みなさん、こんにちは!セネきちです!
今回こちらを見に来てくださった方は、きっと勉強熱心なハムスター好きさんですね!
今回のテーマは、ハムスター用床材の選び方です!
ケージに敷き詰めることで、ハムスターが安心したり、巣を作ったり、隠れたり、寒い時には埋もれてみたり、といった様々な効果があります。
飼い主にとっては、ケージに直にハムスターを入れるよりも掃除がしやすく、また生態を観察するのが楽しめますね。
ハムスターの商品売り場を見たことがある方ならお分かりでしょう、ハムスター用床材って種類がとても多いんです。どれもこれも、「柔らかい」とか「消臭」とか色々かいてあるし、圧縮してあったり、フワフワだったり。
どれを選んでいいのやら??
今回はそんな数多くの床材の種類ごとにメリット、デメリットを紹介させていただきます!
お悩み別床材、オススメ床材も!
ハムスターを飼いたいけど、ケージの底には何を敷けばいいんだろう?
床材ってワラとか木クズとか色々あって分からない・・・
安い床材でもいいのかな?
こんな疑問を解決しますよ♪
読み終える頃には自分とハムスターに最適な床材を見つけられるようになっていますよ。
自分で選びたい人向け!種類別解説
まずは、ハムスターの床材として使われるものを、順番に紹介していきますね。
自分でイチから勉強して、合うものを選びたい!という人向けです。
それぞれメリット、デメリットがあるので、床材選びの参考にしてください
木のチップ
最も使用されている床材です。
色合いが綺麗で、価格が安く、手に入りやすいです。
木のチップには針葉樹の木からできたタイプと広葉樹の木からできたタイプがあり、更に圧縮されているタイプとフワフワタイプがあります。
それぞれメリット、デメリットがあるので順にみていきましょう。
針葉樹のチップ
針葉樹のチップのメリット 一番のメリットは安さです。床材の中では最もコストがかかりません。色合いも明るく、ケージの中が綺麗に見えます。
針葉樹のチップのデメリット 床材の中では最もアレルギー性が高いです。ハムスターへのアレルギーもありますが、飼い主さんがくしゃみ、鼻水はどの症状が出る場合はオススメできません。広葉樹でできたものか、他の床材に変えましょう。
広葉樹のチップ
針葉樹のチップのメリット 広葉樹のチップは、アレルギー性が低めの木のチップです。針葉樹でダメだった方はこちらを使ってみましょう。
針葉樹のチップのデメリット デメリットは特にありませんが、あえていうならば木のチップの中では価格が高めなことでしょうか。
圧縮タイプ
圧縮タイプのメリット 圧縮タイプのメリットは、価格の安さと、保管場所が少なくて済むところです。特に針葉樹の圧縮タイプのものは、床材の中では最もコストがかからないので、ペットショップでもよく使われます。
圧縮タイプのデメリット カチカチに固まっているので、袋から崩して使うのに結構力が要ります。もし子供さんが世話をする場合は避けたほうがよいでしょう。また、塊を崩す時に細かいチップのくずが舞いやすいので、アレルギー症状が出やすくなります。
フワフワタイプ
フワフワタイプのメリット フワフワタイプは針葉樹のものも広葉樹のものも、取り出して広げればすぐ使えて、文字通りフワフワしているので見た目も良いです。袋から出してそのまま広げるだけなので、圧縮タイプよりも細かいチップが舞いにくいです。
フワフワタイプのデメリット 文字通り、フワフワのまま袋詰めされているので、割高になります。大容量タイプの商品も少なめです。しょっちゅう買いに行くのが困難な場合はネットでまとめ買いしておきましょう。
※ちなみに・・・ハムスターにとってはフワフワでも圧縮でもあまり住み心地は変わらないようです。
なぜなら、ハムスターは自分で床材を裂いたり、崩したりができるからです。
いたずら好きなコにはあえて圧縮タイプをそのまま塊で入れても面白いですよ!夕方入れて置けば翌朝にはすっかり崩された床材になっています。ストレスも解消できますね!
