こんにちは、セネきちです。
今日はオカメインコのカラーに関するお話をひとつ。
オカメインコには、いろんなカラーが存在するわけですが、今回お話するのはこちら。
真っ白なオカメインコです。
実は、オカメインコは、全く同じような真っ白のオカメインコなのに、品種が全く違うことがあるのです。
あまり飼育の役に立つ話ではありませんが、面白いのでぜひ知っておくと良いですよ♪
※オカメインコのカラーには特に国内で基準があるわけではなく、私もオカメインコのブリーダーでもなく特に専門家でもないので、カラー名称や細かい遺伝の知識には基本的に自信がありません。
こういうこともあるんだなくらいの気持ちで読んでいただければと思います。
真っ白なオカメインコ、何の種類?
普通、動物のカラーが真っ白(目は赤)だった場合、その品種は、アルビノです。
コンパニオンバードとして販売されているインコの中にも、アルビノカラーの鳥がいますね。
ではオカメインコの真っ白はなんの品種なのか?みていきましょう。
アルビノ
一番目にする可能性が高いのが、アルビノのオカメインコです。
アルビノとは、メラニン色素が欠乏した品種のことです。
紫外線に弱いので、日光浴はしないほうが良い品種です。
視力も弱いので、ケージ内はシンプルにしたほうが安全ですね。
アルビノのオカメインコは私がいたショップでは時々入荷がありましたよ。
価格は2万円くらいでしたね。
※オカメインコのアルビノは赤目ではないことから、オカメインコにはアルビノがいない説があります。ただし、確かな情報源が確認できないため、ここではアルビノがいるということで紹介させていただいております。
ホワイトフェイスクリアパイド
この長い名前のオカメインコのベースとなるのは、ホワイトフェイスという品種のオカメインコです。
ホワイトフェイスはノーマルオカメインコから「黄色」が欠如した品種です。
モノクロがオシャレなオカメインコですね。
このオカメインコのパイドが「ホワイフェイスパイド」です。
※「パイド」とは、黒っぽいところが、ところどころ抜けたような感じになるカラーのことです。
そのパイドの色抜けが、全ての模様を消した状態になると全身が真っ白になり、「ホワイトフェイスクリアパイド」という品種になります。
これは、目の色が黒で体が真っ白、かなり珍しい品種なので、非常に高価です。
普通のペットショップではまず出回っていないと思います。
ちなみに、真っ白とまでいかずとも、90%くらい黒が抜けた個体ならば、ネットで写真を見ることができます。
ヘビーパイドとか、エクストラへビーパイドといった名前で検索してみてください。
ホワイトフェイスルチノー
最後に“オカメインコホワイトフェイスルチノー”という品種。
こちらもベースとなるのは、先ほどと同じ、ホワイトフェイス種です。
オカメインコにはもともと、大人気のルチノーと呼ばれる品種が存在しますが、このルチノーとは、メラニン色素(体の色のグレーの部分)が欠乏した品種です。
なので、ホワイトフェイスルチノーは、ノーマルカラーのオカメインコから、グレーの色とイエローを抜いたオカメインコであり、それは白いオカメインコになるわけです。
この品種は目の色が黒ではなく“ぶどう目”と呼ばれる、黒に限りなく近い赤色なので、遺伝情報がなければ、アルビノと見分けはつきませんね。
ちなみに、オカメインコのホワイトフェイスは、真っ白といかないまでも限りなくそれに近い色になるカラーとして、ドミナントシルバーダブルファクター という品種も存在します。
色を薄くする遺伝子が、グレーの部分を消しているのですが、こちらも珍しいオカメインコになります。
まとめ
今回は、ちょっぴりややこしいオカメインコの品種のお話でした。
真っ白なオカメインコは、アルビノかもしれないし、ホワイトフェイスクリアパイドかもしれないし、ホワイトフェイスルチノーかもしれないし、ホワイトフェイスドミナントシルバーのダブルファクターかもしれないということです。
頭がおかしくなりそうですね!
もし真っ白なオカメインコを見かけたら、ちょっと色々想像してみるのも楽しいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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