みなさんこんにちは!セネきちです。
今回は、こちらの草食の小動物達の飼育必須アイテム、牧草入れについて詳しく徹底解説させていただいた記事の続きです。
色々細かい説明は分かったけど、結局自分の飼育する予定の小動物に何使えばいいのか分からない!
こんな方のために、小動物の種類別におススメの商品を紹介させていただこうと思います!
ウサギの牧草入れの選び方
まずは、牧草を食べる小動物の中でも一番人気のウサギにおススメの牧草入れを紹介していきます!
ウサギは基本的にどの牧草入れでも使うことはできるのですが、より使いやすいのはこのようなタイプの牧草入れです。
牧草の消費量が多いので、大きめのものか、もしくは補充しやすいものがおススメ。
◎しっかり固定できるもの
・いたずらするコが多いので、がっちり固定できるものか、ひっくり返されにくいものがおススメ。
補充を頻繁にしなくてはならないのが面倒なのであまりおススメできません。
ウサギの牧草入れ おススメ商品3選
おススメ商品は、様々な牧草入れをリストアップした後に、サイズの大きめのものを選び、そこから更にウサギが使いやすいもの、コスパが良いものを選びました。
牧草入れにはほぼすべての商品にウサギの写真が使われており、どれを選んでいいのやら一番迷うペットだと思いますが、細かいことを考えたくない!という方はおススメの中から選んでみてくださいね!
三晃商会 牧草カウンター
まずはこちら、他にはない特徴を持った牧草入れです。
大きめサイズながら、縦長なので、ケージ内でかさばって見えません。ネジで固定すればいたずら防止にもなります。
また、ロングチモシーでもそのまま入れることができ、どんなウサギでも食べやすいのも嬉しいポイントです。
木製は洗いにくいのが難点ですが、この牧草入れはウサギがある程度の大きさになってしまえば、中に入りこむことはできなくなるので、オシッコされちゃって洗うのが大変、という事態も防ぐことができます。
ちなみに同じメーカーのウサギ用ケージなら奥行きサイズぴったりに取り付けできますよ♪
サイズ 41×10×13
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
木製なので、消耗品に近いところはあります。
また、牧草を抑えるものが全く無いので、牧草をわざと散らかして遊ぶコには向きません。
三晃商会 ワイドフィーダー
続いておススメなのが、先ほどの商品と同じ三晃商会というメーカーのワイドフィーダーです。
この牧草入れは内側、外側、どちらでも使うことができ、更に柵も取り外し可能です。
材質は洗いやすく軽いプラスチック製で、木製のものよりも長持ちします。
大きめなのにデザインがシンプルなので、ケージ内がごちゃついて見えないのも嬉しいですね
サイズ:19×8×18.7
材質 ABS樹脂
取り付け方法 ネジ固定
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
両側から使えるタイプは牧草が落ちやすいのがデメリット。気になるようなら牧草入れの下に箱を置くかトイレを置いて掃除しやすくしましょう。
マルカンcasa かじり木牧草ワイドフィーダー
こちらは、マルカンのcasaシリーズの牧草入れです。見た目のかわいらしさと、ウサギ大満足の大きなサイズが特徴です。
木製でかじって楽しむことができるのでウサギも喜びます!
牧草入れの下部に返しがついているので、細かい牧草くずが散らかりにくくなっていますよ。
サイズ 27×8×17.5
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
かなりかじりやすい構造になっているので、かじり癖の強いコに使うとあっという間に柵が無くなります。頻繁に買い替えたくない方には向きません。
モルモットの牧草入れの選び方
続いてモルモットにおススメの牧草入れをみていきましょう。
モルモットは実は牧草入れ選びが一番難しい小動物です。
体型の関係で使いやすいものを探すのが大変なのですが、おススメなのはこのような牧草入れです。
ウサギよりも食べる位置が低く、デグーやチンチラのように手を使うこともできないため。
食べづらく、体にも負担がかかります。
△柵の隙間が狭いもの、抑えが強いもの
モルモットは頭を突っ込んで食べるので、柵の間が狭いものや抑えが強いものは食べづらいようです。
△転がすタイプのもの
金網に頭がハマったり、足が挟まったりしてしまいます。
でも、できるだけ使えそうな商品を紹介していきますよ!
