ペットとして人気の高い、癒しの存在であるウサギですが、よくあるのが「ケージをガンガン音を立てて噛む」という悩み。
「ストレスで噛んでいるのかな?」と心配になるし、うるさくて飼い主さんもストレスになってしまいます。
さらに困ったことに、ケージを噛む行動を続けると、ウサギが病気になってしまうこともあるのです。
この記事では、ケージを噛む理由や、対策、おすすめのグッズを紹介します。
今日からすぐできる対策もあるので、ぜひ最後までやって実践してみてくださいね。
ケージを噛むのを防ぐ!対策10選
この記事を見ている方はおそらく既にウサギのケージ噛みに悩んでいる方。
早くなんとかしたい!と思っているはずなので、さっそくケージ齧り対策10選!にいきましょう。
上から順にやりやすいものから紹介していくので、とりあえずできそうなものからやってみてくださいね。
無視する!
「えっ?無視?かわいそう!」という声が聞こえてきそうですが、実はこれがまず絶対にやっておきたい対策なのです。
できればウサギをお迎えしたときからやっておきたいくらいに。
あとで詳しい理由は解説しますが、ケージをガンガン鳴らして飼い主さんが無視できずに行ってしまったり、声をかけたり、おやつで黙らせてしまうとウサギは「🐰こうやってケージをかみかみすれば、飼い主さんが来てくれるんだ!」と覚える賢さがあるんです。
そう思うと余計に行ってやりたくなるかもしれませんが、グッと我慢です。
ウサギがガンガンをやめるまで我慢です。
もし万が一、なかなかケージ噛みをやめないからといって途中で行ってしまったとすると、今度は「🐰あ!これくらい強い力で長いことケージかみかみすれば来てくれるわけね、オッケーオッケー!」みたいな感じで、次からまたしつこくガンガンやるようになってしまうのです。
声をかける、中途半端に叱る、もNGです。反応したことになります。
全てはウサギのためです。頑張りましょう。
ケージカバーをかける
どうしても飼い主さんや、普段部屋んぽしているお部屋が見えてしまうと、ウサギはケージ噛みガンガンアピールしたくなってしまうもの。
夜間~朝など、飼い主さんが寝てしまう時間帯はカバーをかけるという手もありますよ。
ケージカバーは、ケージごとに専用のものが販売されていることもありますが、無ければ厚めの布をかけるだけでもよいでしょう。
ただし、布をかけると、それをいたずらの対象にしてしまい、かじってしまうコもいます。
そういう場合は布でできたケージカバーは使えません。繊維がお腹に溜まってしまうので、撤去してください。
牧草を切らさないようにする
ケージを噛むのはウサギのアピールである場合が多いのですが、「餌が無い」ことでケージをガンガンして飼い主さんに気づいてもらおうとすることもあるので、(牧草)チモシーをきらさないようにすることも対策になります。
基本的にウサギは常に食べたり飲んだり寝たりを繰り返す動物なので、チモシーは食べ放題にしてあげてくださいね。
スプレーを使う
ウサギだけでなく、犬などにも使われる方法です。
かじられたら困るところに苦みのあるスプレーを吹きかけます。
これは楽な方法ではあるのですが、正直効き目があるかどうかというと、ちょっと微妙なところはあります。
というのも、ウサギは元々苦みには結構強いので、犬には効くけどウサギにはいい感じの刺激になってしまい余計に噛むようになる、なんて話も聞いたことがあります。
それでも効果があればいろいろ他の工夫をしなくて済むので、試す価値はあるかなと思います。
音を鳴らす
これは、ウサギがケージを噛んでガンガンやり始めたら、何か音を鳴らしてみる、という対策です。
手を叩く、ベルを鳴らす、なんでも良いのですが、ウサギにとって聞き慣れない、大きくて短い音がおすすめです。
ケージをガンガンやっているときにその音を鳴らすことでウサギが動きは一瞬動きを止めます。
それを繰り返すことで、ウサギは「ケージをガンガンやっても何か音が聞こえるだけだ」と思い、やらなくなる・・・ということです。
