスチック製すのこは小さめのウサギや、トイレの失敗が多いコにおススメですよ!
金属製すのこ
金属製すのこはトイレを覚えていないコにおススメです。また、トイレを覚えているコに使う場合は、わらマットなど足の負担を和らげるものを片面に敷いてあげると足の負担を減らすことができて、いいですよ!
すのこ無し
「引き出しトレイ」の無いタイプのケージはすのこが付属していないものや、外して使うことのできるものがあります。
一見掃除がしにくいだけに感じるすのこの無いケージですが、実は安全性が最も高いのはこのタイプです。
子ウサギ、老ウサギ、足の障害、てんかん、斜頸などの病気をもっているウサギはすのこがあると引っかかってケガをしやすいので、あえてこういったケージを使うことがあるのです。
シンプルであればあるほど、安全で丸洗いがしやすいです。毎日の掃除は大変ですが、汚れが溜まらないので清潔感もありますよ。
すのこに関しては、お気に入りのケージに欲しいすのこが無くても、別売りで販売されている場合もあるので、ネットなどで調べてみると良いでしょう。
④飛び散りガードは付いているか、付いていないか?
ウサギのケージには、飛び散り防止ガードが付いていると便利です。
ウサギは餌のチモシー牧草を散らかしたり、トイレの砂が散らかってしまうことがあるのですが、ガードがあれば、ケージの周りが汚れるのを防ぐことができます。
飛び散り防止に特化しているケージは、このように、ケージの低い部分にクリアパネルを使用しています。
最初から飛び散り防止カバーが付属で付いているので、お手軽感があり、中のウサギもよく見えるので人気がありますが、実はドリンクボトルやトイレなど、金網に設置するタイプの飼育用品が付けにくい、もしくは位置が高くなってしまう、というデメリットがあります。
そこでおススメなのが、「後から飛び散り防止カバーを付ける」というやり方です。
こちらのパーツは三晃商会というメーカーの「イージーホーム80」シリーズ用のカバーです。ケージを購入する時に一緒にこのパーツも購入しておけば、高い飛び散り防止効果が期待できます。
気に行ったケージに飛び散りガードがない場合は?
もし、気に行ったケージが飛び散りガードの無いタイプでも対策方法はあります。ホームセンターなどで、ビニールシートやアクリルパネルを購入し、ケージに取り付けることで、飛び散りガード代わりにすることができます。
特に、「おしっこ飛ばし」を頻繁にするコは、ガード付きケージでは防ぐことができないので、この方法が有効です。
ネットでもアクリル板のフリーカットを注文できるところがいくつかありますよ!
⑤その他の選び方
お気に入りのケージをいくつかピックアップできたけど、まだまだ悩む・・・という場合は、これから紹介するポイントもチェックしてみてはどうでしょうか?
ウサギのケージの「気にすべきポイント」
更に細かいところを一緒にみていきましょう!
別売り備品の多さ
ウサギのケージは一度買えばかなりもつのですが、使っていくうちに、消耗したり、ちょっと変えたいな・・・という事が結構あります。
特にスノコは洗い替え用や、かじられた時に買い替えたり、買い足したりすることがあるので、別売りで手に入るのかどうか確認するようにしましょう。
↑例えば、三晃商会のイージーホームシリーズは、別売りパーツが豊富で、長く使うことができます。
ケージの別売りパーツがあるかどうかは、メーカーのホームページや問い合わせをすると分かりますよ。
ケージの材質
ケージの材質は、ケージ自体の強度、耐久度、ウサギへの安全性に関わってきます。
先ほども説明させていただきましたが、カラー塗装されているものは避けたいところ。
そして、材質はスチール、ステンレス、ポリプロピレンなどがありますが、おススメはスチールやステンレス。
ケージの値段が高めで重量も重くなりますが、丈夫で長く使えます。ステンレスならなお良しです。
ウサギはケージの金網部分が以外に汚れます。何度も洗っていると錆びてしまうのです。
ケージの金網の形
ケージの金網部分が「縦ラインが多い」のか「横ライン」が多いのか、もしくは均等なのかによって、使いやすさが少しだけ変わってきます。
縦ラインが多いケージはウサギが金網をかじりにくいので不正咬合と呼ばれる歯の病気の予防になります。
逆に横ラインが多いケージはウサギがかじりやすいので、かじり癖のあるコや、不正咬合の予防をしたい人には向きませんが、飼育用品の取り付けは横ラインが多いほうがやりやすい場合が多いです。
一番いいのは縦のラインも横のラインも金網の本数が多く、金網の目が狭いケージです。ケージ自体の値段が高く、重量もありますが、丈夫でウサギも金網をかじりにくいのでおススメですよ。
扉の開き方
ウサギのケージは正面の扉が横開きか、手前に開いてスロープにできるタイプかで分かれます。
手前に開くタイプは、扉部分が透明で中がよく見え、また扉を開ければそのままウサギが通るスロープになるのが特徴です。
スロープでウサギが出やすくなるのがウリなのですが、傾斜がきつめなので、ウサギが慣れるまでは飼い主さんが横でしっかり見ていてあげましょう。
↑横に開くタイプは、入り口が大きく開くので、飼い主さんがケージの中に手を入れて餌をあげたりトイレ掃除をするのがやりやすいのが特徴です。
ウサギを出す時は、大きめのコなら自分で器用に出ると思いますが、小型のウサギや子ウサギは飼い主さんが出るのを手伝ってあげるとよいでしょう。
個人的には横開きがおススメです。
手前に開くタイプに比べ、ケージ自体が大きいものが多く、飼い主さんがお世話しやすいためです。
まとめ
今回は、ウサギのケージについて詳しく徹底解説させていただきましたが、いかがでしたか?
ウサギのケージは種類が多くて、本当に迷ってしまいますが、チェックすべきポイントをひとつひとつ見ていって自分で気に行ったものを選ぶのも飼育の楽しみのひとつです!
ウサギとの生活を思い浮かべながらケージを選ぶのはとてもウキウキしますね
他にもウサギのケージに関する記事がありますのでぜひ参考にしてくださいね!
コメント