モルモットの牧草入れ おススメ商品3選
モルモットに関しては、牧草入れとして売られているものだけでなく、普通は全く違う用途で使う道具も紹介していきます。
実際、モルモットを飼育している方は市販の牧草入れを使っていないことも多いんですよ!
三晃商会 牧草カウンター
まずはこちら、他にはない特徴を持った牧草入れで、ウサギにもおススメさせていただいた商品です。
縦長なので、ケージ内でかさばって見えませんが、モルモットの場合はケージによってはネジでの固定が難しい場合もあるので、置き型として使うのがおススメです。
置き型の中でも比較的場所をとりにくいタイプです。シンプルなつくりなので、足や頭を挟みやすいモルモットにも安心の牧草入れです。
サイズ 41×10×13
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
モルモットが中にすっぽり入ってしまいそうなサイズ感なので、中でオシッコされると厳しいものがあります。木製なので洗いにくく、臭いも残りやすいです。
川井 チモシースタンド
次の商品はこちら。高い品質とデザイン性で有名な川井というメーカーの牧草入れです。
やや小さめサイズではありますが、陶器製であることと、縦向き、横向き両方で使えるのが嬉しい商品です。
オシッコで汚しがちなモルモットには洗いやすい陶器製は飼い主さんにとって嬉しい商品ですね。
サイズ:11×8×13
材質 陶器
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
サイズが小さめなので、たくさん食べるコは補充を頻繁にする必要があります。
また、長い牧草は引き出しにくく食べづらい面があります。
川井 うさミミかじり木BOX
続いてはこちら。先ほどと同じく川井の商品です。
モルモットにちょうどよいサイズとかわいらしい見た目が嬉しい牧草入れです。
ケージにネジで固定しても牧草が入る部分が比較的下のほうにくる商品なので、固定したい派の方にもおススメです。もちろん置き型でもオッケーです。
サイズ 19.5×12×12(+ミミ部分8㎝)
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
木製でなおかつモルモットが入るのにちょうどよいサイズなので、中に入ってくつろいでしまうコもいる。万が一中に入っておしっこされると洗いづらく、乾かしづらい。
市販のものだとモルモットにおススメなのはこれらの牧草入れですが、他にもウサギ用のトイレを網を外して使うという方法もあります。
他には、人間用で陶器製のもので浅くて大きめのお皿があったら使ってみると意外と使いやすいかもしれません。
デグー、チンチラの牧草入れの選び方
続いてはこちら。デグー&チンチラの牧草入れを紹介していきます。
なぜデグーとチンチラを一緒に扱うかというと、牧草を選ぶ時の基準がほとんど一緒だからです。
デグーもチンチラも、同じような地域に住んでいるだけあって、行動パターンはよくにています。
特に「立体行動をとる」「手を使うことができる」というところは飼育下でもよく見る光景です。
ちなみに立体行動はチンチラのほうが得意で、素早く動き、時に壁走りすることもあります。
更にデグーはチンチラよりはるかに「かじる性質が強い」という点にも注目する必要があります。
そんなデグーとチンチラの牧草入れを選ぶ時、一番気を付けていきたいのは「事故をふせぐ」というところです
彼らのような立体行動をとる小動物は、飼育用品に挟まる、頭を突っ込んでパニックになる、といった事故が多いです。特に尻尾や後ろ足は挟みやすく、宙づりになったり、切れてしまうこともあります・・・
そこで、おススメなのは、挟まる事故が起きにくい、シンプルなつくりの牧草入れです。
かじられることなく、ひっかかる部分も少ないです。彼らは飼育用品を汚しやすいので、陶器なら洗いやすく乾かしやすいです。
頭が引っかかる、脚や尻尾が引っかかるといった事故が起きる可能性があります。
△凝ったつくりのもの
フタがバネで閉まるものや柵が動くものも挟まる事故を招きやすいです。
△外付けタイプ
ケージの金網の目が狭いことが多いので、外付けタイプだと牧草が引き出しづらいかも?
