みなさんこんにちは、セネきちです。
最近はウサギ用品について詳しく説明させていただいておりますが、今回は、ウサギの生命線!ドリンクボトルの解説をやっていきます!
昔はウサギに水をあげると死ぬ、なんて話もありましたが(今でも信じている方も・・・)ウサギにとって水はとても大事なものです。
飼育する時はドリンクボトルや置き型のドリンカーを必ず設置しなくてはなりません。
今回はそんなドリンクボトル、どの商品を選んだらいいのか分からない!という方におススメの記事ですよ♪
ウサギのほか、モルモット、チンチラなどの小動物を飼育している方にも参考にしていただけますよ
国内で販売されているドリンクボトルは非常に種類が多いですが、今回は容量350ml以上入るもので、ウサギ用のものをリストアップさせていただきました。
(ウサギは結構水を飲む動物なので、小さすぎるハムスター用は省きました。また、犬用はボトル口が大きく、ウサギに使うと水が出過ぎてしまうのでこちらも同じく省きました。)
ドリンクボトルを選ぶ前に必ずやっておくこと
解説にいく前に、まずはドリンクボトルを選ぶ前に必ずやっておくことが2つあるのでその話からさせていただきますね。
①ケージのつくりを確認しておきましょう
まずひとつめ。「ケージのつくりを見ておくこと」です。
初めてウサギやモルモットを飼う場合は、ケージを必ず先に選んでおき、金網の形状や、ドリンクボトルを取り付けたい位置を確認しておいてください。
理由としては、ケージの金網の形状によっては全く取り付けできないものがあるためです。
もちろん、どんなケージにも取り付けられるものもこれから紹介していきますが、数も限られます。
特にネットで飼育用品をまとめて注文する場合はケージの確認もしづらいので、注意しましょう。
②飼育するウサギを決めておくこと
2つめはお迎えするウサギを決めておくことです。
これは、ウサギの種類というよりは、「月齢」です。
もしお迎え予定のウサギが生後2~3か月くらいの子ウサギであれば、ノズルの太いものや取り付け位置が高いものは使いづらくなってしまいます。
ペットショップに来て間もないコなら、ボトルの使い方がよく分からず、脱水になってしまうことも。
逆に、生後4か月以上の、ほとんど大人サイズのウサギをお迎えした場合、子ウサギが使うようなドリンクボトルだと、すぐ水が無くなってしまったり、いたずらして外されてしてしまうことがあります。
ウサギにとって水は非常に重要です。まだ飼育するウサギを決めていない場合は、ドリンクボトルだけでもウサギを選んだ後に購入することをおススメします。
もしペットショップからお迎えする場合は、同じタイプのドリンクボトルにすると安心ですよ!
ドリンクボトル10選 ~目的に合わせて選ぶ~
さて、いよいよ本題です!セネきち厳選のドリンクボトルを紹介しますね。
ドリンクボトルはそれぞれ特徴が大きく異なり、ランキングが付けづらいので、個別で説明していきます!
洗いやすさ
中が洗いやすく清潔に保ちやすいものほど★を多くしています。
設置のしやすさ
取り付けられるケージの種類が多く、簡単に付けられるものほど★を多くしています。
補充しやすさ
水の補充が簡単で、こぼさずに取り付けしやすいものほど★を多くしています。
安さ
価格が安いものほど★を多くしています。
コンパクトさ
省スペースで見た目がスッキリしているものほど★を多くしています。
総合評価
全ての星の数の平均値です。ドリンクボトルは機能性に優れているものほど、欠点も出てくるものなので、数値が高いからいい、というわけではありません。
平均値の高い商品は安くて初めて使う方でも扱いやすいものが多いので、初めてドリンクボトルを選ぶ方にはおススメです。
他にはそのドリンクボトルを使うことができるケージの特徴や、注意すべきところなどを解説していますよ!
マルカン エコボトルトップ
こちらのドリンクボトルは、その名の通り、ペットボトルを使うことができる、というものです。
汚れてきたら新しいものに交換することができるのが嬉しいポイントです。
飼育しているコの飲む量に合わせてペットボトルを選ぶことができます。
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、1点固定なのでケージの金網の目の間が広いとぐらついてしまう。特に500mlのペットボトルを使用する場合は要注意。
・初めてウサギを飼う方
・ドリンクボトルの清潔感が気になる方
容量 ペットボトルの容量により異なる。
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
総合評価も高く、いい所づくめに見えるのですが、プラスチック部分がやや壊れやすい面があります。
落としてしまうと割れやすいので注意が必要です。
マルカン ウォーターボトルフラット350
こちらはロングセラー商品です。片手で設置できて、見た目がスッキリしています。また、ボトルの上に穴が空いているので、針金などで固定すればケージの中でも使うことができます。
使いやすく価格も安いので、初めてウサギを飼う方におススメのドリンクボトルです!