牧草(ワラ)
木のチップの次によく使われている床材です。細かい3~5㎝くらいの長さの牧草が袋に入れられて販売されています。
牧草のメリット 最も自然に近い床材です。ハムスターが食べることも。また、価格も安く、ホームセンターなどでも手に入りやすい床材です。
牧草のデメリット おしっこでべたつきやすい、目に刺さることがある、木のチップほどではないものの、アレルギーが出る可能性があるのが牧草のデメリットです。
牧草は、ウサギやモルモット用の「食べる」牧草と、床材に使う敷き牧草がありますので、間違えて買わないようにしましょう。床材用は短くてパラパラしており、草食動物用の「食べる」牧草は長くて固め、価格も高めです。
紙
最近商品の数が増えてきた、紙でできた床材です。アレルギーで木のチップも牧草も使えない場合は紙の床材にしてみてくださいね。
紙のメリット 最も自然に近い床材です。ハムスターが食べることも。また、価格も安く、ホームセンターなどでも手に入りやすい床材です。
紙のデメリット おしっこでべたつきやすい、目に刺さることがある、木のチップほどではないものの、アレルギーが出る可能性があるのが牧草のデメリットです。
紙の床材は割高になってしまいがちですが、ネット通販なら、大容量サイズで購入ができますよ!
新聞紙、キッチンペーパー、ティッシュ
紙といえば、家にたくさんある、キッチンペーパーや新聞紙は使えるのかな??
そうですね、どの家庭でも用意できるし、無くなってもどこででも購入ができますね。
結論から言えば、床材として使うことは可能です。
ただし、気を付けることがありますよ!
まず新聞紙ですが、昔に比べ、新聞紙はインクも植物性で手につきにくく、もし口に入ってしまっても問題はありません。
しかし、もともとペット用につくられているわけではないので、全て自己責任になります。
新聞紙のすべてのページが無害なインクだとは限らないですし、夏はべたつきやすいです。
もし新聞紙を使うなら、ハムスターの健康状態をまめにチェックしてあげましょう。
次にキッチンペーパーですが、使っても大丈夫かどうかはモノによります。
厚手のものは爪にひっかかったり、口に入れた時に取り出せなくなる場合があります。
ティッシュに関しては、口に入れて取り出せなくなったり、ほお袋脱をおこすことがあるので、オススメできません。
もし家にある紙で、という場合は新聞紙の、できるだけ印刷面の少ないところを裂いて使うようにしましょう
とうもろこし
ちょっと珍しい、とうもろこしでできた床材です。以前はどこかで余ったトウモロコシをペット用にまわしたようなものもありましたが、最近では質の良いものも出てきました。ネット通販ならまとめ買いもできますよ!
とうもろこしのメリット とうもろこしの床材は、アレルギー性が低く、ハムスターが食べてしまっても消化に問題がないのがメリットです。粒が細かいものなら砂浴びにも使えそうですね。
とうもろこしのデメリット 価格が高めで、ホームセンターなどでは手に入れるのが難しいのがデメリットです。粒が細かいので、人によっては掃除のしにくさも感じるかもしれません。また、食べても安全ではありますが、保管方法によってはカビが生えることもあるので、あながち安全とは言えない問題があります。
土
床材、といっていいのか分からないのですが、水槽タイプのケージに10㎝くらいの深さで敷いて、自然に近い暮らしをさせてあげることができる床材です。
排泄物を、土の中のバクテリアが分解することで、消臭効果があり、かつうまくバランスがとれれば、床材交換が要らない状態になります。
※あくまでもペット用として売られている土に限ります。外の土は何が含まれているか全く分からないので、使わないようにしてください。
土のメリット 床材としては大変面白いものです。ハムスターも穴を掘ることができるので、生き生きとした姿を見ることができます。消臭効果もなかなか高いです。
土のデメリット 価格が高めで、エキゾチックアニマル専門店かネット通販でないと手に入らないのが難点です。あとはかなり上級者向けの床材なので、初めてハムスターを飼う方にはおススメできません。
もし使うなら、大きめの水槽で飼育したほうがバランスがとれやすいです。ただし、回し車やハウスは埋まってしまい、ハムスターも土だらけになります・・・ より野生に近い生活を楽しみたい人向けですね!