これも効果があるかどうかは怪しいところではありますが、試しにやってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、音が鳴る=構ってもらえる と勘違いするコもいるかもしれないので、改善しない場合はすぐやめましょう。
かじってもよい環境にする
ウサギは元々よくカミカミする動物です。歯が一生伸び続けるので、硬く繊維質なチモシーを常に食べ、木の皮などをかじり、ちょうどよい歯の伸び具合を保っています。
家でケージを噛むのも、本能のひとつなので、「餌以外何もかじってはいけません!」は間違っているわけです。
そこで、あえてかじってもよいグッズをケージに置くという対策があります。
かじりグッズを置くことでウサギがそちらをかじるようになり、ケージをガンガンやらなくなる可能性があります。
おもちゃを設置する
ウサギ用のおもちゃ、とはかじり木やラタン製のボールのことです。
気が紛れるので、飼い主さんの留守中にもケージに入れておいてあげるとよいでしょう。
板を貼る
ケージの金網部分に木製のファンスを取り付け、「かじるならこれをかじれ」スタイルにすることもできます。
ケージ全面を覆ってしまうと、とてもメンテナンスがしづらくなってしまうので、他の対策と合わせて使うのがおすすめです。
かじれないようにする
かじり木やおもちゃを置いてもなおケージを噛む、もしくはおもちゃの消耗が激しすぎて大変だ、という場合は、かじれないようにする対策をとりましょう。
ただし、全く何もかじれないようにしてしまうのはNGですよ!
チモシーをきらさないようにする、消耗が激しくとも何かしらかおもちゃを入れるなど、最低限のことはやっておきましょう。
アクリル板をつける
アクリルの板を買ってきて、固定する、というDIYは必要ですが、アクリル板の設置は、かじり防止だけでなくウサギのおしっこ飛ばしや牧草の散らかり、冬場の保温にも効果があるのでおすすめ。
※四方全面覆ってしまうと通気が悪くなる、飼育用品が付けられなくなるなどの問題が出るので注意しましょう。
ネットで探してみたら、オーダーメイドでアクリル板を加工してくれるところもありましたよ!
焼き肉用の網を取り付ける
これはケージの網に焼き肉用の網を固定することで、噛めなくするという対策です。
ウサギはケージに口元が入らなければ網をかじることはできないのですが、ちょうど焼き肉の網がいい感じのサイズなのです。
ホームセンターなどで購入して結束バンドなどで取り付けてみてくださいね。
ケージを買い替える
色々対策するの、面倒!という方はケージごと変えてしまいましょう。
例えばこちらは、先ほどの焼き肉用の網を張るのと一緒で、網の目が細かくしてあるのでウサギがかじれなくなる!というケージです。
また、全面アクリルタイプのケージもありますよ。
これならどう頑張ってもかじれませんね。
ケージをかじれないタイプにするのはお金もかかるし、飼育用品の取り付けに制限がかかりますが、かじられるストレス、対策を重ねるストレス、ウサギの歯のトラブルを心配するストレスからは解放されるので、検討してみてくださいね。
へやんぽの時間を増やす
単純に運動不足であるとか、飼い主さんとのふれあいが足りていない!というストレスでケージをかじるコに試したいのが、部屋でのお散歩タイムを増やす、という対策です。
ただ、元々毎日おさんぽタイムをつくっている場合は効果はあまりないかもしれません。運動したい、ふれあいしたい、と感じるコは多少増やしたところで満足しないからです。
この対策はケージに入れっぱなしの時間が多い飼い主さん向けといえるでしょう。
放し飼いなど飼育環境を広くする
これは、ケージ噛みがあまりにひどく、どの対策でもやめさせることができなかった場合の最終手段です。
ウサギが噛んではいけないもの(ケージ、家電、家具、観葉植物など)を撤去した安全な部屋で放し飼いをするという方法です。
本来は、完全に安全な部屋での放し飼いを、ウサギが命を終える日まで続けられる家庭が少ないことから、あまりおすすめしていない飼育方法です。
でも、もしひと部屋をウサギ用に開放して、自由にしてやれたら・・・?
