みなさんこんにちは!セネきちです。
今回は鳥の「音」についてのお話ですよ。
鳥というのは鳴く生き物です。
鳥が好きな方でも、できるだけ静かに飼育したいのが本心のようで、当サイトでもこちらの静かな鳥に関するページが最も読まれています。
しかし鳥をめぐる音事情というのは実に色々です。
ペットショップで鳥をお迎えする時に全てを教えてくれる店員さんなんてそうそういません。内緒話です。
先に知っておくことで対策も立てられますので、今回はやや大袈裟に!鳥の発する困った音に関して説明させていただきます。
鳴き声の悩み
まずは誰でも知っている事実、鳴き声についてです。
鳴き声?鳥ってピーピー、ピヨピヨ、チュンチュン・・・と鳴くんでしょ?
・・・と思っている方が多いのですが、実は鳥によって様々で、声の大きさから響き方まで実にバリエーション豊富なのです。
まずは鳴き声の種類別にみていきましょう。
かわいいけどかなり響く鳴き声の鳥
高い声でピーピー、ピヨッ!と可愛く鳴く鳥は中型インコに多く、見ていて微笑ましいものですが、実はその声はわりと大きく、響きます。
決して不快になるような鳴き声ではありませんが、マンション、アパートに住んでいる方は要注意です。
外にいる野鳥とは違った声なので、鳥の嫌いな人であればかなり気になると思います・・・
例えば、ポピュラーな鳥だとオカメインコがこの声に当てはまります。
特にオスはメロディーを奏でるのが上手。歌にハマればひたすら歌うこともあります。
また、甘えん坊なので、よく響く声で飼い主さんを呼ぶことがあり、対応を間違えると呼び鳴きの癖がついてしまいます。
オカメインコは呼び鳴きの声も可愛いですが、集合住宅に住んでいる場合はきちんと呼び鳴きの癖をつけないように育てる、防音ケースを使うなどの対策を行いましょう。
周辺一帯に響く叫び声を発する鳥
コンゴウインコ、白色オウムは普段は静かですが、何かアピールしたい時や、警戒している時などに「ギャーッ!!」とか「ア″ーーッ!!」と叫びます。
声量は周辺の家一帯に聞こえるくらい大きいです。
呼び鳴きしないようにしつけすれば鳴き続けることはめったにないのですが、一度鳴き始めれば、間違いなく騒音クラスです。
マンション、アパートでの飼育はもちろんのこと、一軒家でも隣の家との距離が近い場合は飼育に工夫が要るのがこれらの鳥です。
また、ペットショップでは静かでも、家に連れて帰ったとたん、楽しくて叫んでしまったり、警戒して何度も大きな声を出すことも多いです。
声のしつけは最初が肝心なので、飼育を始める前にある程度しつけを学んでおきましょう。
耳につく金切声で鳴く鳥
鳥の中には、声自体は大きくないけど、金切声のようなとても高い声で鳴くものがいます。
馴染み深い鳥だと、コザクラインコ、ボタンインコあたりです。彼らはピキピキ、キリキリ、キーキーといった声で鳴き、意外と響きます。
しかもわりとよく鳴きます。
甲高い声はペットショップでは他の鳥の声にかき消されて分かりにくかったりするのですが、家に連れて帰ったらうるさかった、という方が多いです。
遠くまで通る声ではありませんが、高い声は予想以上にうるさく感じるもの。
集合住宅に住んでいる場合は周囲への配慮を忘れないでおきましょう。
おじさんの声?!ちょっと不気味な声で喋る鳥
これはおしゃべりの得意な鳥の悩みでしょうか、大きな声でもないし騒音でもないのですが、家に男性がいるわけでもないのに、おじさんのような低い男性の声でしゃべることがあります。
耳元でぼそぼそと話されるとなかなかに気味が悪いものです。
それが面白い部分でもあるのですが・・・(笑)
特にうるさいわけでもないですが、もし嫌であれば低い声には一切反応しないようにしましょう。
鳴き声対策はどうすればいい?
鳥は鳴くもの。鳴き声そのものはなくすことができません。
呼び鳴きが激しい場合や叫ぶ回数が多い、という場合はしつけでどうにか解決できることが多いので、困っている場合はこちらを参考にしてみてくださいね。
あとは、お金はかかりますが、防音室、防音ケースなどを使って、こちらが鳥の鳴き声を遮断できるような工夫をすることになります。
このようなアクリルケージが通販で手に入ります。防音の他、防寒や脂粉の飛び散りも防ぐことができます。家で使用しているケージに合わせて購入しましょう。
あとはご近所に一言鳥を飼っていることを伝えておくのも大事ですね。
ケージガンガン!の悩み
鳥は鳴き声以外にも困った「音」の悩みがあります。
遠くに響くことはないですが、家の中ではかなり気になる音、「ケージガンガン!」の音についてお話させていただきますね。
ペットショップでは教えてもらえないことも多いのですが、特に中型~大型の鳥をお迎えする方は知っておいたほうが良いですよ。
これはどの鳥でもやる可能性があるのですが、文字通り、ケージの金網をクチバシでくわえてガンガン音を出すというものです。
入り口の扉でやる場合が多いですが、いくつか目的があってやるようです。
・出せ!出せ!アピール
・おやつをくれ!アピール
・入り口を開けて外に出たい!
・飼い主に来てもらいたい!・・・etc
金網を何度もガンガンやられるとうるさいですし、クチバシにもよくありません。
金網ガンガン!対策
これらの対策としては、まず外に出たくてやっている場合は単にチャレンジしているだけなので、カギかナスカンで入り口を開けられないようにしましょう。
次にその他のアピールによる金網ガンガンに関しては「一切反応しない」ことが一番の対策になります。
仮に餌をやるタイミングや外に出すタイミングであっても、完全に静かになってからにしてください。呼び鳴きの対策と一緒です。
ガンガンやっている最中に鳥の要求を満たしてしまうと「これくらい大きな音を出せば飼い主が来てくれる!(外に出してくれる、おやつをくれる)」とおそろしい勘違いをされてしまい、どんどん激しくやるようになります。
最初は心が痛むかもしれませんがケージをいくらガンガンやられても平気だしいつでも要望に応えちゃう!という方以外は、しっかり心を鬼にして、反応しないようにしましょう!
まとめ
今回は、「鳥を飼うと出てくる音問題」についてお話させていただきました。
これから鳥を飼おうと思っている方、もし集合住宅地やマンションにお住まいであれば、鳴き声に関して必ず対策をとる必要があります。
ペットショップの店員さんは鳥の声を聞きなれているので、あまりうるさいと感じなかったり、わざわざマイナスの情報を教えることをしないこともあります。
好きな鳥を飼いたい!というのは当然なのですが、まずは自分自身で対策がとれる範囲でどの鳥を選ぶか考えてみるというのも大事ですね。
こちらのページで鳴き声が静かな鳥を紹介しています↓これからお迎えする方は参考にしてみてくださいね。
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