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、1点固定なのでケージの金網の目の間が広いとぐらついてしまう。
・子ウサギやモルモット等小さめの小動物をお迎え予定の方
・子供がお世話をお手伝いするよ、という方
容量 350ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
容量が少なく、固定が簡単なひっかけ式なので、大きめのコやいたずらするコには向きません。
また、中を洗いづらいので長く使っているとコケや水垢が気になるようになってきます。
マルカン ウォーターボトルフラット600
こちらは先ほどのウォーターボトルの大きいタイプです。
大きいのにフラットで、ケージに取り付けても見た目がすっきりしています。
片手で設置できるので手間がかかりませんよ
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、1点固定なのでケージの金網の目の間が広いとぐらついてしまう。
・大きめのウサギをお迎え予定の方
・子供がお世話をお手伝いするよ、という方
容量 600ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
ノズルが太めなので、小さめのコには使いづらい面があります。
また、350mlタイプと同じで中を綺麗に洗うことができないので、長く清潔に使うことは難しいでしょう。
GEX ピュアクリスタルドリンクボウル ラビット
こちらはウサギの健康を考えた商品です。カルシウムやマグネシウムを最大40%カットしてくれるので、水道水をそのまま使うのに抵抗のある方におススメです。
ボトル部分がペットボトルに変えられるので、たくさん飲むコにも使えますよ!
金網の間隔が2.3㎝以上必要。また、飲み口がお皿状になっているので、使用する小動物の口が無理なく届くように下のほうに付けられるケージでないと設置できない。
・コストがかかってもウサギのことを一番に考えたい!!という方。
・子ウサギ、もしくはシニアウサギを飼っている方
容量 600ml以下
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
※通常のドリンクボトルとは違った需要があるので一般的な目線では低評価になります。
商品の特性上仕方がないのですが、設置が大変です。交換用カートリッジを購入しなくてはならないのも、人によっては面倒に感じるでしょう。何よりもウサギの健康第一!という方に向いています。
GEX ラビんぐ おそうじラクラクボトル650
こちらは最も清潔に保てるタイプのボトルです。
ボトル内部だけでなく、ノズル部分の中も洗うことができます。水の補充もとても楽で、上から水を足すことができます。
デザインもクリアでシンプルなのが嬉しいですね!
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、横ラインが多いケージだとノズルが安定しないことがある。
・大きめのウサギをお迎え予定の方。
・ボトルの清潔感が気になる方。
容量 650ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
商品レビューを見てみると、水漏れが多く指摘されているのが気になります。また、本体もノズルも太いので大きめのウサギ以外には使いづらいでしょう。
三晃商会 ディッシュドリンカー
こちらはお皿タイプのドリンクボトルです。ノズルからだと水分を摂りづらいコでも飲みやすい形になっています。取り付けは、ボトルをセットして更にゴムバンドで止めるので安定感があります。
ボトルは500mlのペットボトルに変えることもできるので、たくさん飲むコにも安心です。
三晃商会のケージ特有の、横ラインが多めのケージにしか付けることができない。
金網の間が横6㎝、縦2.5㎝以上ないと取り付けできないので要注意。
・子ウサギやモルモットなど小さめの小動物をお迎え予定の方。
・イージーホームシリーズのケージを使っている方
容量 350ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
※通常のドリンクボトルとは違った需要があるので一般的な目線では低評価になります。
取り付けられるケージが限られます。三晃商会のイージーホームシリーズの横ラインが多いケージは付けられますが、それ以外のメーカーのケージを使っている場合はよく確認する必要があります。
三晃商会 インサイドディッシュドリンカー
こちらは他にはない、内側に取り付けるタイプのお皿型のドリンクボトルです。子ウサギやお迎えしたばかりのコはドリンクボトルから飲めないこともあるのですが、この商品なら水の位置も分かりやすく、飲んだ量も分かりやすいので安心です。
かじられ防止のカバーやステンレスのガードも付いていますよ
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、ケージの中に取り付けるタイプなので場所をとる。
・子ウサギ、モルモットなど小さめの小動物をお迎え予定の方。
容量 350ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
※通常のドリンクボトルとは違った需要があるので一般的な目線では低評価になります。
ケージの中に取り付けるので、場所をとります。また、いたずらするコや人の手を怖がるコには向かないでしょう。
三晃商会 マルチボトル
こちらはとてもシンプルな商品です。クリアタイプでノズルもホワイト。ケージに余計なアクセサリーを付けたくない方におススメです。
デザイン性に優れているので大人に嬉しいドリンクボトルですね
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、横ラインが多いケージだと飲み口のノズルが安定しにくい。
・初めてウサギを飼う方。
・シンプルなデザインが好きな方。
容量 500ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
フックで引っ掛けるタイプなので、金網の縦ラインが多いケージだとしっかり固定するのが難しいです。
スドー ドリンクボトル シングル360
こちらはロングセラー商品で、目立った特徴があるわけではないのですが、無難に安定して使えるので長く使われている商品です。ペットショップでもよく使われています。
難しいポイントは一切無し、価格も安いので、初めてウサギを飼育する人におススメですよ!