もうケージ噛みの悩みも、ウサギのストレスの心配もなくなることでしょう。
時間が解決
もし、まだウサギを飼育して日が浅い、とかウサギが若い場合は、時間が解決してくれるかもしれません。
というのも、若いウサギというものはホルモンの影響によるストレスでケージをガンガン噛んでしまうことがあるのです。
とりあえず「ケージ噛みに反応しない」「ほどよく部屋んぽタイムをつくる」「かじって遊べるものは置いてやる」を徹底しつつ、様子を見るのもよいでしょう。
原因
ウサギのケージ噛みの対策は色々分かったけれど、原因も知りたいな、という方向けに、いくつかケージ噛みをする理由も解説しますね。
餌がほしい
とても単純な理由ですが、餌やおやつが欲しい!という要求のケージ噛みというものがあります。
ケージをガンガンやって飼い主さんにアピールするんですね。
でも、この時はもちろん素直に餌やおやつを与えるのはNGです。
チモシーは食べ放題にすべきなので、なくなっていたら足してあげてもいいのですが、ペレットやおやつは量を決めて与えなくてはなりません。
一度与えてしまうと、ケージをガンガンやればおいしいものがもらえる、と覚えてしまうので注意しましょう。
見に来てくれることを分かっている
これはなんだかかわいいケージ噛みの原因ですね。
ケージをガンガンやると、たいていの初心者飼い主さんは見に行ってしまいます。
構ってもらうのが好きなウサギにとっては、、ケージガンガン=飼い主さんが来るということを覚えて、また来てもらいたくて繰り返すのです。
でもこれも餌の要求と同じで、応えてはなりません。
次で解説しますが、ケージ噛みはウサギの歯に悪い影響を与えます。
かわいそうだから、とケージガンガンで呼ばれるたびにウサギの様子を見に行ってしまえば、一時的にウサギは喜びますが、それをずっと続けるというのはウサギのためになることではないのです。
元々夜から朝にかけて活動する
「なんで夜遅くや早朝にケージを噛んでガンガンやるんだろう?」と悩む方も多いかもしれません。
でも、ウサギはその時間になにか理由があってわざわざ起きてケージを噛んでいるわけではないのです。
ウサギは元々、1日を通して食べる、動く、寝る、を繰り返している動物です。
一番活動的なのは早朝と夕方で、この性質を「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」といいます。
ペットとして飼育されていると夜間は寝ていることが多いものの、朝はやっぱり活動的で、これがケージ噛みにつながっているわけですね。
若いウサギはホルモンの影響によるストレス
若いウサギはホルモンのバランスによるストレスがあり、それでケージを噛んでしまうことがあります。
人間も若い頃のほうが活発的ですよね。それと同じです。
ケージ噛み対策をしつつ、「そのうち落ち着くかも」と気持ちに余裕をもって対応するといいですね。
かじるとどうなる?
そもそもケージをかじると、いったい何が困るのでしょうか。
飼い主さんが気にならなければ好きなだけやらせてもいいものなのでしょうか?
次はケージ噛みによる悪い影響について解説しますね。
うるさい
分かりやすい影響、「うるさい」ですが、まずはこれで困る方が多いです。
ウサギのケージを噛む音ってすごく響きますし、時間帯は早朝が多いということで、壁の薄い集合住宅などでは隣の部屋や下の部屋にも聞こえてしまうことがあります。
飼い主さんの睡眠にも影響してしまうので、どうにかしたいところですね。
不正咬合
これはウサギにとっての最も悪い影響です。
金属の硬すぎるケージの金網を噛むことで、歯が欠けたり、歯茎に傷がついたりするほか、歯の嚙み合わせがおかしくなって、不正咬合を引き起こす可能性があります。
不正咬合になると、歯がバランスよく削れず、伸びすぎてしまって餌が食べられなくなったり、頬にささる等の悪影響が出ます。
一度不正咬合になると完治は難しく、動物病院で定期的にカットしてもらわなくてはならないのですが、これはウサギにとってはとても怖い体験であり、リスクもあります。
この不正咬合の大きな原因になるから、ケージ噛みをやめさせなくてはならないというわけです。
まとめ
今回は、ウサギのケージ噛みに悩む方向けに、ケージを噛む原因や、影響、対策を紹介させていただきました。
「うさぎがケージをかじったら無視したほうがいい?」「うさぎがケージを噛むのをやめさせるにはどうしたらいい?」という悩みを解決するヒントになればうれしいです!
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