△木製の牧草入れ(デグー)
デグーは齧歯類の中でもかじる性質が特に強く、またオシッコしてしまうことも多いので消耗が早い。ただし、消耗品と割り切って使えるならデグー的には楽しいので◎。
デグー&チンチラの牧草入れ おススメ商品3選
デグー&チンチラにおススメ商品ですが、今回は木製の柵を使っている商品は省いて選びました。
細い木の柵はデグーにとって格好のかじり木。あっという間に壊されてしまうパターンが多いためです。
もちろん、「毎日新しい木製牧草入れをつけてあげられるよ!」という方や「うちのデグーは賢いからかじり木以外の木はかじらないよ!」という場合は使っていただいてオッケーです♪
川井 牧草ポット
まずはこちら。川井というメーカーの牧草入れです。
洗いやすい陶器製で、デグーなら固定でも置き型でも使えます。
柵を外して使うとより安全に牧草を食べさせることができますよ!
サイズ:13.5×13×16
材質 陶器
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
散らかりやすい。また、柵を付けて使う場合はデグーが中に入って出られなくなっていないかよく確認する必要がある。
川井 チモシースタンド
こちらも川井の商品です。見た目がシンプルで、デグーならハウスとしても使えそうな雰囲気があります。
陶器製なので、洗いやすくかじられないのが嬉しいポイントです。
縦置きでも横置きでも使えるので、両方試してみましょう。
サイズ 11×8×13
材質 陶器
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
小型なので、縦で置いて使うと、チンチラのキックで倒されてしまうことがある。その場合はしっかり固定するか横置きで対応してみるのがおススメ。
川井 うさミミかじり木BOX
続いても川井の商品です。川井ばっかりになってしまいましたが、シンプルで丈夫な飼育グッズが多いので、デグー&チンチラには安全で使いやすいのです!
こちらは、木製ですが、柵が無く、木も頑丈なので、比較的壊されづらい商品です。(角から齧られはしますが・・・)かじり木と兼用したい派の方には一番おススメの牧草入れです。
見た目もかわいく、ネジも木でできているので安全につかうことができます。
サイズ 19.5×12×12(+ミミ部分8㎝)
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
丈夫とはいえ木製なので、だんだんかじられていく。また、サイズ的に好んで入りそうなので、中でオシッコをする癖がついてしまうと牧草入れとしては使えなくなってしまう。
デグー&チンチラは安全性と本体の耐久性を重視して選んでいるので、どうしても「散らかりやすさ」は低くなってしまいました。
散らかりが気になる場合は広い箱などを牧草入れの下に置くなどして対処してみてくださいね。
ジリスの牧草入れの選び方
次はこちら、ジリスの牧草入れを紹介していきますよ!
リチャードソンジリス、ジュウサンセンジリス、コロンビアジリスなど小型のジリスについてみていきます!
ジリスの牧草入れ選びで注目していきたい特徴としては「かじる性質が強い」「中途半端に立体行動をする」「人の手に慣れないコが多め」というところです。
かじる性質に関しては言わずもがな、ですが、「中途半端に立体行動をする」、とはどういうことかというと、ジリスは手も使えるので、「登る」ことはできますが、デグーにように上手に降りたり、チンチラのようにジャンプができるわけではありません。
高い位置に牧草入れを付けてしまうと、落下することがあるのです。
そして、「人の手に慣れないコが多め」という点ですが、ジリスは今まで紹介させていただいた動物たちの中では決して慣れやすいペット、とはいえない部分があります。ベビーから飼ってもほとんど触れないコもいます。
そんなジリスにおススメなのはこのような牧草入れです。
登ってしまって飛び降りても安心です。
○補充しやすい外付けタイプ
人の手を怖がったり威嚇するコでもストレスを与えません。
首を突っ込んだり足が挟まる危険性があります。
△高い位置に固定するもの
ケージによっては牧草入れ自体の位置が高くなってしまい食べづらくなります。
△木製のもの
デグーほどではないものの、かじる性質が強いので、消耗が早いかも。
ジリスの牧草入れ おススメ商品3選
ジリスのおススメ商品ですが、彼らのケージはケージの下部がプラスチック製で、金網ではないことが多いため、ネジ固定すると位置が高くなってしまうような商品は省きました。
ジリスに推奨されるケージは高さが低めで広いケージです。
足が細く挟まりやすい、またスノコをかじって脱走する可能性があることから、引き出しが付いていないタイプのウサギケージがよく使われています。
そのような飼育環境をイメージして選ばせていただきました!
