インコ大好きなみなさん、こんにちは、セネきちです!
今回のお話はセキセイインコを今からお迎えに行くよ!という方向けです。
健康なセキセイインコの選び方から、普段のお世話まで、説明させていただきます。
まだ必要なものを揃えていないよ、という方はこちらを参考にしてくださいね↓
セキセイインコの選び方
初めてのセキセイインコのお迎え。わくわくしながらペットショップに行くと・・・
同じセキセイインコでも、カゴに入っている大人、ケースに入っているヒナ・・・どこから選べばいいのか全く分かりません・・・!
そんな疑問を持つことが・・・
大きめのペットショップだとヒナも成鳥もいるし、ペアでも売っているしで、自分の目的のコを探す時迷ってしまうんですよね。
そんな時のために、まずはどこから選んだらよいのか説明いたします。
お店で売っているセキセイインコには3タイプありますので順にみていきましょう。
①手乗りにするためのヒナ
生後3週間くらいの、羽が生えそろっていないヒナです。
ヒナ用の道具を揃えて、1日数回餌を与えて育てなくてはなりませんが、ほぼ間違いなく手乗りになります。
性別の判別は難しいため、オスメスは選べないと思っていただいたほうが良いです。
また、寄ってこないから慣れない、寄ってくるから慣れる、というわけでもないので、性格面はまだ分かりません。
この頃は脚の指が揃っているか、目やクチバシは綺麗か、お尻は綺麗かどうか見せてもらって選びます。
ヒナの飼育については別のページで説明させていただいてますのでこちらからどうぞ!
②ヒナあがりの若鳥
ヒナのうちに売れずに挿し餌が終わり、大人と同じ飼い方ができるようになった状態です。
生後半年くらいまでは見た目は成鳥と変わらないように見えますが、まだヒナです。
羽、ろう膜(鼻)、目などはまだ子供の状態です。
ショップの店員さんが毎日相手をしているコであれば、まだ十分手乗りにできますが、ケージに近づくだけで逃げるようなコはヒナの挿し餌が終わってから相手をしてもらっていない可能性があるので、小さなヒナから飼うよりは慣らすまで時間がかかります。
こちらは手乗りセキセイが欲しいけど、ヒナのお世話ができない方向けです。
人気のカラーはヒナのうちに売れてしまっていることが多いので、カラーにこだわらない方はこちらでも良いでしょう。
性別の判断はヒナと同じく、まだはっきりしません。
体が綺麗で、膨らんだり口の周りが汚れていない健康なコを選びましょう。
③鑑賞用、繁殖用の成鳥
全く人慣れしていないセキセイインコで、鑑賞用、繁殖用の、性別がはっきり判明しているセキセイインコです。
繁殖させる際は人に慣れていないほうが上手くいきやすいので、慣れていないセキセイも需要があります。
手乗りにするにはかなり時間がかかりますので、慣れさせたい方には向きません。
ヒナあがりのセキセイと同じく、膨らんだり口の周りが汚れていない健康なコを選びましょう。
繁殖させるメスであれば、歳ととった個体でないか、生年月日も確認しましょう。
店員さんに確認しておくこと
セキセイインコを選んで、はい、ありがとう、さようなら、では後々困ることがあります。
飼育方法も尋ねておくと安心ですが、最低限確認しておくのは餌のことです。
・今食べている餌はどの商品か?
・(ヒナの場合)餌を最後に与えたのはいつか?
いきなり自分で選んで新しい餌を与えても食べないことがあるので、必ず確認しておきましょう。
家にお迎えしてからやること
まず、ペットショップから持って帰る際は寄り道せずに帰りましょう。
車で帰る場合は、あらかじめ車の空調を調節しておきましょう。
選んだセキセイインコは小さな箱に入れられていると思いますが、ヒナの場合はすぐにケースに入れ、成鳥と同じ飼い方のできるセキセイなら箱を自分で開けられる状態にしてケージの中に入れておきましょう。
無理やり箱から出すと驚いてしまいます。
ここで大事な注意点があります。
どんな状態のセキセイインコでもお迎えした当日から一緒に遊ぶのはやめましょう。
特にヒナは羽が生えそろうまではケースから出すのは餌と体重をはかる時だけにしてください。
ヒナをお迎えして手乗りにするには毎日遊んだほうがいいんじゃないですか??
羽の生えそろっていないヒナは足腰もしっかりしていなくて、体温も奪われやすいです。その頃に無理やり触れ合うと、体調を崩す可能性が高いです。
餌をきちんと与えていれば、手乗りになりますので、まずは大人と同じ飼い方ができるまでしっかり育てましょう!