基本的にどんなケージでも取り付けできるが、横ラインが多いケージだと飲み口のノズルが安定しにくい。
・初めてウサギを飼う方。モルモットやチンチラにも。
容量 360ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
キャップ部分にゴムが付いており、キャップを閉める時にゴムが歪んでいると水が出てきてしまうので、よく確認して閉める必要があります。
川井 サイフォンドリンカー
こちらは今回紹介させていただく中では唯一の床置きタイプ、かつ唯一の陶器製です。
ゴムパッキンや金属部分、プラスチック部分が一切ないので、かじられる心配が無く、飲み口まで全てキレイに洗うことができます。
ドリンクボトルにありがちな、設置してからの「ポタポタ水漏れ」トラブルもないので、外出中の水切れの心配がありません。
唯一、どんなケージでも設置できる給水器。ただし場所をとるのが難点。
・ケージに金網部分が少なく、通常のドリンクボトルが使えないよ、という方。
・ボトルで飲むことが苦手なウサギ、不正咬合でボトルが使いづらくなったウサギ、お迎えしたばかりの子ウサギなどにしっかり水分を摂らせたい方。
・ハリネズミやモルモットにも使える。
容量 450ml
洗いやすさ
設置のしやすさ
補充しやすさ
安さ
コンパクトさ
総合評価
※通常のドリンクボトルとは違った需要があるので一般的な目線では低評価になります。
評価を見て分かる通り、人によっては非常に使いづらい商品です。
飼育しているコが、かじり癖が無く、普通のドリンクボトルも使える、そしてケージも通常の金網ケージでいけるようであればあえて選ぶ必要はないでしょう。
ドリンクボトルを使う前にやっておくこと
おススメのドリンクボトルを10種類紹介させていただきましたが、最後にひとつ、ドリンクボトルを使う上で重要なポイントがあるので説明させていただきますね。
それは、ドリンクボトルで多いトラブル、「水漏れ」に関することです。
ドリンクボトルは非常に水漏れのトラブルが多いですが、使い方次第で、ある程度漏れなくすることができます。
ドリンクボトルを購入したら、使う前に必ずやってほしいことを3つにまとめました!
①ボトル全体に水をなじませる
ドリンクボトルはいくつかのパーツでできており、ゴムパッキンや金属のボールが入ったノズルなどがあります。
購入してきたばかりだと、これらのパーツが乾いていて空気を含んでいます。
ノズルの中の金属のボールもしっかりハマってしまっていて、そのまま使うと固くて動かず、水が出ない場合もあります。
ドリンクボトルを使う前に、一度水を入れてよく振り、ノズルの先の部分も指で何度かトントンと押して水を出しておきましょう。
全体に水がなじんできたら準備OKです!
②キャップはしっかり閉める!
意外と多いのが、「キャップがきちんと閉まっていないための水漏れ」です。
水の補充の時には、ゴムパッキンがきちんとハマっていることを確認し、ボトル口に対して垂直にキャップをはめ、しっかり止まるまで回すようにしましょう。
閉めた後にボトルを逆さにして、泡がたくさん出ていたり、水がポタポタ落ちるようであれば、きちんと閉まっていない可能性が高いです。
どこからも水が垂れていないようなら、いよいよ設置です!
③正しい位置に付ける
ドリンクボトルを付ける時は、例えばウサギなら、座った時の口の位置よりやや上に取り付けるようにしましょう。
ウサギが顔を横に傾けて飲んでいる場合は取り付け位置が下すぎる、背伸びをしているようなら上すぎます。
このような感じで座った状態のウサギの目の高さくらいにボトルの先が来るようにすると上手く飲めるコが多いですよ
取り付ける前に気をつけることは以上です。
他にも漏れる原因があるので、水漏れかな?と思ってらこれらのことも確認してみてください。
・水を入れる時、満水まで入れないでいると漏れやすい。
・水の温度と室温の差が大きいと漏れやすい。
・ボトルやパッキンが劣化していると漏れやすくなる。
もしここまでやってみてウサギが飲むたびに水が飛び出してくる、ドリンクボトルの下が水びたしになるようなら不良品である可能性もあるので早めに購入した店舗に相談してみましょう。
水漏れなんて絶対嫌だ!という方は置き型タイプのドリンカーを使う、お皿型のドリンクボトルを使う、などでも対処ができますよ
まとめ
今回はウサギ(モルモット、チンチラなども)用ドリンクボトルおススメ10選!色々な商品を紹介させていただきました!
初めてウサギをお迎えする場合はできるだけシンプルなものを選んでおくと使いやすいですよ。
ドリンクボトルはウサギを飼う上で非常に重要な水を入れる飼育用品です。
ウサギと飼い主さんにとって使いやすいものを探すための参考にしていただければ嬉しいです♪
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