その他
今紹介してきた床他にも床材として使えそうなものがあります。
ややこしいキャッチコピーで売られているものもありますが、これらは使うメリットよりデメリットのほうがはるかに大きいものなので、使わないようにしましょう。
綿
暖かいのでしょうが、ハムスターの爪に引っかかったり、食べてしまった際、ほお袋から出せなくなったりと、命に関わります。
爬虫類用の砂
見た目は良く、使えなくもないですが、かなりコストがかかり、また砂漠系の爬虫類に使用するタイプは粒が非常に細かいため、ハムスターが穴を掘ったり巣をつくったりができません。こういった砂は小動物では砂漠系の場所に住むトビネズミ等に使います。
トイレ用の砂
稀に間違えて買ってしまう方がいるのですが、床材として使ってしまうと危険です。濡れて固まるものだと口に入れたり、お尻についてしまうことが命に関わります。
ペットシーツ
おしっこを吸ってくれて良さそうに見えますが、ハムスターはかじるのが好きな動物。あっという間に噛みほぐされて、中の吸水素材が出てきてしまいます。中には飲み込むととても危険なものもありますので、使わないようにしましょう。
お悩み別!おすすめ床材
さて、床材紹介は以上です。次は、実際どれを使っていいのかパッと教えてほしい!という方のためにおススメの床材を紹介していきますね!
よく分からない時は、ペットショップで使っていたものと同じものか、もしくは比較的手に入れやすいものを選ぶのがおススメですよ。
とにかく安くたくさん欲しいあなたに!
コスパ重視のあなたには、針葉樹の木のチップの圧縮タイプを選びましょう。
ネット通販なら、木のチップの業務用サイズも手に入ります。ハムスター以外にも床材を使うペットがいる場合はこういうタイプが低コストで買いに行く手間も省けます。
一番安いタイプの床材ではありますが、品質が悪いということもなく、木のチップにアレルギーがなければ、問題なく使うことができますよ!
ハムスターにとって一番安心、安全な床材が欲しいあなたに!
何よりもハムスターのことを考える優しいあなたにおススメなのは、紙でできた床材です。値段は高いですが、飼い主さんへのアレルギーも少なくて済みます。
最近ではネットでも大容量パックが購入できるようになったので、こまめに掃除したい方も安心です。
一見、ふわふわ感が無いように見える紙床材ですが、ハムスターが裂いてふわふわにするので大丈夫ですよ!
よく分からないから無難なものが欲しい、というあなたに!
初めてだし、よく分からないからとりあえず・・・という方は、広葉樹のチップをおススメします。
アレルギー性が低めで、価格も低め、ホームセンターなどでも手に入りやすいです。
まずは広葉樹チップを使ってみて、アレルギーが出なければ、より安い針葉樹にするもよし、またはこだわりたい方は好きな床材をみつけるもよし、です!
まとめ
いかがでしたか?ハムスターに使える床材、意外と多いことが分かりますね!
基本はペットショップで購入した際に限っては、ショップで使っていたものと一緒の商品をつかってあげるとハムスターが安心すると思います。(だいたいが圧縮タイプの針葉樹のチップだと思います。)
高い床材を買わされそうになった時も「まずはハムスターを安心させるために今まで使っていたものを教えてください」で自然に上手く断ることができますよ。
床材は消耗品なので、選びなおすチャンスはいくらでもあります。床材選びも飼育の楽しみですよ!
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