川井 うさミミかじり木BOX
こちらは先ほどからよく出ている、川井の商品です。
木製で、内側に付けるタイプですが、ストッパーなどがなく、補充しやすいところと、木製ネジが牧草が入る部分よりずっと高い位置についているので、ジリスでも食べやすいのではと思い、選びました。
木製ですが木が分厚く丈夫、底も深いのでかじられても使えなくなるまでに多少余裕があります。
サイズ:19.5×12×12(+ミミ部分8㎝)
材質 木
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
ケージ下部が深めのプラスチック製だとネジ固定ができない場合があるので要注意。あとはサイズがジリスには大きめなので、ケージ内で場所をとる。
川井 チモシースタンド
こちらも、川井の商品です。見た目がシンプルで、陶器製、大きさもジリスにちょうどよいサイズです。
ネジで固定ができるなら、縦置きすると安定しますが、できなければ横置きでも対応ができます。
サイズ 11×8×13
材質 陶器
取り付け方法 ネジ固定、置き型
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
散らかりやすい。やや牧草が補充しにくいので、人の手を怖がるコには向いていない。
三晃商会 牧草フィーダーになるかじり木 大
こちらは三晃商会というメーカーの牧草入れです。外側でも内側でも使うことができ、内側ならかじり木としても使うことができます。一回り小さいサイズもありますが、そちらでも大丈夫です。
初めてジリスを飼う場合は性質も何も分からないので、こういう両側でもいけるタイプだと後々性格に合わせて取り付け方を変えられるので便利ですよ!
サイズ 14×8×22
材質 木
取り付け方法 ネジ固定
使いやすさ
耐久性
安さ
散らかりにくさ
柵が細い木なので、かなりかじられる可能性がある。また、ケージによっては付けられないこともある(水槽タイプや、ケージのほとんどがプラスチック製のタイプなど)置き型では使用できないので、よく確認する必要がある。
ジリスの場合はケージを先に選んでから牧草入れを決めたほうが失敗がなくて良いでしょう。
その他 大きめのペットにおススメの牧草入れ
さて、メジャーな草食の小動物達におススメの牧草入れは紹介させていただいたわけですが、他にもチモシー牧草主食のペットはいるんですよね。
プレーリードッグ、大型ウサギ(フレミッシュジャイアント、フレンチロップなど)、ケープハイラックス、ヤギなどなど・・・
これらのペットは飼っている方が少ないため、専用の牧草入れはありませんし、先ほど紹介させていただいたものは基本的にケージで飼育するペットに使うものなので、大型のペットに使うと、小さすぎたり、固定が甘かったりします。
今からいくつか大きめのペットにも使えるものを紹介させていただきますので、参考までにどうぞ。
まず小動物用だと、こういったメッシュトンネルや、フェレット用のトイレを利用することができます。
使いづらい面はありますが、小動物用なので、安全に使うことができますし、手に入れやすいです。
続いて、人間用のものを利用する場合です。
例えば、キッチンやランドリーで見かけるこのようなカゴは牧草入れの代用として使うことができます。
ケージがあるならばフックを取り付けて固定もできます。塗装のされていない、スチールかステンレスのカゴがおススメです。
「ステンレス バスケット」「キッチン かご 大きめ」等で検索すると色々見つけることができます。
木製のものに関しても、塗装がされているものは避け、木材のみでつくられているものを選び、釘で打ち付けてあるものは避けましょう。
「木製 カゴ」「木箱」等で検索すると色々見つけることができます。
このように、ちょっと珍しいペットでも、工夫すれば牧草入れを設置してあげることができます。
ちなみに、人間用のものを使う場合は、本来の目的とは違った使い方になるので、全て自己責任で安全管理するようにしましょう
まとめ
今回は、牧草入れについて、小動物別におススメの商品を紹介させていただきました。
基本的に飼い主さんの使いやすさより、小動物側の安全性を優先して選んでいるので、中には使いづらく感じるものもあると思います。
おうちで飼育しているコがかじり癖が少ない、あまり暴れない、パニックをおこさないコであれば、どの牧草入れでも使えるので、臨機応変に対応してみてくださいね。
ちなみに、詳しく知りたい!という方はこちらを参考にしてみてくださいね♪
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