みなさんこんにちは!セネきちです!
前回は、ヒナをお迎えする際に必要な道具のお話をさせていただきましたね。
ヒナを飼育する時には大人の鳥を飼う時とは全然違う道具を使うんですよね!
今回は、ヒナの餌についてのお話です。
ヒナの頃の栄養はとても大切です。
飼い主さんが正しい餌を選んで、毎日与えなくてはなりません。
今から、おすすめの餌について説明させていただきますが、ひとつ注意点があるので先にお話しておきますね。
まずヒナをお迎えする時、基本的に最初はペットショップで与えていたものを用意しましょう。
餌の味、温度、道具などが変わると、餌を食べなくなってしまうことがあるからです。
また、鳥についての知識が豊富なショップや、ブリーダーからのお迎えならば、やり方を変えずに、そのまま餌や道具を準備するのが良いでしょう。
自宅で孵したヒナや、人から譲り受けたヒナ、また鳥についての知識が怪しいショップからお迎えした場合は、今から説明させていただくことを参考にしていただければと思います。
ヒナの餌ってどんなもの?
ヒナって大人用の餌を買ってきてふやかして与えてあげるのかな・・・??
そうですね、感覚的にはそんな感じですが・・・ちょっと違います。
まず、ヒナの餌とはどういうものか?簡単に説明させていただきますね。
ヒナというのは鳥の赤ちゃんですから、大人の鳥とは全く違った形状の餌を食べます。
大人の鳥は皮付きのシード(種)の皮をひとつひとつむいて食べたり、果物を食べて生活しています。
飼育されている鳥ならペレットと呼ばれる総合栄養食もカリカリ食べています。
親鳥がヒナを育てる時にはそういった餌を自らが柔らかくしたものを与えているわけですね。
そして、自宅でヒナを育てる時には、飼い主さんが親鳥の代わりになって、ヒナの餌を作らなくてはなりません。
ヒナの餌は各メーカーから色々出ているので迷いますが、餌の種類自体は2種類しかありません。
あわ玉とパウダーフードです。
2種類あるの??どっちをあげればいいの??
あわ玉+パウダーフードか、パウダーフードのみで餌を作るんですよ。
昔はあわ玉のみを与える方法や、あわ玉に卵やはちみつを加える方法もありましたが、今では、栄養満点のパウダーフードをメインに与えていくのが主流です。
今から、鳥の種類別に、もう少し詳しく説明させていただきますね。
ちなみに、人の手でヒナに餌を与えることを挿し餌(さしえ)する、といいます。
これからよく使う言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね♪
種子食のヒナ用の餌
まずは、最もポピュラーな、種子食の鳥、インコや文鳥のヒナを育てるための餌について説明させていただきますね。
①あわ玉とパウダーフード
②パウダーフードのみ
やり方は2通りあります。
ショップやブリーダーによってやり方は異なりますが、体の小さなセキセイインコや文鳥には①のやり方、オカメインコや大型鳥には②のやり方で育てることが多いです。
順に説明させていただきますね。
①あわ玉とパウダーフードを混ぜて使う
まずは①のあわ玉とパウダーフードを混ぜて与える初めてヒナをお迎えする場合はこちらの2種類を混ぜる方法がおススメです。
やり方が簡単で腹持ちが良いのがメリットです。
スプーンや育て親といった器具で与えます。
ペットショップでのお迎えの場合、このやり方で説明を受けることが多いと思います。
セキセイインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、オカメインコなどの小型~中型インコ、文鳥などのフィンチ類を育てるのに最適です。
あわ玉は各メーカーから色々出ています。
あわ玉というのは皮むきのアワ(ヒエやキビを混ぜる場合もある)に卵や栄養剤を混ぜて空煎りし、冷ましたものです。皮むきのアワとは違うものなので「アワダマ」を用意してください。
パウダーフードはそれだけで栄養がとれるという商品です。
国内ではまだまだ販売しているメーカーは少ないですが、海外のものであれば比較的良質なものが手に入ります。栄養価に優れているのであわ玉に混ぜるのには一番おススメです。
もしあわ玉だけ残ってそのうが固い感じになっていたら、パウダーフードのみをお湯でといて与え、残ってしまったあわ玉と混ぜるようにやさしくそうのうをマッサージしてあげてください。
②パウダーフードのみ使う
パウダーフードはそれだけで栄養がとれているので、単体でも使用でき、やり方をマスターすればどんなヒナでも育てることができます。
ただしスプーンや育て親ではあげにくいため、フードポンプと呼ばれる注射器のようなものを使う必要があります。
また消化が良いぶん、挿し餌の回数が増えます。
こちらを単体で使用するのは主にオカメインコ、メキシコインコ、ウロコインコ、ヨウム、オオハナインコなどの中型~大型インコ、オウムのヒナです。
自分で食べるための練習に使うもの
ヒナの挿し餌はずっと続くわけではありません。
少しずつ、大人の餌を食べられるように練習する必要があります。
それにはまず、ヒナのケースの中に、以下のような餌をつつく練習になるものを入れます。
床にバラまいておくと、そのうちヒナが興味をもってつつくようになり、じきに自分で少しずつ食べるようになりますよ。
こちらはごく初期のみ使います。
つついて餌を食べるという練習になります。
皮をむく練習にはなりませんのでつついて食べる様子が見られたら粟の穂などに変更しましょう。
ペレット食に挑戦する場合はこの頃から砕いたペレットをバラまいておくようにしましょう。
ペレット食はシード食(種子を与えるやり方)よりも扱いが難しいので、体重の変化をよく見ながら大人の餌にきりかえていってください。
シード食で続ける場合は、餌をつつく様子がみられたら、次は粟の穂を入れてみましょう。
ハサミで適度な長さにカットしてコロンとケースに入れておけます。
ヒナが上手く食べれていると、実がなくなり、枝だけになるので無くなったのが分かりやすいです。
粟の穂をよく食べているようなら、大人用の皮付きの餌を食べることができるようになっています。
余った粟の穂は大人の鳥になってもおやつやおもちゃとして使うことができますよ。
果実食の鳥をお迎えする場合
もしあなたが、果実食のローリー、ロリキートと呼ばれる鳥をお迎えするなら、ヒナ用の餌に工夫が必要です。
果蜜食のインコはブラシ状の舌で果実や蜜をすくいとるようにして食べます。
性格はにぎやかで面白く、よく慣れます。
ゴシキセイガイインコ、キスジインコ、オトメズグロインコなどが当てはまります。
なかなか手に入らない鳥ですが、もし気に行って手に入れる機会があれば、ヒナの餌に果実食のものを混ぜる必要があるため、注意しましょう。
これらの餌は、果蜜食の鳥の専用の餌で、甘い香りがします。
水で溶いてドロドロにして通常のヒナ用のフォーミュラと混ぜて使用します。
挿し餌が終わるまで、かなり気を使う種類の鳥なので、お迎えする際にショップの店員に餌の種類や与え方を必ず聞いておきましょう。
可能であれば、挿し餌が終わるまで育ててもらうと安心です。
まとめ
今回は、ヒナの飼育を考えている方向けに、必要な餌についてお話させていただきました。
ポイントは、最初はお迎えする先で与えていたものと同じ餌を使用することと、自分で用意したものを使いたい場合は少しずつ混ぜながら変えていくということです。
小型の鳥のヒナの成鳥は早く、あっという間に大人用の餌を食べるようになるので、一緒に購入しておくと良いですね。
こちらでヒナの育て方も説明させていただきますのでぜひ見ていってくださいね。
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