インコ好きのみなさん、こんにちは。セネきちです。
今回は鳥を飼おうかな、と思っている方にぜひ読んで欲しい内容になっております!
まだ鳥をお迎えしていないよ、という方、飼育用品はもう見てみましたか?!
ペットショップにはたくさんの鳥飼育グッズが売っていて、どれを選んで良いのか分からないなぁ・・・
最初はどれを選ぶのかよく分からなくて悩む方も多いです。
とりあえずペットショップに行って、適当に選んでしまうこともあるんですよね。
でも実はペットショップで購入したものだからといってなんでも使っても良いというわけではないのです。
えっ。ペットショップに売ってるのに使っちゃダメなものもあるの??そんなのどこにも書いてないから分からない!
基本的にペットショップでは、わざわざ売っている商品に対して買うな、というPOPは付けません。
必要な場合もありますから。
でも中には、ほとんどの鳥飼いさんは一生使わないであろう商品もあるんです。
今回はそんな、インコを飼う時に使用してはいけないもの、もしくは繁殖の時などの特定の状況以外ではケージに入れないほうがよいもののお話をさせていただきますよ。
ちなみに飼育に必要なものはこちらを参考にしてくださいね!
①巣
鳥といったら巣だよね!カゴの中に入れなきゃインコの寝る場所がないよね!
いえいえ。実は巣は普段の飼育には要らないものなのです!
実際入れてみると、インコは喜んで入ります。
しかし実は巣というものは、必要なのは繁殖させる時だけなのです。
野生の鳥も巣を使うのは卵を産み、ヒナを育てるまでです。
なんでもない時に入れると発情を促すことになり、場合によってはそれが原因で体調を崩すこともあるんです。
②カラー塗装されたケージ
インコを入れるケージはかわいいほうがいいな~ピンクに青、どれにしよう?!
今は数が少なくなってきましたが、ピンクや青でケージの金網自体が塗装されている鳥かごが販売されていることがあります。
これらのケージはできるだけ使わないほうが良いです。
特にインコはこのかわいい色の塗装など簡単にクチバシでがりがりやってはがしてしまいます。
体内に入れば健康にも悪いですし、ケージの見た目も悪くなりますので、カラー塗装されたものは避けてステンレスかアルミの金属製を選びましょう。
ステンレス製は値段が高いですが、錆も出にくく丈夫で長く使えておススメです!
③鈴付きのおもちゃ
インコはおもちゃが大好きで、鈴付きのおもちゃももちろん大好きです。
市販の鈴だけ買ってきて与えることもありますね。
でも注意してほしいのが、「飼育しているインコの舌ちょうど入るくらいの鈴」が使われたおもちゃは使わないほうが良いという点です。
一概にどの商品が、というわけではありません。
舌の大きさはインコの種類によって違いますから。
一体なにがダメなの?金属だから?
もちろん材質的にも、ずっと鈴をなめているのはよくありませんが、それよりも、鈴の縁で舌を切ることが怖いのです。
鈴というのはよく見ると、細長い溝が空いていて、インコがそこに舌を入れて遊んでしまうことがあるのですが、鈴はよほど安全に考慮された商品出ない限り、縁の部分はかなり鋭利になっているのです。
舌がすっぽり入って楽しいな♪と遊んでいる時に縁で切ってしまった・・・恐ろしいですよね。
おもちゃを与える時には安全性が気になるところ。しっかり確認してから選んで与えるようにしましょう!
ちなみに一番安全なのは、鳥用のステンレスでできた鈴です。
飼っているコが鈴好きなら、与えてみてはいかがでしょうか?
④皮むきの餌
インコの餌には皮むきと皮付きがあります。
パッケージをよく見ないと分かりにくいのですが、普通の餌は細かい種(シード)を皮付きのまま使用しているところを、その皮を取り除いて販売している商品があります。
インコ(種子食の種類に限る)は皮付きの餌の皮を上手にプチプチとクチバシと舌を使ってむいて食べる生き物です。
飼育する際にはその皮がなかなかの曲者で、鳥が羽ばたくたびに舞い上がり、また皮が餌入れに溜まることにより、餌の減った量も分かりにくくなります。
皮むきの餌は減った量が分かるしゴミが出ないし、使いやすそう!
そうですね、一見とても便利な餌に思えるのですが、実は使わないで欲しい理由があります。
なぜ皮むきが良くないのか?
