こんにちは!セネきちです!
今回はみなさんが大好きであろうハムスターについてのお話です!
・・・ハムスターのお話ではあるのですが、実は今回は飼い方や魅力をお伝えする記事ではありません・・・。
ハムスターを複数で飼うとどうなるのか??いったテーマになるのですが、かなりグロテスクな表現もありますので、苦手な方はご注意を!(写真はかわいいハムスターしか使っていません)
なぜそんな記事を作るのかというと、複数飼いの危険性を知ってほしいからです
ハムスターを複数で飼うとどうなるの??
ハムスターってかわいいですね!小さくてまるくて!
一匹でもかわいいんだから、たくさん集まってたらかわいいだろうな!
くっついて寝てる姿なんか最高!
そうですね、本当にそのとおり。
ペットショップで集まって寝ているハムスターのかわいいこと・・・
・・・でもちょっと待ってください。
実はハムスターって複数で飼育すると、死につながることがあるのです。
・・・というかかなりの確実で死を目の当たりにします。
今から、あえてグロテスクな表現も混ぜつつ、説明させていただきますね。
ペットショップでよく聞かれる質問形式でいきますよ!
※ハムスター全てに当てはまるわけではありません。
今回は最も複数飼いが危険とされる、ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスターにスポットを当ててお話させていただきます。
質問①2匹以上で飼うと、具体的にどうなるの??
具体的に言うと死ぬかケガをするかなのですが・・・
分かりやすくイメージしてもらうために、3パターンに分けて説明させていただきますね。
①二匹目を入れた瞬間猛烈な取っ組み合いになる
ハムスターは、もともと縄張り意識の強い動物です。
見た目のかわいらしさとは裏腹に、それはそれは激しい喧嘩をします。
よくあるのが、子供がお友達のハムスターと仲良くさせようと、ケージに一緒に入れてしまい、その瞬間とても激しい喧嘩になってしまった、というパターン。
この場合、ハムスター両者、かなりの大怪我を負い、特に顔の部分が血だらけになります。
ちなみに、喧嘩を止めようととっさに素手で間に入ってしまえば・・・手のほうが流血します。
ハムスターは小さいですが、本気で噛まれると相当痛いですよ。
②入れた翌朝、ケージ内が血まみれ&直視し難い亡骸が・・・
ハムスターを2匹で買ってきて、一緒のケージで飼い始め、なんだか喧嘩もしないし、いい感じ・・・
なんて油断していたら、ある日朝ケージを開けたら血まみれ&ボロボロになったハムスターの亡骸が・・・
ハムスターはごく稀に2匹以上で一緒に飼えた、という事例もありますが、普通はほぼ間違いなく、喧嘩がおきます。
ペットショップで買ってきた時点では、まだベビーで、争うこともなかったハムスター達が、何日か経って成長し、本来の性質が出てきて、このような事態が起きるのです。
本当に見るも無残な状態になるまでやられてしまいますが、これはまだ序の口。
次のケースが一番キツイです・・・!
③仲良くくっついてるな♪と思ったら・・・共食いされていた!
実はセネきちがよく目撃したのは、このケースです。
仲良く丸くなってくっついて寝てる♪なんて思ったら、片方のハムスターが床材から出ている部分以外、全て食べられてしまっていた・・・というパターンです。
不思議なことに床材はほとんど汚れていないのに、です。
ペットショップではベビーのハムスターがたくさんいます。
場所の都合でどうしても一緒に入れるしかないのですが、ベビーであってもこれは起こります。
片方に全くケガが無いこともあるので、その場合、一方的にやられてしまったのでしょう・・・
かわいい2匹を持ち上げようとした時の衝撃といったらないです・・・!
・・・そんなわけで、結局複数で入れるとほぼ間違いなく、喧嘩が起き、そして死ぬ、もしくは共食いになる、というわけです。
何が困るかというと、普通は見ないはずの、とんでもない亡骸を見るハメになるということですね。
ハムスターもかわいそうですね。大けがを負ってそのまま亡くなることもありますから。
もし子供さんがお世話をする予定なら、なんとしてでも複数飼いはやめましょう。
トラウマになりますよ。
質問②ペットショップでは仲良く集まっているから大丈夫なのでは??
先ほどもちらっと説明させていただいたのですが、ペットショップでは仲良く並んで寝ているから、大丈夫なんじゃない?という質問にお答えしますね。
答え①ペットショップにいるハムスターは、まだベビーだから。
まず、ペットショップではベビーから入荷することが圧倒的に多いから、という理由が挙げられます。
どんな動物もそうですが、ベビーの頃は自我が出ておらず、縄張り争いもしません。
小さい頃は一緒に飼えた、という話はよく聞きます。
ただし、ハムスターのベビー期は1か月も続かず、とても短いため、少し長くいるコは別のケースに入れられていることがほとんどですよ!