ヒナではなく、ヒナあがりの若鳥であっても、初めての場所、人、音に慣れるまで餌と水だけセッティングして、そっとしておいてあげましょう。
無理に触れ合おうとすると、驚いて部屋で逃げてしまったり、大きなストレスになってしまい、人のことが苦手になってしまいます。
ヒナをお迎えした場合の育て方はこちらをどうぞ!
普段のお世話のやり方
セキセイインコのお世話はさほど難しくありません。
朝、カーテンを開ける、おやすみカバーを外すなどして光を入れてやり、水と餌を交換し、底トレイを綺麗にします。
時間がある時はケージを熱湯消毒したり、天日干ししたりして、ダニなどの害虫が付かないようにしてあげましょう。
種子の餌以外のものもあげてみましょう
餌以外にも小松菜や青梗菜などのアクのない緑の野菜、少量の果物を与えると喜びますし、良い栄養になります。
その際、夕方以降は体を冷やすことがあるので日中に与えるようにしましょう。
手乗りのセキセイは毎日遊んであげましょう
手乗りのセキセイは飼い主がお友達です。
毎日少しの時間でもケージから出してあげましょう。
オモチャで一緒に遊んだり、お皿に水を張って水浴びさせたり、指に乗せたり・・・話しかけてやれば、おしゃべりができるようになるコもいますよ。
おしゃべりに関してはこちらからどうぞ。
上を向いた状態で触ることができるようになれば、飼い主に心を許した証拠です。
触れ合いの時には体におかしいところがないかもついでに確認しましょう。
爪や羽のメンテナンスをしましょう
止まり木に止まって、爪が重なってしまうようであれば伸びすぎです。
放っておけば半円状になり、ケージやオモチャ、飼い主の服にひっかかりやすくなり大変危険です。
自分で切ることもできますが、不安であれば動物病院でカットしてもらいましょう。
こちらの記事では、自宅での爪の切り方を紹介しています!
また、逃がしてしまうのが怖い場合や室内での事故を防ぎたい場合は、クリッピングという、羽をカットするのも対策のひとつです。
羽に関しては賛否両論ありますが、一度逃がしてしまえばほとんど戻ってくることはありません。
逃がさないように努力している飼い主さんが多いにも関わらず、毎日のようにインコの迷子情報が出てきている現状があります。
羽を切ることに関する疑問や不安がある、という方はこちらを見てみてくださいね。
毎日体調チェックしましょう
鳥というのは限界まで病気を隠します。
自然界では弱さを見せた時点で敵に狙われるため、飼育下でもギリギリまで上手く隠します。
飼い主が毎日しっかり観察して、病気やケガを悪化させないようにしてあげましょう。
決まった時間に体重をはかる癖をつけておくと、体調の変化に気づきやすいです。
毎日見てほしいのは主に以下の点です。
・羽を膨らませていないか?
寒かったり、体調が悪いと羽を膨らませてじっとしています。
まずは保温ができているか確認し、温度が原因でなさそうなら病気を疑ってください。
・目はきれいか?
毎日見ていないと分かりませんが病気の鳥は明らかに目に元気がなくなります。
目に見えない部分の疾患が隠れている可能性が高いです。
・顔は汚れていないか?
病気で吐いている場合、首を振るようにして吐くため、顔が汚れます。
元気もなくなっていることが多いです。
・ろう膜(鼻)、クチバシ、脚はかさついていないか?
疥癬という病気になると羽の無い部分がかさついてきて、放っておくと変形し始めます。
老化と見分けにくいので、毎日変化してきていないか見るようにしましょう。
・お尻はきれいか?
生き物の基本の健康チェックです。フン切り網を底トレイに敷いている場合はフンの状態を確認するのも良いでしょう。
水分を摂りすぎた時、卵を産む前など、健康なのにフンがいつもと違うこともありますが、黒いフンをしていたり、元気がなかったりしたらすぐに保温して病院に連れていきましょう。
その他、「いつもと何か違う・・・」と感じるようなことがあれば、放っておかないようにしましょう。飼い主さんがおかしいと感じたならば、何かしらかの異常があることが多いです。
まとめ
今回は、セキセイインコのお迎えからお世話について、説明させていただきました。
それほど難しかったり時間がかかるものはないことがお分かりいただけたかと思います。
健康なコを選び、愛情もって育てることが一番大切です。
そしてセキセイインコに一番時間をかけてほしいのは、手乗りならば、触れ合う時間です。
毎日遊んであげることがセキセイにとって、楽しくて幸せな時間であり、それがストレスをためない生活に繋がるのです。
なお、こちらではもう少し詳しくインコとの生活について説明させていただいております。
セキセイインコの魅力が知りたい!という方向けの記事もありますよ!
コメント