皮むきの餌というものは、人の手が加わって皮をむかれた状態での販売になりますので、第一に新鮮さに欠けます。
皮によって閉じ込められている栄養分や水分が逃げた状態になるためです。
そして第二に、インコ自身が好まない、という理由もあります。
野生でもインコは種の皮、果物の皮を自分でむいて食べているので、人から見れば面倒臭そうに見えますが、インコは自分でむいて食べるほうが好きなコが多いです。
ストレス解消にもなります。
あとはクチバシが伸びすぎる原因になるといわれています。
皮をクチバシでむくことで自然なクチバシの形を保っているので、その作業がなくなれば当然クチバシは伸びやすくなってしまいます。
皮むきの餌を使うのはどんな時?
悪いところばっかり・・・じゃあなんで皮むきの餌はなぜ売られているの?
そうですよね、インコにとって良くないものなのになぜ販売されているのか?
それにはちゃんとした理由があります。
・クチバシの病気で皮を上手くむくことができないコに使う。
・ヒナの時に餌をついばむ練習のために使う。
(実際は、砕いたペレットや粟穂が推奨されます)
・人に預ける時など、一時的にケージを汚れにくくしたい、または餌の減り具合を分かりやすくしたい時に使う。
(できればそういう時にも普通の餌を使ってほしいのですが・・・)
これらの条件が当てはまる場合に使用するのです。
あとは・・・まぁ昔からあるものなので、ずっと使い続けている人はいるんですよね。
たまに自分が楽だから、という理由だけで使う方もいますが、健康な大人のインコを飼育している場合はきちんと皮付きの餌を与えてあげてくださいね。
⑤洗浄されていないボレー粉
ボレー粉とは牡蠣の殻を砕いたもので、昔から鳥のカルシウム補給に使われてきました。
安く売っているしインコもよくかじるからいれてるよ
確かに、安くてインコもよくかじるし、カルシウムも摂れますが、実は安く売っている普通のボレー粉は、キレイではないものが多いんです・・・
どこかで中身を抜いた牡蠣殻を砕いたものを、ほぼそのまま入れたような商品もあるのです。
何が付着しているか分からないので、ボレー粉を使う時は必ず「洗浄」されたものを使うか、自宅で洗って乾かしてから使ってほしいのです。
最近ではこのような洗浄済の商品もみられるようになってきたので、ぜひ使うならこういったタイプにしましょう。
また、サプリメントでカルシウム摂取するのもおススメですよ。
⑥脚を傷める止まり木
鳥の飼育に欠かせない、止まり木。
ケージを買うとセットで付いてくるものをずっと使うよりも、形の違うものや、太さが違うものも使うと脚に良い刺激になるので良い、とされています。
でも注意してほしいのが、「鳥の脚を傷める恐れのある止まり木」なんです。
鳥の脚を傷める?!そんな危険なものが売られているの・・・!
そうです。
ただし、元々は鳥の飼育に役立つようにつくられたものです。
具体的にいうと、このような止まり木です。(商品名は出しませんが・・・)
・爪とぎの代わりになる、表面がヤスリ状になった止まり木
→爪が削れるくらいのものなので、当然脚の裏の柔らかい部分も傷が付きます・・・
・止まり木自体が温まるヒーター
→寒いと、鳥がずっとそこに止まりっぱなしになってしまうことがあります。そうなると、低温火傷になる可能性が出てきます・・・
どちらも、毎日付けっぱなしにしない、鳥がずっとのりっぱなしになっていないか観察する、といったことに気を付けていれば、事故は起きませんし、便利なアイテムではありますが、初めて鳥を飼う方や、仕事などで日中の鳥の動きが観察できない方は使わないほうが良いでしょう。
止まり木についてはこちらで詳しく説明させていただいております♪
まとめ
いかがでしたか?
今回は鳥の飼育で、使ってほしくないものを紹介させていただきました。
鳥の飼育には使用してはいけない、というほどのものは実は少なく、絶対に使わないでほしい、というレベルの飼育用品はほぼありません。
しかし飼育しているコの性格や好みによって使えるものが大きく変わってくるのが鳥の飼育の面白さであり、悩みでもあります。
新しいものをケージに入れる時には、鳥にとって安全なものか、怖がっていないか、発情を促してしまっていないか、よく観察して使ってあげてくださいね。
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