答え②夜行性なので、日中はそのような姿が見えないから。
みなさんがペットショップに行くのは日中ですね。
夜でも店内は電気が付いていますから、ハムスターにとっては昼のようなもの。
夜行性の彼らは眠っています。
しかし、ペットショップが閉店後、電気を消すと、びっくりするくらい動き出します。
ハムスターは、夜間に活動するので、喧嘩をするとしたら夜間が圧倒的に多いのです。
ハムスターを飼い始めると分かりますが、とても寝室には置けないくらい、うるさいですよ!
答え③喧嘩で傷ついたハムスターは朝取りだしているから。
ペットショップでケガをしたハムスターや、共食いされたハムスターなんて見たことないよ!という方も多いでしょう・・
でも、ペットショップがそのような個体を出すと思いますか?
実はペットショップでは必ず朝やっていることがあります。
それは、ハムスターのケージに共食いされてしまった亡骸は無いか、大けがを負ったコはいないかチェックすることです。
特に共食いされた亡骸はとても見せられるようなものではありません・・・
稀に、日中行っても、亡くなったハムスターが入りっぱなしになっているペットショップもありますが、これは完全にショップ側のミスです。
質問③ハムスターにお友達はいらないの?
「ハムスターが一匹だとかわいそうだから、お友達を入れたい」
これはとてもよく聞く言葉です。
親子でハムスターを買いに来た方に多いですね。
でも実際のところ、ハムスターにとって、他者の存在は、縄張りを犯す存在です。
戦って排除しようとします。
お友達を入れてやるよりも、一匹でいたほうがハムスターにとっても幸せなのです。
もし、子供が複数で飼いたいとゴネるならば、このような説得をしてみましょう。
「もし、ハムスターがさみしいなら、〇〇ちゃんがお友達になってあげたらどう?ハムスター同士でお友達になっちゃうとつまんないでしょう??」
実際、ペットというものはそういう面があります。
集団でいることを好む動物は、「お友達」を与えてしまうと、人に慣れにくくなります。
ハムスターの複数飼育は、喧嘩以外にも、餌の管理や病気の感染などの面から、メリットはありません。
子供にはあくまでも優しく、親が教えてあげましょう。小学生高学年くらいなら、激しい喧嘩をすることも伝えて教えてあげましょう。
質問④家でハムスターが子供を産みました。親子なら一緒でも大丈夫?
ブリーダーでもないのにハムスターをオスメスで飼うのは本来良くないのですが、子供が産まれてしまった、というのはよく聞く話です。
ペットショップで妊娠していることもありますね。
さて、親子の場合ですが、この場合も一緒にしておくのはNGです。
性別が違えば近親でまた妊娠するため、別にしなくてはなりませんし、同性でも子供が大きくなれば喧嘩が起きます。
ハムスターは成長が早く、生後3~4週目には母親の母乳を卒業し、大人の餌を食べて生きていけるようになります。ずるずると一緒にしておくことのないようにしましょう。
ちなみに、出産したハムスターの親にストレスを与えると、親が子ハムを食べてしまうこともあります。
これは縄張り意識ではなく、育てられる環境ではないと判断するためで、他の動物でも同じことが起こります。
質問⑤セパレート付きケージでも一緒に飼育できない?
あえて商品名は伏せますが、ハムスター用ケージには、セパレーターと呼ばれる仕切りがついたケージがあります。
ハムスターを一時隔離したり、繁殖の際に相性をみたりするのに使うのですが、通常の飼育に使うのはおススメできません。
ハムスターはケージごしでも相手が見えれば喧嘩しますし、オスメスの場合、セパレーターで仕切っておいたのに妊娠したケースもあります。
セパレーター付きケージは狭いものが多く、掃除もしにくいです。ハムスターにとっては縄張りもあってないようなものでストレスになりますし、できれば使わないでほしいケージです。
質問⑥他のペットもそうなの?
ハムスターがいかに複数飼育ができない動物か、の話は十分伝わったと思うので、他のペットの話もさせていただきますね。
ペットというのは一部を除き、同じ種類でも複数でいるとトラブルになるケースが多いです。
小動物、爬虫類に多いです。
生き物には自我があり、個性があります。人間も同じですよね。一緒に住める人、住めない人がいますね。
ウサギ、モルモット、デグー、チンチラ・・・小動物は基本的に1匹飼い、デグーやモルモットは相性が良ければ複数で飼育できますが、それでも激しい喧嘩をすることはあります。
ただし、そんな中でも、「共食い」までいく小動物はハムスターくらいです。
セネきちも共食い(親による子食いは除く)された小動物というのはジャンガリアンハムスター、ゴールデンハムスターくらいしか見たことがありません。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事、もしまだハムスターのかわいさに出会っていない方が読んでしまっていたら、ちょっと夢を壊してしまったかもしれません。
でも、喧嘩も共食いも、最初にしっておけば、必ず防ぐことのできるトラブルです。
ハムスターは一匹で飼育してもさみしくないし、むしろ幸せなんです。
みなさんが素敵なハムスターライフをおくることができるよう祈っています!
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